中学受験の下書き

中学受験を中心に勉強法、過去問、志望校対策、併願校戦略、受験データ分析、模試平均点予想などを行っています。誤字脱字が多めです。

【過去問道場】過去問の取り組み方。いつから始める?何年分やる?【2021年入試】


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秋に入ってきたのでそろそろ過去問の話も書いていきたいと思います。絶対このやり方というのはないと思うのですが、いろいろな情報が出回っているというのが実情です。どれが正しいではなく、どれをチョイスしていくのかという話かなと思います。

今回は過去問をいつから始めるのか、何年分やるのかといった基本的な考え方をお話しようと思います。

過去問へのこだわり多すぎ問題

塾も先生もブロガーも過去問に対しては一家言あるようで、それぞれのこだわりを持っておりいろいろな意見が飛び交います。どうしてでしょうか?

理由としては、それだけ「万人に共通する正答がない」からだと思っています。

まず保護者が考えるべきは、いろいろな意見を参考にしつつも、我が子の状況を最優先にすることです。我が子の性格なり、成績の状況、志望校との距離でどう進めるのが良いのか考えたほうが良いです。 

過去問はどうしてやるのか?

そもそもどうして過去問をやる必要があるのでしょうか?
①入試問題傾向、出題形式を知る
 ・国語:記述の量、知識問題の出し方、文の長さ、選択式問題のくせ
 ・算数:出題分野、小問集合、1行問題の数、計算や場合分けの煩雑さ
  →その学校に必要な能力、自分が足りない分野を知ることができます。

  この点から1回目は割と早めにやってみることがオススメです。

②時間配分を身につける
 国語 文章が長い、設問が多いなどによる時間が足りない
 算数 基礎問題の数、応用問題の数
 学校によっては時間が足りないとうことがあります。条件は受験生全員同じです。厳しい言い方になりますが、足りないのは『時間』ではなく、『時間が足りないことに対する練習』だと考えるべきです。

→時間配分の詰めは11月以降でもかまいません。実力が上がってきてからでもOKです。
 回数やっていると自然と身についてくるもの面もあります。

 

③その時点での自分の実力、志望校までの距離感を測る。
・合格者平均点/合格最低点/受験者平均点のうち、どのあたりにいるか。

 11月ぐらいまでは合格最低点にいかなくてもかまわない、大事なのは合格までの距離感。

・ある程度間隔をあけて過去問をやると、合格までの距離感が縮まってくるのがわかります。苦手分野の対策をした後とか、一定間隔をあけてやるのもいいです。

あまりにも実力の差が大きい場合は受験するかも含めて検討する必要があります。

 しかし受験するかの判断は慎重に。合格する子でも9月10月は点数が取れないのが当たり前です。9月10月の点数で熱望校を諦めるのはもったいないですし、モチベーションなどいろいろ悪影響がでるかもしれません。

④モチベーションをあげる、勉強に変化をつける

 志望校の過去問をやると、モチベーションがあがります。ただ悪い結果を気にしてしまうタイプの場合は、声掛けとか家が暗くならない配慮をしましょう。連戦連敗というのもなかなか精神的に厳しいモノがあります。

 いつからやるか、どうやるか?

大手塾でもいろいろです。
サピックス  夏休みから
早稲アカ   9月上旬から
四谷大塚   9月上旬から
日能研   11月から

塾によっても違いますが、塾に過去問の提出とかが必要だと思いますので、まずは塾のやり方に従っておくのが原則かなと思います。

もうやってるならそれでよし、まだならそろそろやり始めましょう。

遅くから始める場合でも、ただ学校の問題に対して、傾向をおおざっぱに掴むという意味では10月までに始めておくと、それ以降の勉強の心構えが変わるという意味で良い効果が得らると思います。

早くやれば良い、遅いからダメという単純なものではないので注意してください。

どうして過去問を始めるタイミングはいろいろな考え方があるかというと、

・実力を蓄える前にやるか、実力を蓄えてからやるかという戦略面
・志望校の問題の質(クセのある学校なら少し早めに、合不合、サピ合判と近い問題なら、少し後でもOK等)
・現時点の能力と合格レベルとの差
・子供の性格によっては自信なくしてしまう。

