早稲アカのNN、サピックスのSSは学校別対講座で有名です。
3か月~1年ほどその学校専用の対策授業を、その学校を熱望する仲間と受けることになります。
ウチはNNでしたが、この学校別講座NNは独特の世界観があります。
同じ学校を目指している以上、ライバルではありますが、同じ学校を目指す仲間という意識が強いです。週末授業を一緒に受けていると、いつしか話をするようになり友好関係が広がってきます。
受験戦争という言葉がありますが、そうならばNNの仲間はまさに同じ学校を目指す『戦友』です。とても大変な受験ではありますが同じ目標の仲間がいるということは刺激を受けるし、やる気も出るというものです。
晴れて志望校に合格後できた場合、入学式の時点からNNの仲間がいます、同じクラスになる子もいます。新しい学校生活の最初から知りあいがいるということは心強いですし、安心します。
入学してしばらくたつと、それぞれクラスや部活で、新しい友好関係を作っていくので、NNの仲間との交流は少なくなってきます。
それでもあの塾の校舎で、週末も正月も、朝から晩まで合格を目指して、ひたすら演習問題と格闘ししていた、あの頃の仲間はちょっと特別で、そんな仲間が近くにいるということは財産だと思うのです。