中学受験の下書き

中学受験ブログ。勉強法、過去問、志望校対策、併願校戦略、受験データ分析、模試平均点予想などを行っています。誤字脱字が多めです。

『小学生がえらぶ!第2回"こどもの本"総選挙』ランキングベスト10を紹介【小説・絵本】

小学生がえらぶ!第2回"こどもの本"総選挙 発表会

 こどもの日の5日、小学生が自分の一番好きな本を選ぶ「こどもの本総選挙」の結果が発表された。この投票には前回の倍以上となる25万3399票が集まったとのこと。結果はyoutubeチャンネル「こどもの本総選挙TV」より動画として配信されていましたのでレビューいたします。


動画は35分と結構長めなので内容を以下にまとめました。コメントやメッセージは主旨を変えない範囲で編集していますので詳細は動画を見てください。

第2回"こどもの本"総選挙のベスト10を順に紹介します。

本の紹介と小学生のこどもプレゼンターのメッセージ、著者などのコメントを紹介します。

第10位「鬼滅の刃 しあわせの花」

原作:吾峠呼世晴 著:矢島綾 集英社

今一番人気を集めているコミックのノベライズ版。マンガではなく小説ということで学校の図書館でもたくさん読まれている。小説でしかよめないアナザーストーリーがたっぷり。
こどもプレゼンター「ハマっているマンガの小説版なので気になった。長い文章は読むのは苦手で長続きしなかったが、この本はあっとういう間に読めてしまった。」
著者:矢島綾さん手だった文字を読むことを、この本で好きになってくれたというコメントに、胸の中がポカポカになりました。」
原作者:吾峠呼世晴さん「一冊の本ができあがるまでにはたくさんの方がかかわってくださっています。その方たちは姿を隠した忍者ですが、確実にいるんだぞというのを感じていただけるとうれしいです。」 

第9位「ぼくらの七日間戦争」

著:宗田理 絵:はしもとしん KADOKAWA
30年以上続くベストセラーシリーズの第1作。親子でファンという方もいる。
こどもプレゼンター「中学生があんなことをするなんて思いもしませんでした、もしできるならぼくもやってみたい。歴史ある本がまだ人気なのにびっくりした。」
著者:宗田理「当時の中学校の先生が横暴で生徒はびくびくしていた、そうした学校で『ぼくら』の仲間は『いたずら』で大人に対抗しました。物語の中の子供たちの知恵と勇気を現代の子どもたちにも知って欲しい」 

第8位「おしりたんてい ラッキーキャットはだれの手に」

著:トロル ポプラ社
アニメも大人気。いまではすっかり小学生の人気者になりました。
著者のトロルさんは「おしりたんていシリーズ」でオリコンの年間売上トップになるなど変わらずすごい人気です。 

第7位「おもしろい!進化のふしぎ『もっとざんねんないきもの事典』」

監修:今泉忠明 高橋書店

大人も知らないことが出てきて、大人が知らないことを子供がしってしまう、おもしろい本。どんどんよめてしまうおもしろさがあるのでは。
こどもプレゼンター生き物のちょっとかっこわるいところがすごくかわいくて面白かったから、この本を選びました。」

第6位「おもしろい!進化のふしぎ『続々ざんねんないきもの事典』」

監修:今泉忠明 高橋書店

再び、ざんねんないきものシリーズからのランクイン。こんなに人気があるとは「ゾクゾク」してしまう?「ティラノサウルスは骨折しがち」など残念ないきものを紹介。
こどもプレゼンター「面白くて何回も読んでしまう」 

第5位「おもしろい!進化のふしぎ『ざんねんないきもの事典』」

監修:今泉忠明 高橋書店

シリーズ2作目。「ヤギは紙をだされるとつい食べてしまいおなかをこわす」などのざんねんないきものを紹介。
こどもプレゼンター「ハシビロコウが面白かった。動物園で見たとき動かなかったハシビロコウのひみつが分かっておもしろかった。」

