都内私立中学の出願状況レビューです。男子校、女子校に続き今回は共学校について行います。
前回記事にした男子校・女子校の出願状況レビューはこちら
・首都圏全体の状況について
まず一都三県の中学入試の受験者数動向が以下のページに出ています。
一都三県の中学受験者数は2019年よりも3%近く増加することが予想されています。
中学受験率自体が上昇している背景ですが、以下のことがあります。
①教育意識の変化、公立中学教育への不安、先取やよりよい教育の希望。
②2020年以降の大学入試制度の不透明感→大学受験回避願望。
③首都圏私立大学定員の厳格化→私立大学の難易度が上昇。
④算数1科目や英語を選択科目として加えるなど受験科目選択の多様化。
⑤柔軟な思考能力を測る適性検査入試の増加。
塾などの説明会で言われていると思いますが意識はしておきましょう。
・都内共学校の出願状況(2020/01/11現在)
市進WEBで現在の状況を見ることができます。
http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho20/tokyo/tokyo_sk20200111.pdf
学校ごとの詳細、受験コースごとの増減など詳細状況はこちらをご参照願います。
・各学校ごとの状況
現時点でデータが出ている範囲で学校ごとの状況を見ていきます。
男子校、女子校と比較するとまだ共学校はデータが集計できていない学校が多い状況です。なおレビュー内のプラス、マイナスは「前年同日比での比較」となります。
頴明館:すべてのコースで大幅プラス。
国学院久我山:ほとんどのコースで前年同日比プラス。
駒込:全コースでプラス。
成蹊:全コースでマイナス。
青稜:コースごとにプラスマイナスまちまち。
多摩大聖ヶ丘:コースごとにプラスマイナスまちまち。
中大附:プラス方向。
帝京大:マイナス方向。
東京成徳大:コースごとにプラスマイナスまちまち。
東京電機大:男子マイナス、女子プラス。
東京農大一:男子マイナス、女子プラス。
日大一:男女ともにマイナス。
日大三:男子プラス、女子マイナス。
八王子学園八王子:マイナスコース多し。
宝仙:ほぼ全コースマイナス。
明治学院:ほぼ全コースマイナス。
明中八王子:全コース大幅マイナス。
目黒日大:ほぼ全コースでプラス。
・四谷大塚偏差値2月→11月の偏差値推移
以下の男子編、女子編それぞれに共学校のデータも入っています。
・まとめ、さいごに
出願締切間際の学校が少なく、全体的に集計が遅い状況。プラス、マイナスの全体的な方向感も不明。そのような中、頴明館、国学院久我山、中大附、目黒日大がプラス傾向。2020年では共学校人気は継続するものの伸びは一服するという予想があります。
今後出願情報のアップデートにともないレビューしていく予定です。
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