子供のいう試験のデキと実際の合否が一致しないことが、よくあります。実際にそういう話を塾で聞いたり、模試で体験したりしたことある方多いのではないでしょうか?もちろん、成績がわりと安定してたり、上位の子供であれば手ごたえ通りの結果がでることが多いですが、大学受験、高校受験よりも中学受験は子供の手ごたえが当てにならないときがあります。子供は精神的に幼いことなどが理由ですが、これはある程度しかたがないことです。まずは親としては大きくかまえたいものです。
・子供のいうデキはあてにならない
最初に結論を書きますと
「子供の『できた』、『できなかった』というのはアテにならないことが多いので、親としては大きく構え、気持ちの上下動を少なくするように心がけよう!」
というのが今回の話です。
・よく聞くロジック
試験が「できなかった」のに結果「合格」
試験が「できた」のに結果「不合格」
これで見かける説明としては、試験の手応えというのは、○点取れたという絶対評価に対して、合格不合格は○番目まで合格という相対評価なので、、、、
当然平均点が高ければ、8割取っても不合格はあるし、
平均点が低ければ、5割でも合格する。
といった、こういう説明がされたりもするのですが、
実際にはそういう話とも限りません。
・「できなかった」のに、結果「合格」
まずできなかった(実はできている)という感想をいう場合は、○○ができなかった、
△△もできなかったという感想をいいだします。傾向が変わってできなかった。
できていない問題、間違った問題へ意識がちゃんとあります。これが大事。
この場合、それ以外の問題は比較的ちゃんとできている。問題と向き合えていることが多いものです。
たとえば、白の画用紙をハケで黒く塗る作業をすると考えてください。
ちょっと残った白い部分って気になりません?もう少し時間があれば塗れたはずなのに。
気になって仕方がない。。。このちょっと残った白い部分を気にしているという話。
試験というのは全体を100%黒く塗らなければ通らないものではありません。
・「できた」のに、結果「不合格」
これはいくつかのパターンがあります。
①「できた」→単に回答した問題が多い説。
これは中位以下に多いですが、「できた」→空欄がいつもより少ない、答えが書けたという話。正解かというところに意識はあまりなく、埋められた→出来たという考え。
ミスや間違い、というレベルにまで意識が行っていない。
受験の問題は埋めるだけの回答は正解しにくいように作られています。
先程の白の画用紙をハケで黒く塗る作業をすると考えてください。
「黒くいっぱい塗れたバンザイ!」というケース。塗り残し、間違いに意識が行っていません。
・塗り残しを気にする人
・黒くいっぱい塗れただけの人
どちらがちゃんと塗れているかを考えると納得いきませんか??
②学校の望む回答との齟齬説。
これも案外多いケース。回答して得点が取れて(いても)いいはずだが、
学校基準が想定と違い、得点にならない場合
・漢字の採点が厳しめ、字が汚くてバツ
・算数の記述問題で説明がなくて部分点が取れず。
・国語で記述文字数が足りず採点対象外になる。
どれも、本人は得点できたと思っているが採点基準により、得点されていない
この場合、多くの場合、複数箇所で減点を食らうので自己採点と大きくずれてくる。
また「学校の基準次第」なので減点されていることも受験生側ではわからない。
③ミス乱発説
まず大前提として、ケアレスミスが多い人は得点が安定しないです。
算数でいえば、前半の小問集合のところならまだ影響も少ないですが、
終盤の大問の最初の設問でやらかすと、やはり得点が大きく変わります。
本人はできた問題と思っているので、手応えと実際の得点に差ができます。
・まとめ
「子供の『できた』、『できなかった』というのはアテにならないことが多いので、親としては大きく構え、気持ちの上下動を少なくするように心がけよう!」
親としては、ネガティブな感情を顔に出さないようにしよう。
何が起きるかがわからないのが中学受験だと思うのです。
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