監修:今泉忠明さん「7位6位5位びっくりしました。みなさんが本を読んでくれることがわかりました」

第4位「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」監修:今泉忠明 高橋書店

作:廣嶋玲子 絵:jyajya  偕成社

前回から大きく順位をあげています。アニメ映画も予定されており注目。幸運な人だけがたどりつける駄菓子屋。女主人の紅子がすすめるお菓子はその人にピッタリのもの。ただその駄菓子が幸せを招くかはあなた次第。

こどもプレゼンター「この本がきっかけで本をよむようになった。どこからよんでもワクワクドキドキ。その場にいる気分に。表紙がキレイ。当たり前のことをあたりまえにすることを学んだ」
作:廣嶋玲子さん「コロナ騒動で落ち着かない毎日だと思います。でもそんなときこと、本の世界に逃げ込んで心に思いきり栄養をつけてもらいたい。作家として、1人と読書好きとしてそう願っています」 

第3位「りんごかもしれない」

作:ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

MOE絵本屋さん大賞も受賞。ヨシタケシンスケさんの絵本は根強い人気。リンゴから広がっていく空想の世界は考えることを楽しめる。
こどもプレゼンター「えがかわいく、よみやすく、リンゴの想像が面白かった。いつもわくわくさせてくれてありがとうございます。」
作:ヨシタケシンスケさん「7年前に初めて書いた絵本です。自分が子供のころに好きだった絵本って何だろうと考えて、小さいころぼくがすきだった絵本を一冊に入れてみたいと思って作りました。空想したりとか、想像することは楽しいことです。この本を読んでなにかをかんがえるきっかけになったらうれしいです。 」

第2位「あるかしら書店」

作:ヨシタケシンスケ ポプラ社

前回と同じ2位。本にまつわる、「あったらいいな」を紹介。女の子から人気を集めましたが、惜しくも1位に届かなかった。
こどもプレゼンター「お墓の中の本棚が大好き。お墓の中にその人の好きだった本が入っていることに引き付けられました。」
作:ヨシタケシンスケさん「3位に続いて2位にも選んでいただきびっくりしています。不思議な本屋さんのお話です。こんな本があったらいいな、こんな本屋があったらいいなと思いながら描きました。この本を読んでくれたみんなが、新しい本を作ってくれるかもしれない。本がどうなったらもっと楽しくなるのかみなさんと一緒にかんがえていけたらいいと思います。」

 

第1位「ざんねんないきもの事典」

監修:今泉忠明 高橋書店

前回につづいて2連覇。全学年で人気。5月26日には第5弾も発売。この本を通じて、いきもののことが大好きになったこどももたくさん。いきもののざんねんなところが、チャーミング。ざんねんシリーズがベスト10に4作品と、ざんねないきもの旋風の結果となりました。
こどもプレゼンター「どの生き物も精一杯生きていると実感しました。失敗をくりかえして今があるんだなとおもぅった。」

監修:今泉忠明さん「1位ですからたいへんなことだと思いました。これからも動物のおもしろいところをさがしていかないと思いました。新作はネタのさがすのがたいへんでした。これからもみなさんにたのしいことを紹介したい。」

 

 

1位「ざんねんないきもの事典」が2連覇。この事典はシリーズ発行部数が350万部を突破、今回の総選挙では上位10位作品中に4作品が入った。2位と3位には「あるかしら書店」、3位は「りんごかもしれない」で、絵本作家のヨシタケシンスケさんの作品が並んだ。

 アンバサダーの芸人で作家の又吉直樹さんは、「自分が好きな本だけでなく他人が好きな本も読んでみるなどして、おもしろい本を探していってほしい」と呼びかけました。

 ざんねんないきものシリーズは従来なら百科事典や動物図鑑にある内容をかわった生態として「ざんねんないきもの」とまとめて、わかりやすくおもしろく説明したことがヒットの要因となったようです。

 

お読みいただきありがとうございました。よろしければ、応援クリックをお願いします。

・ZOOMオンライン授業についてのリンク

【5/6更新版】中学受験塾Zoomオンライン授業対応状況(首都圏)

『学習塾へのオンライン授業に関するアンケート結果』を深掘り

『中学受験塾にも広がる映像・オンライン授業。「効果」に疑問視、返金求める声も』という記事