夏休みがやってきます。夏休みで受験勉強を加速するためのスケジュール管理と勉強法についてです。今回は基本的なことから、注意事項やら、やるべきこととか必要なことを幅広くいろいろ集めてみました。
夏休みのスケジュール管理や勉強法
計画は欲張らない
夏に限らずですが、最初に計画を立てるとほとんどの人がやる内容を詰め込みすぎです。いつも立てるような、計画の半分ぐらいの量でいいと思います。まず計画したことをやりきることが大切です。詰め込みすぎの計画をたてるのではなく、時間が余ったらやるものを別に用意しておき余裕のあるスケジュールのほうが良いと思います。
詰め込み過ぎて「こなす」勉強にならないようにしましょう。
規則正しい生活を
多くの人が塾の夏期講習を受講すると思います。基本的には夏期講習を軸にして規則正しい生活をするようにしましょう。長期休みは生活のリズムを崩しがちです。休日でも夜更かしはほどほどに。コロナ対策だけでなく、熱中症にも気を付けて。
規則正しい生活と体調管理は夏休みを有効活用するための絶対条件です。
オリンピックを見る場合には時間を区切って!
まず何ページかやってみる
上の計画は欲張らないと絡む話ですが、計画を立てるときにいきなり1ページ20分とかなんとなく決めずに、まず時間を測って、1ページ~数ページやってみてかかった時間をベースに計画を立てましょう。最速で解けるときペースを基準にしてしまうと当然ながら無理が出ます。
試験で時間が足りなくなる人は時間を測る
算数・国語の試験で時間が足りなくなる人は、普段の演習のときに、大問ごとに時間を測って解いて、かかった時間をを問題集に書き込んでおきましょう。焦って解く必要はありません。まずは時間を測る、書き込むだけでオッケーですので、まず習慣化してみましょう。
不思議なもので時間を測るだけでも時計を見ずに体内時計である程度時間がわかるようになり、解く時間も早くなります。また時間を測るだけでも、あきらめて次の問題に移る見極めがうまくなったり、新たな発見があると思います。
ダイエットで毎日体重測定を行うだけという、測るだけダイエットってあるじゃないですか?あれは日々眼をそむけたくなる体重を数字として意識することで、体重に対して敏感になるということだと思うんですよね。測るだけダイエットと問題を解くのに時間を測るのは似ているように思います。
長時間勉強できるスケジューリングを行う
夏休み中は長時間勉強する機会が増えます。塾だと時間割がありますが、
家だとスケジューリングは自分で組む必要があります。
得意科目、苦手科目、暗記系、思考系などに分類し、そられを組み合わせてスケジュールを組むと負担が少なくすることができます。
スケジュールの組み方、一例を上げます。
・苦手科目は得意科目の間に置いて挟み込む
・暗記系の科目は1回を短めに、思考系は長めにする
・思考系は科目は午前中、暗記系は寝る前にする
・休憩の時間と回数を意識する。長すぎる休憩は勉強に戻りにくかったりします。
どれが正解とかはないですが、やりやすいスケジュールを組むことが大切です。
・暗記ものは寝る前に行う。
基礎をおろそかにしない
基礎と応用のバランスが大事だが、現時点での完成度が低い人ほど基礎を分量を増やすこと。夏休みは基礎を時間をかけてやれる最後のチャンス。問題のレベルではなく、一つ一つ前に進んでいるという感覚をもつこと、土台ができてきたという感覚が持てることが大切。ある程度のレベルにある人は応用、受験レベルの問題も取り入れていくこと。
捨て問を意識する
主に算数・理科あたりですが演習の時には、問題をギブアップするタイミングを見極めるようにしましょう。これが早ければいい、遅ければいいという話ではありません。
自分の知識を総動員してもできないという判断を早めにできるようにする、という感じでしょうか。これは秋以降の捨て問の選別力にもつながってきます。
全問全力もいいですが、問題を見て短時間で「できなさそうだ」と判断する能力も今後大事になってきます。
塾の宿題はいつも多い
塾の宿題量が多い場合には、必要なものを取捨選択すること。塾側は各科目の担任が全体量を考えずに宿題を出すことが多いので、やりきれないぐらいの宿題になっていることもあります。予め決めた量をやり、積み残しを出さないように調整しましょう。
スキマ時間の活用を意識する
理社の暗記などはスキマ時間にできるようにまとめたものを持っておくようにしましょう。過去の模試で間違った問題の知識など、一度解いて誤答したものをノートにまとめておくのもと良いです。一問一答形式にして親子でやるのも良いと思います。
余計な問題集を買わない
別のところにも書いたことがありますが、NG勉強方法です。心機一転とばかりに、、新しい問題集を買ってやろうとする人がいますが注意が必要です。夏期講習のテキスト、夏までの授業で取り扱ったもの、過去の模試で間違った問題をできるようにするのが効率的です。
社会の統計資料は最新のものを
夏前に都道府県別農作物などの統計データは新しいものが出ています。
受験に使うのは夏前に出た最新データです。夏からは必ず最新のものを使いましょう。
入試問題をやって勉強に変化をつける
勉強に変化をつけたいときは、実際の入試問題を時間通りに解いてみるのもいいです。
科目は算数か国語。四谷大塚のサイトに入試問題の過去問がありますので使って良いと思います。
受験する可能性のある学校は秋以降に過去問でやる可能性があるのでやらないこと。
いつも普連土学園の算数1教科入試を勧めていますが、算数1教科入試だと1教科で合否がでるのでモチベーションもあがりやすいです。
なお自分が受験する学校よりも偏差値が低い学校を選択しましょう。点数は取るにこしたことはないですが、合格点に行く必要は全くありません。合格最低点7割とかなら4割・5割ぐらいの正答率を目安で良いと思います。
志望校の情報を集める
学校説明会の予約がとるのが大変だったりしますが、夏に志望校情報の情報は集めるようにしましょう。子どもの意見も聞きつつも、情報収集は保護者中心で。
基本的には偏差値帯を広くとり情報収集すること。
第一志望が決まっている人は1月校、2月1~3日、午後校という併願パターンも考えはじめていいでしょう。
共学化が進んでいるが、高偏差値帯では男子校・女子校の存在感が大な件
第一志望者数ランキングとその併願校【1月校 2/1午後受験校】はどこ?【男子編】
第一志望者数ランキングとその併願校【1月校 2/1午後受験校】はどこ?【女子編】