中学受験の下書き

中学受験ブログ。勉強法、過去問、志望校対策、併願校戦略、受験データ分析、模試平均点予想などを行っています。誤字脱字が多めです。

【中学受験】個別塾を選ぶ8つの鉄則【集団塾より難しい】

イメージ 1

集団塾で成績に伸び悩むと個別塾を検討する方が出てきます。不得意科目の強化が期待できます。

当たりを引けば成績向上にかなり有効です。ただ、個別塾と先生の選び方は本当に難しいです。集団塾よりもはるかに難しく紹介などを除いては運の要素が強いです。

==目次
①個別の塾選びは本当に難しい
②何をしてほしいのかを明確にする
③料金、どんなコースがあるのか
④1対2か1対1か
⑤できるだけ多くの塾を調べる。
⑥体験授業
⑦個別を選ぶポイント
==


①個別の塾選びは本当に難しい
 集団塾選びより難しい個別塾選びです。なぜでしょうか。

 親が集団塾に期待するものは以下の3つです。
(1)指導力 

純粋に能力をつけさせる力、カリキュラムと勉強指導スキル
(2)環境力
 塾の環境が自分に適しているか
 →適切なライバルがいるか、切磋琢磨できる環境があるか、
 立地、クラス編成、クラス人数、自習室があるか等
(3)情報力、受験指導力
 受験するの志望校の選定や併願校対策、学習全般などに対して、適切な情報を提示できか。

集団塾の場合、
(1)(2)(3)の総合評価となる。

(1)の指導力ですが、
カリキュラム→大手集団塾なら問題ありません。
指導力   →相性、指導スキルのばらつきがあるが、それでも個別と比較するとばらつきが少なく平均値はそこそこ高い。
(2)の環境力ですが、
クラス編成、規模はおおむね問題なし。
自分のレベルに合ったところにいけばライバルも必ずいる。
概ね自習室があるところが多い。

(3)情報力 大手なら体系的にまとまっている。提携塾から情報を得ることも可能。特に問題なし。


一方個別指導塾は、
(1)の指導力、勉強指導スキルが大事です。(2)(3)のことは集団塾にいっていれば問題ありません。(1)の指導力が全てです。

個別は、料金は時間単価でいえば集団塾の数倍です。
成績の期待値が集団塾に比べると高い。
体験授業をやってくれるが、講師を選べるわけではないことが多い。

個別塾は、集団塾よりも成績が上がることに対する期待が大きい。
成果は出る人もいれば出ない人もいます。

②何をしてほしいのかを明確にする

進学塾に行っている人が個別を併用する場合、
苦手科目、苦手箇所に特化して教えてもらうのがいいです。
合不合の算数で〇点とか具体的な希望があるほうがいいです。
そのためには、どこが足りないのか分野ごとに具体的に説明できる状態にしておいてください。例計算間違いが多い、立体図形が苦手など。
 子供の状態を正しく把握していないと講師がこちらのお願いに沿って指導してもらえているのか評価ができません。

③料金、どんなコースがあるのか

時間は1コマ50分~90分、値段は1対複数人のほうが安く時間当たり、安いところだと1時間3000円(1対2)ぐらいから12000円(1対1)ぐらいまでです。個別で有名なトーマス、SS-1、受験ドクターの平均的な1対1コースだと1時間1万が基準です。お高い。

週1回で50-90分の授業を受けて、月に1.2万~6万円ぐらいの範囲に収まります。
1対1の個別の授業料金は週1で3万~4万円ぐらいが多いかと思います。受験ドクターで一番高いコースは85分で約2万円、月に8万円です。個人的な意見としては高くても子供や目的に合った講師を選ぶべきです。お金がこっちが安いからという決め方はお勧めしません。

④1対2か1対1か

1対2のほうが料金は当然安いです。一緒に授業をやることもあるかもしれませんが、わからないところを個別に聞くという感じです。塾にもよりますね。1対2にしたときに相手に遠慮して講師に質問できないとかはダメです。
それなら1対1にしましょう。
1対3以上は、効率が落ちるためおすすめしません。3人以上の生徒をスケジューリングしながら教えられる講師がいるならいいと思いますがあまりいません。

⑤できるだけ多くの塾を調べる。

結局自分の子供が当たる講師によるので、大手のだからいいとか、言えません。運だけです。もちろん、こちらの成績やら期待に沿った講師をマッチングの上選んでくれる、みたいな感じで説明されますが、実情は空いている講師をあてがう場合が多いようです。ゆえにできるだけ多くの個別塾を調べる必要があります。

⑥体験授業

体験授業が可能なところが多いです。可能なら親も授業を聞きましょう。子供の好き嫌いやわかった・わかっていない、で判断するのは良くないです。親の判断が重要です。子供は年齢が近い、面白いなどで判断してしまいその講師は成績が上げてくれる講師ではなかった、ということがあります。子供の感想は大事ですが、親が授業を聞いたり、その講師と話しをしてみて判断するべきです。
体験授業をいくつか受けると講師の質というかレベルがわかってきます。

⑦個別を選ぶ8ポイント

・中学受験生を教えた経験者であること。
 子供のレベルの指導経験があること。
 在籍している集団塾の生徒を教えた経験があるとなおいい。
・本人が中学受験をしたことがるとベター。
・個別ですので、テキストは生徒側でも決めてよいほうがいい。
 過去問でも、在籍している集団塾のテキストでも。
 普通決められると思いますが。
・講師でほぼ決まってしまうので、担任制で講師が固定している塾にしてください。ころころ先生がかわる個別は避けましょう。
・最初に連絡するときにこちらの要望(〇〇中学に入れる、合不合で〇点とる等)を具体的にはっきり言ったほうがいい
・絶対子供に合っている、目的に合っている講師を選ぶこと。例えば料金では決めないほうがいい。
・子供ではなくあなたがその講師にならった場合、理解できそうかを考えてみる。
・子供の講師に対する評価が正しいとは限らない、親が判断すること。

個別は、塾の看板とか教室長の熱意よりも、担当講師が全てです。
相性を見て、結果を出せる講師か否かを難しいですが、見きわめるる必要があります。