中学受験の下書き

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首都圏模試2020年中学入試予想偏差値・男子7月版

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首都圏模試の2020年中学入試7月度 予想偏差値一覧が発表になりました。

①首都圏模試の特徴

首都圏模試は中堅校、一般校に強い模試と言われており、サピックス、四谷、日能研のオープン模試より高い偏差値がでます。
これは母集団のレベルの違いからくるものです。サピックスは上位層の受験者が多いのに対して、首都圏模試は中位層・下位層の受験者が多いという特徴があります。問題は基礎問題の割合が多くなっています。

②模試ごとの偏差値の差

例えば開成の場合
首都圏 78
四谷  71
日能研 72
SAPIX 66
となっており、首都圏模試はSAPIXより12上の偏差値となっています。

芝2月1日入試
首都圏 70
四谷  60
日能研 59
SAPIX 52
となっており、首都圏模試はSAPIXより18上の偏差値となっています。

桐朋の2月1日の場合には
首都圏 66
四谷  55
日能研 54
SAPIX 47
となっており、首都圏模試はSAPIXより19上の偏差値となっています。

四谷と日能研がだいたい同じでSAPIXがそれらより7-9低く
首都圏はそれらより8-11高いぐらいで分布しています。偏差値を見る場合にはどこの模試かによって注意しましょう。

実際に19年7月の偏差値
を見てみると。。。


見慣れない学校として、海陽(特別給付)12/21 偏差値77があります。
海陽は全寮制中高一貫男子校でトヨタなどの企業が設立した学校です。
その特別給費入試は、入学時納付金以外の、費用全部が免除されます。受験会場が7会場で年末に行われることからトップ層の腕試し的な受験が多いようです。

それ以外の主な上位校の偏差値は以下となっています。
栄東(東大Ⅱ・算数1)74
栄東(東大Ⅱ・4科)72
渋谷教育学園幕張①77
開成 78
麻布 76
駒場東邦 74
渋谷教育学園渋谷① 73
早稲田① 73
武蔵 73
聖光学院① 78
栄光学園 76
海城① 73
慶応義塾普通部 74
筑波大学附属駒場 78

概ね2019年の入試結果から変わらない偏差値となっていますが、2020年に新設された入試の偏差値が追加されています。

暁星:一般入試2回(2/3PM・2科)偏差値66
聖学院:特待生(2/2PM・2科)偏差値52
国学院大学久我山 ST第3回(2/5AM・2科)偏差値65

青山学院は例年2月2日に入試を行っていますが、2020年の2月2日は日曜日にあたるため2020年では2月3日に入試が行われます。
難易度は2019年の入試とかわらず偏差値69となっています。

模試ごとに偏差値がかわってくるので、首都圏模試ではA校よりB校のほうが偏差値が高いようにみえても、四谷、日能研ではB校よりA校のほうが偏差値が高いというケースもよくあります。模試を受ける受験層や他模試の偏差値も確認しておいたほうがよいケースもあります。