中学受験の下書き

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別学から共学化する学校を20年分調べたら、特徴とか傾向がいろいろわかった件


 来年2021年より芝浦工業大学附属が共学化されます。また同校では共学化だけでなく、入試問題も国語・算数で「聞いて解く問題」が入るなど変更されます。

国語・算数で「聞いて解く問題」を導入。共学化で攻めの中学入試を行う芝浦工業大学附属中学。 - 中学受験の下書き

 また同じく来年2021年より聖徳学園付属女子中学校・高等学校が共学化され「光英VERITAS(コウエイヴァリタス)中学校・高等学校」となります。

今回は別学からの共学化する学校という話です。

男子校から共学化、女子校から共学化

下のリストにあるのは30校

元が男子校からが9校。女子校からが18校。別学校からが3校

全体的に男子校からに比べて女子校からの共学化が多いように見えますが、元々、女子校の数が多いので共学化する割合としては、女子校→共学校からが若干多いぐらいだと思います。

女子校からの共学化の特徴

女子校から共学化するケースは広尾学園(順心女子)、三田国際(戸板女子)など生徒集めに苦慮していた学校経営の立て直し目的での共学化が多い特徴があります。共学化に伴い以下のような方針を立てる学校が多いようです。

・イメージの良い地名を押し出した学校名に変更

・複数回入試で多くの受験生を確保する

・英語のカリキュラムの充実など国際性を養うコース、帰国子女を多く受け入れる入試

・入試において女子の数を制限せず、男女の合格最低点の差が少ない

三田国際(女子校→共学校)の共学化の理由

http://www.mita-is.ed.jp/news/detail.html?id=24

現代においては、グローバル社会の多様性の中で羽ばたき、ジェンダーフリーの社会の中で活躍できる人材を育てるということが、建学の精神に鑑みて最も意に適うところであると考えるに至りました。

 聖ヨゼフ学園(女子校→共学校)の共学化の理由

https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry001208.php

中学・高等学校は、創立以来、女子教育を柱とした人間教育に力を注いでまいりましたが、今日の社会状況は学園創立時からみますと大きく変化し、個性の尊重とともに、男女協働の取り組みなど、誰もが自由で対等に活躍できる社会の創出が求められています。

男子校からの共学化の特徴

男子校からの共学化は有名大学附属の伝統校という特徴があります。早稲田実業、青山学院、明大明治、法政、また2021年より共学化される芝浦工業大学附もそうです。

名門校ではあるものの、人気に頭打ち感が出ているので共学化により定員の一部を女子に割り当てて男子の学力的な質を維持する目的もありそうです。

・有名大学付属校、伝統校が多い。

・早実、明明など郊外に場所がうつるタイミングでの共学化のケースも。

・元々伝統校が多いので、名前はあまり変えない。

・女子の定員が比較的少なく、そのため入試の際に男女で合格最低点が違うことが多いい。

男子校からの共学化に限った話ではないですが、伝統校だとOBの共学化への反対圧力などもありそうな気がしますが、実際のところよくはわかりません。 

 

ここ20年で共学化された学校一覧

赤字は女子校→共学校青字は子校→共学校、黒字は別学校→共学校)

2021年(予定) 芝浦工業大学附属(男子校→共学校)
2021年(予定) 光英 VERITAS中学校(女子校→共学校)
2020年   聖ヨゼフ学園中学(女子校→共学校)
2020年   小野学園女子中学校→品川翔英中学校(女子校→共学校)
2020年   かえつ有明(別学校→共学校) 
2019年   横浜富士見丘学園(女子校→共学校)
2019年   武蔵野女子学院中学校→武蔵野大学中学校(女子校→共学校)
2019年   桐蔭学園(別学校→共学校)
2018年   八雲学園中学校(女子校→共学校)
2018年   横浜英和女学院→青山学院横浜英和中学校(女子校→共学校)
2018年   文化学園大学杉並(女子校→共学校)
2018年   千代田女学園中学(女子校→共学校)
2015年   日本橋女学館→開智日本橋(女子校→共学校)
2015年   京北中学→東洋大学京北(男子校→共学校)
2015年   戸板中学→三田国際学園中学(女子校→共学校)
2014年   安田学園(男子校→共学校)
2014年   東京文化中学→新渡戸文化中学(女子校→共学校)
2010年   郁文館中学(男子校→共学校)
2009年   東横学園→東京都市大学等々力中学(女子校→共学校)
2009年   目白学園中学→目白研心中学(女子校→共学校)
2008年   東星学園中学(女子校→共学校)
2008年   明治大学付属明治中学(男子校→共学校)
2007年   上野学園中学(女子校→共学校)
2007年   頴明館(男子校→共学校)
2007年   順心女子学園→広尾学園(女子校→共学校)
2007年   法政大学第一→法政大学中学(男子校→共学校)
2005年   松陰学園(女子校→共学校)
2003年   明星中学(別学校→共学校)
2003年   市川中学(男子校→共学校)
2002年   早稲田実業(男子校→共学校)
 

最後に今後の流れ

2020年の入試では、共学校の人気は相変わらず高かったですが、上位校を中心に別学の人気が復活と言わて、共学人気は高止まりというか落ち着いてきた感じがあります。

それでも女子校から共学化はまだ続きそうに思います。というのも定員割れしている女子校はまだかなりあり、経営的な立て直しのための共学化を行う学校はまだ出そうです。一方、男子校からの共学化ですが、まず男子校の数自体が減ってきているので今後、共学化する学校の数が一気に増える可能性は少ないと思います。

今回はここまで。読んで頂きありがとうございました。

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