最近夏期合宿の話題をよく目にします。夏が近づいてきたのでしょう。
今回は夏期合宿に行かない人の戦略についてです。
【早稲アカ】夏期合宿行くか行かないか?【メリットとデメリット】
塾にもよりますが、合宿申し込む人がとても多いです。
実は合宿では学力がつくというのはそれほど期待できません。
なぜなら復習・定着させる時間がないからです。それでも家で遊んでいるよりはマシだと思いますし、行くと思い出になります。夏は旅行もいけないし、思い出作りとして息抜きに行くぐらいのスタンスがいいと思います。
早稲アカの場合、4泊5日で9万2000円です。結構なお値段ですね。そんなお金もなしし、思い出作りとか言ってる場合じゃない、成績あげたいんじゃ~という人はどうすればいいでしょうか。
今回は合宿に行かない人の学力向上講座です。
やる内容は、これまでの復習です。間違った問題を中心にガシガシやりましょう。
・1学期の通常授業で間違った問題の復習
・1学期に受けた模試の復習
算数だけやるとしたら間違った問題を100問ぐらい集めて、時間をはかりながら解きなおし→復習の繰り返しです。社会は今年の統計データが夏にはそろっているので統計情報の暗記とかでもいいです。苦手なもの、課題があるものを中心に集中的にやりましょう。
大事なことは進捗と答え合わせは親がやることです。子供に任せては絶対ダメです。1日にやる分量、科目ごとに使う時間は親が管理してください。働いている場合にはそんなに見られないと思うかもしれませんが、ここは我慢のしどころです。夏一人で家で勉強するのは至難の業です。親もできる限り一緒に進めましょう。教えられなくてもいいので進み方の管理をしてください。
中学受験の勉強は究極のところ、できなかった問題をできる問題に変えていくだけのゲームのようなものです。そのためにはできなかった問題を確実に集めること。そしてそれを復習すること、それだけです。
場所は家がダメそうなら、図書館や勉強ができるカフェに出かけてもいいです。とにかく集中できるところでやってください。
また問題集を見たときにできなかった問題に記しをつけておくというのは地味だけど大事です。ノートに解いてノートで丸付けだけをしている場合には問題を見てもどの問題ができなかったのかすぐにはわかりません。
復習ばかりで面白みがないという場合には前回お知らせした簡単な過去問を解いてみるのもいいです。
合宿→朝から晩まで猛勉強、とか聞くと浮足立ってしまいますが、
言うほど力がついているわけでもなく、勉強したような風になっているだけです。復習を中心に できない→できる、に変えていきましょう。