中学受験の下書き

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【中学受験】塾との付き合い方、ポイントを3つ

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塾との付き合い方のポイントは3つ
・塾の立場を理解しよう
・塾とは良好な関係を築こう、アクションはこちらから
・塾に対するアクションの具体的なやり方を考えよう
 
それぞれについて以下で説明します。

①塾の先生は魔法使いではない
 
塾の先生は子供の成績を爆上げさせてくれる人、等とは思わないほうよく、過度の期待は禁物です。

突き詰めると、受験に向けて同じことを繰り返している接客業の人です。その塾の方針に従い、出来る範囲で頑張ってくれています。

ウチの子供だけ特別に見ろ、という要求が通るわけではありません。

子供を任せる、教育に絡むという意味では大事な職業だとは思いますが、本質的には、携帯を買いに行くドコモのショップの人と変わりありません。

どのスマホがいいかな、どの料金プランがいいのかというのを相談しにいくのも塾で志望校や勉強法を聞きに行くのもさほど変わらないといえます。

基本的には悪い気持ちにさせず、期待を持ってもらい授業や情報を提供し、お金を落としてもらうというのが仕事です。

②塾の立場とは

中学受験の塾の立場を少し考えてみましょう。私は3つあると思っています。
 
(1)中学受験の難解内容問題を『指導を提供』
(2)ライバルがいる環境や勉強に集中できる環境など、『環境を提供』
(3)中学受験の統計的な情報、学校情報、数多くの子供を見てきた経験則など、『情報を提供』

この3つモノを効率よく提供する外注というのが私の考えです。

会社なら社長が親、社員が子供、外注業者が塾。

映画制作でいえば、監督が親、役者が子供、大道具・小道具が塾。

主役は子供ですが、責任を持つべきは親
 
誰が偉いという話ではなく、その『外注業者』『大道具・小道具』である塾が信頼できるかを判断するのは雇い主である親の仕事です。
 
節度や敬意はコミュニケーション上、当然必要です、受験を塾まかせにするというのは、外注業者にまかせきりの会社と同じでなかなかうまくはいきません。
 
志望校の決定、合宿に行くか行かないなど、受験における選択、判断というのは、基本、子供の意向も踏まえつつ親が決めることであって塾側が決めることではありません。  

③塾とは良好な関係を築こう、アクションはこちらから

それでも塾とは良好な関係を築く必要があります。

面談、保護者会、入試成果発表会など塾に行く機会は何回かありますので折に触れ、塾の先生とコミュニケーションを持つようにしましょう。そのようなイベントがなくても、相談したいことがあったら直接電話で相談してみましょう。

コミュニケーションがないと、受験に対して消極的な親という印象になります。消極的だと、アクションをしてこない親、つまり手を抜きやすい生徒という位置づけになってしまいます、そうすると最低限のサポート、結果として放置されてしまう可能性が高いです。

先生からのアクションを待っていてはいません、アクションはこちらからです。

早稲アカの場合は、3・4か月に1回程度、塾から成績や勉強のことで回診電話がありましたが、一般的にこちらからアクションを起こさないと何かをしてくれるということはないようです。

ただ授業中や授業の前後は先生も忙しいはずですので、

授業がない昼間の時間帯や忙しい時間帯なら後から時間ができたときに電話をかけなおしてもらいましょう。

面談や保護者会の後などに先生と話したいときも、保護者は他にもいるはずですので、長時間にならないように、配慮も忘れずにしましょう。 

④クレームではなく相談 

交渉ごとや仕事でもそうですが、文句をダイレクトに言うことや、無理な要求をすることクレーマーになるのはさけてください。あくまで相談という形で話をしてみましょう。

また、具体的な言い方が望ましいです。 

算数の成績があがらないんです」とかは良く具体的ではありません、『できているところ』と『できていないところ』を明確にして話をするのが良いです。

「計算とか、1行問題は得意のようなのですが、図形、とくに立体図形が苦手なようです。図形は〇〇中学では良く出る項目みたいなので強化するコツみたいなのがあれば教えていただけますか?」ぐらいな聞き方がでいいと思います。

「子供が言うには時間が足りないと言っているのですが」など子供からみた付加情報があると、受験やその科目に対して、家庭内でコミュニケーションがあることがわかってもらえます。

「基礎の強化、日々の復習を」みたいな具体的ではない回答しかできない場合は注意が必要で、やり方、時間配分など少し突っ込んで聞いたほうがいいでしょう。ただ話をする先生が担当科目でない場合は確かにわからないと思いますのでその教科の担任に確認してもらうなり臨機応変に対応しましょう。

⑤ベテランの先生は口がうまい

塾の先生は接客業のようなもので、大人も子供も相手にしている百戦錬磨。父兄の愚痴を聞くというのも仕事の一つということかもしれませんが、コミュニケーション力がそれなりにある人が多く、話をするのも、聞くのもうまい。

普通に話をしていると、質問や相談をしたつもりが、いつのまにか、まるめこまれていたり、よくよく考えてみると回答になっていないこともありますので注意してください。