世の中合格体験であふれています。偏差値40から短期間で難関校に合格!とか、景気にいい話が多いですが、ホントかなと思います。地頭がいい人がサボっていただけで実はそんなにそんなに上がっていないんじゃないの?とか、とにかく疑り深い私です。今日は成功談ではなく、よくある失敗例から学びましょう。ここにあることを避けるだけでも合格が近づきます。
==目次==
①塾の先生を信じて失敗
②転塾、個別、家庭教師と右往左往して失敗
③受験に不向きな子供を受験させて失敗
④本人の自主性に任せすぎて失敗
⑤Max調子が良かった偏差値を自分の偏差値と思い込んで失敗
⑥父親が協力してくれず失敗
⑦合格可能性80%、A判定で失敗
⑧祖父母が口を出してきて失敗
⑨お金のことを気にしすぎて失敗
==目次終わり
①塾の先生を信じて失敗
塾の先生に志望校の話をしても大丈夫!とか景気のいいことしか言わない。かといってしっかり面倒みてくれるという感じでもなく、質問してもごまかされる感じ。
→塾の先生は子供の人生に責任を取ってくれるわけではありません、チャレンジをすすめる指導は注意、過度の期待は禁物です。塾のやり方が正しいとも限りません。
②転塾、個別、家庭教師と右往左往して失敗
②転塾、個別、家庭教師と右往左往して失敗
塾を頻繁にかえたり、個別だ、家庭教師だ、なんちゃら講座だといろいろ目移りしてしまうタイプ。指導や塾を固定できずに失敗するケース。
→転塾や個別など塾環境をかえても成績に直結しているとは限りません。環境の変化は子供のストレスにもなります。転塾は6年夏前までに。個別は直前の追い込みの併用は効果がありますが、オーバーワークに注意して。
③受験に不向きな子供を受験させて失敗
そもそものんびり屋で本人も私立中学に興味がないケース。
親主導で受験勉強を続けているが、効果があがってなさそう。親の変なプレッシャーがあるためか、子供も受験をやめたい、とはいえず、かといって受験勉強に集中もせず。
親もそろそろ受験に合っていないのではと気が付いてきたが、今まで費やしたお金があるので引くに引けない。
→中学受験は始めるよりやめるほうが難しい。結婚より離婚が大変だというのと同じ(かな)?
塾の先生に相談しても無駄。塾はそれならばやめましょうとは言わない。あらゆる手で引き留めに来る。
まず始めるときい本人の適正を考えてみるべき。あと子供は自分からはやめるとはいいにくい。やめる=失敗と考える人が多すぎ。
時期と続ける条件を明確にしましょう。
例.6年の最初の合不合で偏差値〇〇とか。。
④本人の自主性に任せすぎて失敗
親が共働きということもあり、親が口を出す時間もないし、親は本当はよく受験がわかっていない。
というわけで不本意ながら、本人の自主性を尊重し志望校を決め受験に臨んで失敗するケース。実力が全く足りていない第一希望をかえず、無駄に2月1日の枠を使ってしまう。併願校もチャレンジ校が中心。勉強しているようだったが、好きな科目ばかりやっていたようだ。
→子供はリスク管理ができないと思った方がいい。どんなに優秀な子供だとしてもだ。塾が信頼できるところならもちろん気を付けてはくれるだろうが、リスク管理は親の役目。肝に銘じるべし。
⑤Max調子が良かった偏差値を自分の偏差値と思い込んで失敗
6年当初のMax調子が良かった偏差値を自分の実力だと思ってしまい、その後の下がってきた偏差値を自分で受け止められず。。。
自分の中では実力適正校だが、実はチャレンジ校。そもそも偏差値が下の学校の説明会も行ってないし、過去問もやってない、いくつか受ければ一つぐらいはと思っていたが全敗。
→こういうのは親とかがちゃんと見てれば避けられる。リスク管理は親の責任。
⑥父親が協力してくれず失敗
親のうち母親が中心になり受験を進めることが多いだろうが、父親の行動が大きく影響する。もし、理数系の勉強のヘルプ、学校見学、子供の送り迎えなど積極的な父親ならば大きな戦力になる。夫婦で受験に対する考え方もそろってくるのもいい。
全く協力しない、手を出さないのはまだいい方で、最悪なのは、協力しないばかりか、悪影響のみを出す場合、たとえば、子供の勉強をちゃかしたり、リビング勉強中にテレビを見だす父親だ。
あとよくわかってないくせに塾費用とかにだけ首を突っ込んでくる父親、これはかなりダメ。
塾への面談などもたまには父親が行くといい、塾の態度が全く変わることに気が付くはずだ、そもそも塾は父親が出てくるときは身構える、なぜなら、父親は仕事柄交渉上手なこともあり、母親なら、ごまかせるときでも理詰めでくることが多いからだ。
父親のかかわらせ方は受験に大きな影響がある。
塾への面談などもたまには父親が行くといい、塾の態度が全く変わることに気が付くはずだ、そもそも塾は父親が出てくるときは身構える、なぜなら、父親は仕事柄交渉上手なこともあり、母親なら、ごまかせるときでも理詰めでくることが多いからだ。
父親のかかわらせ方は受験に大きな影響がある。
⑦合格可能性80%、A判定で失敗
合不合、サピックスオープンで80%大丈夫だろうとたかをくくっていたがまさかの残念。
何故と思うだろうが、これは理由は簡単。実は、合不合判定テストと相性がいいだけで、過去問などその学校のテストへの相性がよくない場合だ。
まさかと思うだろうがこれは結構ある。親なり塾なりがちゃんとみていれば簡単に気が付くし、時間があれば対策もできるのだが、学校別合格判定などをやっていないところだと気が付きにくい。
志望校の問題との相性をちゃんと考えるべき。
学校別合格判定模試、過去問の結果は、合不合、サピックスオープンの結果より重視しなくてはいけない。
⑧祖父母が口を出してきて失敗
祖母や祖父が勝手にいろんな価値観を持ち込むケース、今の校風や立ち位置を無視した昭和の価値観をおしつけてきたりする、夫婦だけでももめるのに、祖母祖父がはいってくるともう収集がつかなくなる。祖母と祖父は最大4人いるわけだし。基本的には伝統校アゲ、新興校サゲが特徴。
塾代とかを出してもらっていたりすると、話を聞かないわけにもいかず、もう誰の受験かわからなくなってきます。
基本的に子供+夫婦で志望校は決めましょう。祖父母の意向が子供+夫婦と違う場合には、理由を言ってわかってもらうしかないです。安易に祖父母の意見に従わないこと。
⑨お金のことを気にしすぎて失敗
塾を決めるとき、費用だけで決めたり、個別を付けようと思ったときに、料金だけで決めてしまう人はよくないです。
金に糸目をつけずにじゃんじゃん使えとはいいませんが、塾費用よりも本来の目的を達成するにはどうするかを考えるべきです。
中学受験でお金をケチるな、と言われることがありますが、とはある意味正しいです。
今回はよく見る失敗例を9つ挙げてみました。もし私がそう、みたいなのがあれば注意しましょう。