中学受験の下書き

中学受験ブログ。勉強法、過去問、志望校対策、併願校戦略、受験データ分析、模試平均点予想などを行っています。誤字脱字が多めです。

【中学受験】自由型か管理型か、キリスト教、伝統校か新興校か【志望校選び】

イメージ 1
学校選びのポイントして、

進学校か付属校か、共学か別学かという記事を以前書きました。
今回は自由型か管理型か、キリスト教色があるかないかというお話です。

==目次==
①自由型か管理型か
②キリスト教色があるかないか
③伝統校か新興校か
==目次ここまで


①自由型か管理型か
中学受験の学校選びで、成績面や生活面の指導の厳格さから「自由型」か「管理型」かということがあります。きっちりこの2つに分類されるわけではなく、中間的な学校も多々あります。

自由型は、自主性を重んじる雰囲気。学校生活面での自由→校則がゆるい、制服がない。
成績面の自由→成績不振でも積極的なフォローはない、受験勉強は個人まかせ、補習が少ない。
自分で生活や勉強をコントロールしていきたい、それができるお子さんに向いていると思います。自主性を重んじるというと聞こえがいいですが、悪い言い方では放任主義ともいえます。


管理型は、生活指導や成績について厳しい雰囲気。管理型というとネガティブなイメージだが、面倒見が良いと言われるとポジティブ。意味するところは実は同じ。
学校生活面→風紀、生活での校則が厳しい、カバンやコートなどで持ち物の指定が多い。
成績面→成績不振に対して積極的にフォローを行う。補習授業。宿題が多く、受験対策が手厚い。
自分で生活をコントロールできない場合にはこちらが有効。

本人の性格や家庭の教育方針、どういう教育を受けて欲しいかという考え方による。もちろんどちらが良いという話ではない。学校説明会や文化祭、オープンスクールなどに足を運び少しでも学校に触れることが大事です。

おおざっぱであるが以下の傾向がある(もちろん例外も多々あり)
・偏差値が高いところは、比較的、自由型が多い→開成、麻布、武蔵、渋幕、桐朋、渋渋
・国立大附属は自由型が多い→学芸大学附属世田谷、学芸大学附属竹早、筑波大学附属、お茶の水女子大学附属
・付属は比較的、自由型が多いか→慶応中等部、中大附属、早大学院、青山学院、立教池袋
・難関女子校は一般的に管理型が多い→桜陰、豊島岡、雙葉
・公立中高一貫は管理型が多い→小石川、都立武蔵
・進学実績が上がっている学校は管理型が多い→聖光学院、浅野、早稲田、攻玉社、巣鴨

②キリスト教色があるか

志望校を決める上でキリスト教系の学校かどうかも意識しておきたいところです。
キリスト教の考えに基づいた教育を行う特徴があり、プロテスタント系とカトリック系に分かれます。宗教を強要されることはなく、無宗教でも問題ありません。

プロテスタント系→比較的自由な雰囲気の傾向がある。自由型に近いイメージ。自主自立の精神。礼拝の時間があります。

女子学院、フェリス、立教女学院、青山学院中等部、浦和ルーテル学院、東洋英和女学院、普連土学園、横浜英和女学院

カトリック系→しつけや規律を重んじる傾向がある。管理型に近いイメージ。校内にマリア像がある。

雙葉、横浜雙葉、聖光学院、栄光学園、浦和明の星、サレジオ、サレジオ学院、白百合学園、聖心女学院

③伝統校か新興校か
伝統校
・長い歴史を誇り軸がぶれない教育理念がある
・卒業生のネットワークが豊富
・学校例)男子御三家、女子御三家、別学が多い
・知っている人が多い

新興校
・進学指導に力を入れる
・コースやカリキュラムで独自性を出す
・学校例)渋幕、渋渋、広尾等、共学が多い
・知らない人も多い
 
==まとめ==
・ざっくり自由型と管理型に分かれる。家庭の教育方針、子供の特性から判断。
・キリスト教でもカトリックとプロテスタントでは結構違う。
・伝統校と進学校、それぞれにいいところあり。
==まとめおわり==