声の教育社はyoutubeチャンネル(声教チャンネル)を運営しており、中学受験関連の動画をあげています。
そんな声教チャンネルが
【中学受験】速報!2021年度入試 時事問題「11・12月実施の中学入試で実際に こう出た!」
という、過去問出版社ならではのコンテンツを上げていたのでご紹介いたします。
声教チャンネルについて
今年4月開設の新しいチャンネル。中学高校入試の過去問出版社ならではのコンテンツが魅力的です。youtubeとしてはアットホームな雰囲気で過去問とは関係ない話が多い「やすみじかん」動画も。
基本的に声の教育社営業部の後藤和浩さんがMCを務めていることが多いです。上のサムネイルだと右側の方ですね。切り口が興味深く、過去問の知名度は圧倒的なので今後伸びそうです。
11月12月の2021年度入試で実際に出題された時事問題
内容を掘り下げますが、まずは動画を見ていただくのが良いと思います。
2020/11/21実施 作新学院
8年半ぶりに計算速度ランキングで一位となったスーパーコンピュータ「富岳」を解答させる問題。富岳は「京」の後継。理科での出題というのが面白い。
富岳の名前の由来→「富岳」は富士山の異名で、富士山の高さが性能の高さ、富士山の裾野の広がりがユーザーの広がりを意味しています。
2020/11/28実施 土浦日大
「~、発熱の症状がある人に対して、ある病気にかかっているかを判定する検査Cを行うと、実際には陽性の人が陽性と判定される割合が90%、逆に陰性の人が陽性と判定される割合が10%あるとします。例えば、発熱の症状がある10000人の中で、実際に100人がある病気に対して陽性だったとします。しかし、この10000人に対して検査Cを行うと、陽性と判定された人は100人ではありませんでした~」以下略。
問題文は全て表示されていませんが、偽陽性(本当は陰性なのに陽性と判定されること)、偽陰性(本当は陽性なのに陰性と判定されること)についての問題です。
10000人の中で実際の陽性が100人いる場合に、検査Cを行うと判定結果がどうなるかという問題だと思います。時事問題ですが、算数の割合の問題ですね。
⓪実際の陽性100人、陰性9900人
①実際の陽性100人に対してて検査Cを行うと、陽性と判定されるのが90人、陰性と判定されるのが10人です。
②実際の陰性の9900人に対して検査Cを行うと、陽性と判定されるのが990人、陰性と判定されるのが、8910人になります。
③つまり実際の陽性者は10000人中100人しかいないのに、検査Cで陽性と判定される人は90+990=1080人となります。実際の10倍以上の人が陽性と判定され、陽性と判定された人の中で本当に陽性な人は90/1080= 0.083つまり8.3%にしかなりません。
新型コロナウイルスのPCR検査は偽陽性が一定数出てしまいますので、安易にPCR検査を増やさないほうがいいとも言われているのは理由の一つははこれになります。
体操の内村航平さんは、実際には陽性でないのに陽性と判定された偽陽性でしたね。
2020/12/13実施 佐野日大
「レジ袋が有料化されたが、レジ袋などのごみを減らすことでどのような環境問題の改善につながるか答えなさい。」
レジ袋などのごみが減る→
①不法投棄による海洋汚染などの自然環境破壊を防ぐ
②焼却炉でゴミを焼却する際の二酸化炭素の排出を減らす
ことが書けていればOKかと。
また再資源化ができないゴミは埋立地に埋め立てられていますが、ゴミの埋立地は有限と言われており、ゴミを減らすことで埋立地を効率的に使うことができます。
声教チャンネルの動画
【中学受験】中学受験なぜ大逆転が起こるのか? - YouTube
やすみじかん「46年前の過去問アンサー編」…と、後藤の散髪事情 - YouTube
やすみじかん「過去問の表紙のアレってなんですか?」 - YouTube
→声教の過去問に書いてあるイラストの話、なぜか二月の勝者も。
参考になったという方、ポチっとお願いします^ ^
↓ ↓ ↓
にほんブログ村