中学受験の下書き

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【中学受験】ぜったい失敗しない志望校選び【本命校・安全校・チャレンジ校】

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昨日の併願校の試験プランに続き、今日は志望校選びの話です。

学校選び、志望校選びは難しいですが、悩むのであれば数多く見るというのが良いです。最初は同じに見ててもいくつか見ているうちにこの学校は〇〇だな、こっちは××だとか気が付くようになります。

 これは学校選びに限ったことではないです、病院でもレストランでも塾同じですね。いくつか見ると次第に違いというか差がわかってくるもんです。

今日はありがちな志望校選びの失敗をあげて勉強しましょう。
 
==目次
 
①子供の現時点での希望や将来的な展望と違っていて失敗
②親が特定の学校にこだわりすぎて失敗
③学校からの距離を気にしすぎて失敗
④子供の性格が校風に合わなくて失敗
 
==目次終わり
 
①子供の現時点での希望や将来的な展望と違っていて失敗
・子供が医者志望だが、付属の大学には医学部がない。
・クラブ活動に魅力を感じて入学したが、思っていたのと違うクラブだった。
・芸能活動がしたかったが、その学校では許可されていなかった。

結構このパターンはあります。中学受験のときは医者など全く考えていなかったが、中学高校生活の間に医者への希望が出てきたいうケースはありますね。もちろん医学部のある大学への外部受験という手はありますが、付属だったらいろんな意味でハードルは上がります。。

ちなみにですが、慶応中等部に入学した芦田愛菜さんは将来病理学への道に進みたい希望があるという記事を見たことがあります。

慶応大学には、医学部、薬学部、理学部、すべての学部がありますし、芸能活動も許可されている。子役でつちかった面接力は、慶応の2次試験でも発揮できる。という戦略としてスキがないというか、ポテンシャルも違う!ように思えてきます。
ちなみに慶応は内部進学でも医学部に入るのはかなり難関らしいです。

②親が特定の学校にこだわりすぎて失敗

これは親が自分が卒業した学校に子供を入れたがるとか、親自身があこがれている、またはあこがれていた学校に子供を極度に入れたがるとかですね。
もちろんどの親でもあこがれの学校はあると思いますよ。ただそれが前に出すぎるといけません。実際、そこに通うのは子供なわけですから。
 
子供の気持ちや学力、性格とかにも配慮したうえで志望校を決めるのが望ましいです。親の願望が先走った志望校だと子供のモチベーションもあがりませんよ。

③学校からの距離を気にしすぎて失敗

これはかなり難しい話です。人によっては絶対1時間以内という人もいます。できるだけ間口を広く学校選びをしたいけれども、長時間の通学はいろいろ大変。最初の段階では1時間とか区切らずに1時間半ぐらいまでの学校を候補として考えたほうがいいと思います。

・住んでいる場所によっては1時間以内に通える学校がかなり少ない場合もある。
・電車も上りか下りか、や乗り換え回数で疲労度も違う。
・生徒の平均通学時間が1時間を超える学校が現実としてかなりある。
・通学時間が長いのは大変な面はあるが、即学校生活が充実しない、とはいえない。
・スクールバスが必須の学校は通学時間が長くなるが、バス乗車時点で遅刻にならないので、バス停に着くまでが通学、バス乗車以降は登校済の感覚になる→通学負担の度合いが減る。

気になる学校なら通学時間が1時間以上の場合でも、ある程度(約1時間半ぐらい?)であれば、まず学校説明会に行くべきだと思います。説明会ではどのあたりからどのぐらいの通学時間で通っている人が多いか説明があると思いますよ。

書きました通り、平均通学時間が1時間を超えている学校も結構ありますし、通学時間と学校生活の満足度の相関は強いとは言えないようです。

ちなみにウチでは、通学時間が1時間10分以上かかる学校を3校受けています。

④子供の性格が校風に合わなくて失敗

これも簡単なようで難しい!

会社を辞める理由が「社風が合わない」、
離婚した理由が「性格が合わない」、
なんとなくこれに似た雰囲気がある、中学校の「校風が合わない」。

実際に校風が合わなくてやめる方は一定数いる。公立に入りなおしたりする方が多いようです。

・教師が暴言を吐くような指導?とか、超絶お嬢様しかいない学校、とかならわかりやすいのですが。。。実際にはそういうわかりやすいものとは違う「校風が合わない」もかなりあります。

この前読んだ記事に退学率は平均1割前後と書いてありました。
校風が合わないだけではなく、健康上の理由だったり、いじめとか、成績不振とか全部合わせてですが。せっかく入った私立をやめる方は思ったより多いなという印象です。

学校の校風の一つとして、管理型と自主型があります。
管理型:学業や風紀などにうるさい、別の言い方をすると面倒見が良い。
自主型:学業や風紀などに自主性を重んじる。別の言い方をすると放任主義。

たとえば、我が子が、自由きままに勉強したり、しなかったり。こういう自由人な子供はどっちの学校に行ったらいいのでしょうか?
うーん。私は正解は持ち合わせないです。

大事なのはちゃんと調べて、文化祭や学校説明会に参加し、できる限り校風を理解した上で入学することだと思っています。

知らずに入学してこんなはずじゃなかったというのは避けたいです。

あ、そうだ書いていて思い出したのですが、
東大王、頭脳王等のテレビに出て、数学オリンピックでも活躍された、
東大理科Ⅲ類→医学部医学科6年葛西祐美さん
https://twitter.com/yumi__kasai

は、桜陰を退学して公立中学→都立高校→東大理科Ⅲ類ですね。
どのような理由で桜陰をやめたかはわからないので、推測になりますが、彼女の自伝本とかに書いてあることからすると、
校風なのかなと思われます。

校風ってあいまいなもので正解はないわけですが、調べることは大事と思いますよ。やっぱり。