とかですかね。

 ウチの場合は早稲アカに行っていましたが、9月の最初に過去問の保護者説明会がありその週から毎週1校分の過去問提出とかありました。9月10月は模擬試験も多いので過去問を毎週1校やるのは時間的に大変でしたね。点数もひどいものでした。9月は受験者平均いく科目が1つあるかないかぐらいのレベル。

 

最初に点数は気にしなくてよいというのはその通りで、塾からも言われますが、やっぱり気になるもので、連戦連敗というのは厳しいものもあります。

塾で提示されるスケジュールが厳しい場合は塾に相談すればペースを遅くしてもらえるはずです。実際上位者成績者でもそういう子もいたようです。

進め方で気を付けたい点をいくつかあげます。

①NN、SSなどの学校別対策講座や模試に行っているか
 学校別対策に行っているなら傾向や時間配分についてはわかってきているはずです。
 少し遅らせる、第2希望、併願校の過去問からやるなどの柔軟性があってもいいです。

②12月1月にどれだけ時間が取れるのか
 10月11月は小学校の行事、模試が多く時間を確保するのは困難です。
 12月1月は子供により取れる時間が異なってきます。時間が確保できるのであれば、
 そこに突っ込むという方法もあります。

③受験を検討している学校数
 たとえば、少ない場合は3校ぐらいでしょうか。
 多いと、1月受験、午後受験を入れると8校とかにもなるかもしれません。
 数が多いとそれだけやる必要があります。その時間を確保することが必要になります。

④優先度付け、受験結果によって受ける学校が異なってくる場合の対応
 受けるのが確定している学校から始めましょう、1月校、午後受験、2月4日5日の受験校はそれまでの合否によって受験校が変更する場合が多いのではないでしょうか。
 1月校に受かれば、2月は午後受験はしないという例の場合は午後受験の過去問は優先度を下げ、1月校の結果が出てからでいいのではないかと思います。

⑤過去問の点数は気にしないとは言うが
 9月とか、早くから始める場合は点数が思いのほか取れないと思います。合不合、SOでは合格可能性が80%あるが、過去問をやってみると受験者平均にもいかないなどです。
 この場合は、学校の問題になれてない、思考系の初見の問題に弱いという課題があると思いますのでそれをクリアすることに力を注いでください。点数を見ると凹みますが、「課題が明らかになって良かった」と思うぐらいでいいです。

この初見問題対応力というのは入試のキモであります。どこかで見たような問題が中心の合不合やサピックス合判と違い実際の入試問題は悪問も含めていろいろな設問があります。

 

過去問は何年分やるか?

 ある塾では全部で20年分という目安があったようです。なるほどなと。全部で20という枠をまず決めてそれを受ける学校ごとに振り分けという考え方は良いです。時間は有限なので。志望順位が低いものはいかにやらずにすませるかもポイントです。

 一つの例として、以下のものがあります。
 第一希望 10年分
 第二希望 5年分-6年分
 第三希望 3年分-4年分
 第四希望以下 1-2年分
 あくまでも目安です、お子さまに合わせてカスタマイズしていけばいいと思います。

 気を付けることとしては
 ・受ける学校なら、最低1年分はやっておくこと。
  逆にいうと1年分の過去問もやれない状態になるということは時間の使い方や受験プランや受験校の数に問題があるといえます。

 ・社会は地理データがかわるのでそこまでさかのぼってやる必要はない。
  →よく言われることです。時事問題とかもそのときごとに違います。

 ・学校別対策講座を行っている学校は少な目にすることも検討
  10年分→7年分とかですね。過去問だけでなく、その学校対策に使う時間の総計としてバランスを取るべきです。

 ・抑え校は合格最低点をクリアした状態で気持ちよく本番を迎える。

  合格点数〇、不合格点数×とした場合に
  ×〇、××〇〇がいいです。〇〇×、とか最後が×で本番を迎えるのは避けたい。
  〇〇×、になったら、もう1年やりますね、私なら。

20年分が目安と書きましたが、最低ラインとしては
 第1希望 5年
 第2希望 3年
 第3希望 2年
 で合計10年分ぐらいだと思います。 

繰り返しになりますが、過去問については塾ごと先生ごとにもいろいろな考え方がありますので、塾の先生にも相談してみるとよいと思います。

 

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