中学受験の下書き

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算数1教科入試の学校作成問題が面白い切り口だった件【田園調布学園】

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算数1教科入試の学校作成サンプル問題が面白い切り口だった件【田園調布学園】

田園調布学園が2月1日午後に算数1教科入試を行うことは以下の記事で書きました。

 田園調布学園のHPに算数1教科入試のサンプル問題が掲載されていました。

たまたま見つけたので問題見てみたのですが最終問題がちょっと面白いです。

序盤中盤は、計算、平面図形、立体など標準的な問題ですが、

最終問題が暑さ指数WBGTの問題です。

WBGTは熱中症の危険度を判断する数値でスポーツの開催時などに使われ
ここ数年聞いたことがある人も多いと思います。

問題の一部
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理科で、湿球温度計と乾球温度計から湿度を計算する問題がありますが、
暑さ指数WBGTを出すときはこれに似た計算を行います。

この問題は乾球温度、湿球温度などから与えられた式からWBGTの数値や、
湿球温度などの値を出していくという問題で難易度はあまり高くないです。

ただ、この問題は、

・熱中症などの時事問題
・温度湿度の理科の問題
・与えられた式と状況から論理的に答えを出す算数の問題

といくつかの要素を絡めた面白い切り口の複合問題となっています。

算数1教科入試と言っても複合的な要素の問題を入れることで多角的に能力を見ようということだと思います。
この学校に限らず1教科入試を受験する人は意識しておいたほうがいいです。