8月7日は『二月の勝者』9巻の発売日です。マニアの私としては最速ゲットでレビューというか紹介記事を出します。物語の中では10月、島津家の騒動、黒木の過去、保護者会といった内容ですが、なかなか読み応えがある内容です。そして話の流れから10巻はもっと面白くなると思います。
私は『二月の勝者』を含めマンガ・映画・アニメはU-NEXTで見ています。
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以下、二月の勝者9巻のネタバレありなので注意してください。
9巻のざっくり内容は?物語としては10月。受験まで100日ちょっと一番いろいろなことが起きる時期でもあります。サザエさん風にいうと、
・どうなる島津家の受験?最後の土壇場で島津くんが告白した希望は?
・明かされる黒木の過去、今までの伏線がある程度回収!
・過去問の取り組み方について黒木大いに語る
の3本です。といったところ。
島津家の受験どうなる?
今回は島津編といっていいぐらい、島津家の話題が中心です。イヤな感じのキャラクターだった島津くんもいろいろあり応援したくなる人気キャラになっています。父親と離れて受験をやめるのか、続けるのか、今まで目指していた開成はどうなるのか?という内容。紆余曲折の末、島津くんが本心を告白して開成を再び目指すことに。ただ桂先生は黒木の踏み込んだ対応には反対の立場。
塾内順位を落としている島津くんですが今後復活してきそうな予感です。
黒木が過去を告白、桜花に移ってきた理由も
黒木が過去に生徒を潰したことがあるという告白、なかなかヘビーな話です。黒木先生と桂先生の激論も見逃せません。黒木先生も桂先生もこんなにアツイ人だったっけ?
塾講師とは何か?どうあるべきなのか?という根本的、根源的な問題行きつき、考えさせられます。黒木先生の過去や、桂先生の家庭の事情に踏み込むべきでないという考えも納得。
そこから、黒木が桜花ゼミに来た理由なども合わせて語られます。黒木の告白により、今までの伏線がある程度回収されます。
黒木は桜花では髪の毛をきっちりセットして指導していますが、フェニックスでは無造作ヘアだったのか…
黒木が桜花に来た理由が明らかに!
保護者会
最後は桜花ゼミの保護者会、11月からの直前期の話。過去問の取り扱い方について。ヘビーな話が続いた後なのでほっとさせます。過去問は人によって始める時期を変えていますね。過去問のコンビニコピーはあるあるですね。試験問題は学校からのラブレターであることの説明。
黒木が保護者に「どんなに温厚で冷静な方でも必ず、親御さんのメンタルに3回のクライシスが来ます!」といったヒキで9巻終了。
いつのまにか母親の顔を見ると誰の母親かわかるようになっているってあるあるですかね。あとどうでもいいんですが、上杉海斗くんは11月の時点でも、偏差値55なんですね、ここから爆上げできるのでしょうか?
まとめ 9巻はヘビー
10月という中学受験ではしんどい季節であり、島津家騒動からの黒木の告白というヘビーな話が中心です。ただタイトルにもある「絶対合格の教室」、黒木の全員合格にかける気持ちも出てきます。桂先生が長尺で「塾講師とは何か、どうあるべきか、どんな存在か」について語りますが、これにはいろいろ考えさせられました。
おまけ・今日の面白くためになる語彙「一心不乱に」
例文『島津君は開成を再度目指してからというもの、「一心不乱に」勉強している』
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