昨日、男子編を出したのですが思っていたよりも記事が読まれていました。ありがとうございます。女子はどうなんでしょう、という記事です。前提というか、前知識は昨日と同じです、これを理解していないとなんかおかしなことになってしまうので、下の男子編をまず読んでおくことをお勧めします。
さくっと説明します。
(1)まず80%偏差値とはなんぞや
→同じぐらいの偏差値の受験生が10人受けて8人合格する偏差値。
(2)母集団によって違う、模試によっても違う。
サピックスは難関中学狙いの人が多く、母集団の能力が高いので、偏差値は四谷大塚より低くでます。
(3)学校間の難易度差は考慮されない。
(4)四谷大塚は男女別に偏差値を出すが、サピックスは男子と女子を区別しない。
前回の説明は省きます。
(5)結果こうなった。
使ったデータは
サピックス2019年9月実施の第1回合格判定力サピックスオープンと
四谷大塚2019年9月実施の第3回合不合判定テストです。
サピックスの偏差値、四谷の偏差値、四谷とサピックスの差の順番です。
・偏差値差は4~12までと幅が広い
四谷大塚の場合、男子と女子で分けて偏差値を出すので同じ点でも女子の偏差値のほうが男子の偏差値よりも高くなります。また四谷大塚の方がサピックスよりも偏差値は高くでるので、サピックスと四谷大塚の偏差値差は男子より女子の方が大きくなります。
10以上の差を赤で塗っていますが、結構ありますね。
偏差値差が12:横浜市立南
偏差値差が11:学芸大世田谷、横浜サイフロ、早実
偏差値差が10:渋渋1回目、豊島岡1回目、お茶の水附、洗足学園、青山学院、頌栄女子
一方少ないのが
偏差値差4:鷗友学園
偏差値差6:横浜共立B、広尾学園1
偏差値差7:渋幕2次、渋渋2回、慶應中等部、慶應藤沢等
何と言っても気になるのが鷗友学園、サピックスと四谷大塚で偏差値が4しか違いません。鷗友学園と同じ偏差帯とされる洗足学園、吉祥女子が偏差値差が9や10開いているのに。日能研の偏差値表と照らし合わせてみても、サピックスの鷗友偏差値が少し高く出ているようにも見えます。
男子で気になった、早稲田系と明治系のアンバランスですが、女子では早慶明治の付属を並べると、
慶応中等部(63)>慶応藤沢(60)>早実(58)>明明1回2回(56)
そんなに違和感はないですね、
超難関の5校、桜蔭、女子学院、豊島岡、渋渋、渋幕については、サピックス、四谷大塚ともに2月1日の学校が2月2日、3日の学校よりも低くめのような気がします。第一志望と定員の関係だと思いますが。男子のときもそうですが統計的に処理するとこういう値になるということだと思います。
まとめますと、男子同様女子も、サピックス・四谷大塚でも偏差値差に凸凹があります。また塾によって得意、不得意な学校があると思います。自分の志望校の偏差値を他塾の偏差値表で確認してみると意外な発見があるかもしれませんよ。では。
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