インターエデュに「中学受験を知らない人が聞いたら驚きそうなこと・勘違いしてそうなこと」というスレがあり、なるほどなと思って読んでました。
そこで今回は、中学受験組にとっては当たり前だけど、非受験組には意外だったり、理解しにくそうなこと、受験が近づくと当然に思うようになることとか、まとめてみました。
受験組には当たり前だが、非受験組には意外なこと
午前入試・午後入試・1教科入試がある
午前と午後に入試やるのって中学入試だけなのでは?また1教科だけの入試があったり、特殊な入試が結構あります。
よくよく考えると同じ日に2校受験できるってすごいシステムです。
あと途中退出や遅刻などを使えば実は午後入試を2回受験し、1日に合計3回受験することも理論上は多分可能。午後入試の始まる時間はばらばらで、遅刻して受験することまで考えると17時台の受け付けても受験できる学校がある。(普連土学園の2月2日など)それまでに別の学校の1教科入試を受験し、時間までに移動できれば可能になります。
ちなみにですが、午後入試が導入されたときには「午後入試は邪道だ!」って本気で言われていたらしいですよ。
受験当日・翌日に合格発表
東京の場合は長くても入試は2月1日~5日で終わってしまうため、合否発表はすぐに行います。合否発表が早いため併願パターンが増えたり、入学金を重複して納めずによかったりします。ありがたい制度。
合格発表は受験日当日や翌日に発表されるのが普通。高校入試、大学入試ではありえない早さですね。
午後入試で当日10時合格発表とかだと、試験終了後5時間程度で合否を出す必要があります。入試の1教科目が国語なのは記述問題があり採点に時間がかかるからというのも理由の一つ。学校の迅速な対応に感謝です。
受験のとき前泊する
悪天候による交通機関のトラブルや、当日朝の負荷を減らすために前泊する人もいます。合格したら、前泊したのが良かったと思ってしまいそうです。
前泊の予約だけしておき、受験の天気予報を見つつキャンセルするというのも常套手段。
偏差値50はそこそこ優秀
これは元スレの冒頭にあったのですが、よく言われることですね。どこの偏差値かにもよるんだけど、四谷として偏差値50ってそこそこ優秀。サピックスの50とかなると栄東、巣鴨、城北とか。巣鴨とか栄東は高校受験だと偏差値が73とかになる、高校で難しくなるというより、母集団の差が大きい。中学受験の偏差値50はやっぱりそこそこ優秀。
サンデーショックという謎のシステム
簡単にいうと、2月1日が日曜日になるとキリスト教系の学校の一部が受験日を2月2日に変更するため、例年ならできないはずの併願パターンである桜蔭・女子学院などの併願ができるようになる。
受験制度の変更などは関係なく何年かに1回だけ起こる特殊制度っていうのが大学受験とかではあまりないので、理解しにくい。
またもともと2月2日に入試日を設定している学校は、2月2日に入試を実施する学校が増えるため受験者数が減る。明大明治、豊島岡、白百合など。
あとサンデーショックの影響があるのは基本女子校のみ。
入塾のハードルが高い
サピックスを中心に低学年で満員になる校舎が続出、小学校1年入学前に満員になることがある。中学受験まで6年あるのに。
一部の塾は入塾テストが学校のテストとはかけはなれていて難しく、入塾テストのための塾や家庭教師が存在する。
正月特訓、日曜特訓
年末年始にニュースで正月特訓の話題が取り上げられる。入塾前には、「うぁ~小学生なのに年末年始も受験勉強なんてありえん」とか思っていたが、いざ受験学年になると、土日休みなしは当然で、正月に塾にいくのも当然だと思ってしまう。逆に「勉強しなくて何するの?」ぐらいに思えてきます。
土日も、正月もなく子どもは塾に行くことになるけど、子どもは案外塾が好きだったりもします。
受験前の1月に学校を休む
入塾前に受験前の1月に休むと聞いたときは、「ありえない」「そこまで必死にならなくても」とか思っていたが、6年生となり実際の受験前になると、まわりを気にしつつも、【休む気満々】だったりする。いつのまにか別人になっている。
特殊算の種類が異常に多い
特殊算の種類が多すぎて受験生であってもいくつあるかわからない。
鶴亀算、濃度算、平均算、旅人算、仕事算、和差算、年齢算、倍数算、損益算、ニュートン算、差集め算、流水算、通過算…
そして、〇〇算という名前自体はあまり大事ではないと後から気づくこともよくあります。
受験パターンが超複雑になる
2月1日午前・午後から始まる東京決戦で、合否の結果により受験校が変わっていくので受験パターンの数が異常に増えて本人でもよく把握できていない。
例)A校に合格→翌日B校を受験、不合格→翌日C校を受験、B校に合格ならD校を受験…
不合格が出てくるとパターンが異常に複雑になる、願書を2校あるいは3校にだしておくダブル出願、トリプル出願などもあるため、受験の当日、集合時間1時間前まで受験校が確定されていないケースまである。
小6の塾費用を見て思わず「高っ!」と思ってしまう
当初から小6は年120万とか150万とか知っていたはずなんですけど、実際に請求が来ると、「高っ!」とか「マジか…」とか思ってしまう。
〇〇講習、〇〇特訓とかが重なると30万円とかの請求で、2度見、3度見してしまう。
学校説明会の予約が取れない
学校説明会の予約はインターネットで取る必要があるが、クリック合戦に負けてしまう。人気ライブ、コンサート並みに瞬殺されてしまう。
「学校を選ぶ」はずなのに、それ以前に説明会の予約で「学校に選ばれる」ことが必要な気がしてくる。
少し出遅れてしまい30分後にアクセスしたら申し込みが終了していたとか、普通のあるある。
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