四谷大塚が2019年11月10日に実施した第5回『合不合判定テスト』の偏差値一覧を公表しました。これを2019年度入試結果偏差値(実際の2月入試結果)や第3回合不合(9月)と比較すると偏差値が上昇、下降している学校がありました。
その比較結果をレビューします。
四谷大塚の偏差値定点観測
・2019年入試結果偏差値 2月
・第3回合不合偏差値 9月
・第5回合不合偏差値 11月
この3つを比較し、変化のあった学校を列挙します。
すべて四谷大塚の80%偏差値です。
偏差値に変化があったところに色を付けています。
赤は上昇
青は下降
です。黒の細字は変化なし、です。
●1月 学校名 (2月偏差値)→(9月偏差値)→(11月偏差値)です。
栄東東大選抜1 66→65→65
大宮開成特待 54→55→55
青山浦和ルーテル44→46→46
●2月1日午前
桐朋 56→57→57
城北 54→55→55
世田谷学園 53→55→55
巣鴨 52→54→55(連続上げ)
攻玉社 55→55→56
芝浦工大 51→52→52
成城学園 49→51→51
開智日本橋 47→48→48
東洋大京北 46→47→47
日大第二 43→44→44
●2月1日午後
都市大等々力(S特選)55→56→57(連続上げ)
山手学院A 52→54→54
巣鴨(算数) 60→63→63
世田谷学園(算数)59→62→62
●2日2日午前
桐朋 60→61→61
本郷 63→62→61(連続下げ)
攻玉社 60→60→61
明大中野 57→59→59
立教池袋 57→59→59
法政第二 56→58→58
巣鴨 54→56→57(連続上げ)
世田谷学園 55→56→57(連続上げ)
暁星 56→55→55 入試日が2月1日→2日に変更
学習院 54→55→55
帝京大学2 52→53→53
芝浦工大2 52→53→53
国学院久我山2 50→51→52(連続上げ)
桐光学園2 47→48
東洋大京北3 46→47
●2月2日午後
都市大等々力(S特選)56→57→57
青稜2B 52→53→53
開智日本橋2 49→49→50
頴明館 46→46→47
●2月3日午前
筑駒 73→73→72
明大明治2 60→59→59
青山学院 58→57→57 入試日が2月2日→3日に変更
立教新座 58→56→56
学習院 56→55→55
成城 52→53→53
成城学園 49→50→50
日大第二 43→44→44
●2月3日午後
国学院久我山(ST2) 54→55→55
開智日本橋 49→49→50
●2月4日午前
芝 65→64→63(連続下げ)
サレジオ 63→62→62
法政第二 56→57→57
巣鴨 54→56→58(連続上げ)
世田谷学園 53→54→55(連続上げ)
高輪 52→53→54(連続上げ)
成蹊 50→52→52
東洋大学京北45→46→47(連続上げ)
●2月5日午前
国学院久我山(3/ST3) 50→52→52
●2月5日午後
明大中野八王子 53→53→54
(1)付属校人気は継続も勢いは弱まる
9月までは付属校への人気は継続しているように見えましたが、11月では勢いは若干弱まったように見えます。早慶MARCHの付属人気は落ち着きを見せ、国学院久我山や東洋大京北など半付属校の人気が高まっているようにみえます。
(2)巣鴨、世田谷学園など中堅男子校の人気継続
2019年の進学実績が好調だった両校、今年は回を追うごとに偏差値が上がってきており爆上げといっていいでしょう。受験日によらず3程度上げている印象です。
これは受ける人にとっては結構キツイ。偏差値が3上がるということはざっくりいうと合格判定80%の人が50%になってしまうということです。
(3)青山学院の入試日変更による影響
プチサンデーショックにより青山学院が2月2日から3日に試験日を変更し、2日3日入試の学校に影響が出ています。2日は青山学院が抜けたために同じ偏差値帯で付属校の立教新座、明大中野が難化。一方、2月3日は青山学院が入ってきたので、同じ偏差値帯の明大明治、立教新座、学習院は軒並み偏差値を下げています。青山学院自身も58→57と偏差値を落としており、この4校については2020年度に受験するには偏差値的にはお得な学校と言えそうです。
(4)中学受験ブームは継続
一部偏差値が下がっている学校もありますが、全体的には偏差値上昇傾向にあるようです。首都圏中学受験全体で考えると、受験者数は増えており中学受験ブームは継続していると思われます。
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