2022年入試の追加合格も落ち着きつつありますが、2021年と2022年を比較して合格者数トップの塾が入れ替わった学校があります。そんな学校を紹介。
2022年入試で合格者数トップ塾が入れ替わった学校
いつも強い塾は今年も強いという傾向
毎年言えることですが、合格者数の塾ごとの人数は1年で大幅に変わるものではなく強い塾というのは毎年多くの合格者を出します。去年まで強かった塾は今年も強いだろうということですね。
毎年トップ塾が入れ替わることは実は多くありません、2022年も110校ぐらい調査して12校およそ1割です。
2022年にトップが入れ替わった学校12校
比較したのは以下の2つのデータ
今年2022年の合格者数
前年2021年の合格者数
2022年と2021年の塾ごとの合格者数を出し、合格者トップ塾が入れ替わった学校を見ていきます。
注意1)公立一貫校はenaなど集計対象ではない塾が強いので今回は対象外
注意2)対象は去年、今年と連続して調査した学校
進学校編
学校名 2021年の合格者トップ塾⇒2022年の合格者トップ塾
サレジオ サピ ⇒ 日能研
武蔵 早稲アカ ⇒ サピ
共立 四谷大塚 ⇒ 日能研
開智日本橋 早稲アカ ⇒ サピ
埼玉栄 早稲アカ ⇒ 日能研
進学校5校でトップ塾が入れ替わっています。日能研が3校とサピックスが2校で合格者数トップ塾になりました。トップを奪われた塾側は5校中3校が早稲アカ。
付属校編
学校名 2021年の合格者トップ塾⇒2022年の合格者トップ塾
早大学院 早稲アカ ⇒ サピ
学習院 早稲アカ ⇒ サピ
学習院女 サピ ⇒ 四谷大塚
立教女 サピ ⇒ 四谷大塚
青学横浜 早稲アカ ⇒ サピ
中大横浜 四谷大塚 ⇒ サピ
東洋大京北 四谷大塚 ⇒ 日能研
付属校7校でトップ塾が入れ替わっています。サピックスが4校、四谷大塚2校、日能研が1校で合格者数トップ塾になりました。トップを奪われた側は早稲アカ3校、サピックス2校、四谷大塚2校となっています。
まとめ
早稲アカが武蔵・早大学院のトップをサピックスに明け渡す
早稲アカが長らくトップを守り抜いていた御三家の一つ武蔵と早大学院をサピックスにトップの座を明け渡しました。この2校は早稲アカが「〇年連続合格者数日本一」と宣伝していたものだったので相当な痛手かと思われます。
サピックス6校で新たにトップに
武蔵、早大学院だけでなく学習院、青学横浜、中央横浜、開智日本橋でトップ。生徒周が2021年より350人ほど増えており最難関校の下の層(難関校・中堅校)が分厚くなっている印象があります。一方、前年トップだった学習院女、立教女でトップを四谷大塚に奪われこのレンジでは他塾との熾烈な争いとなっている模様です。
日能研は4校でトップに
日能研はトップを奪われた学校がなかった塾です。その上でサレジオ、共立、埼玉栄、東洋大京北でトップとなりました。
四谷大塚は2校でトップに
四谷大塚は準拠塾も合格者数に含まれるため何とも言えないところもあるのですが、学習院女、立教女の2つの付属女子校2校でトップに、3校でトップを奪われる形になっています。
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