12月1日に栄東の全入試日程で出願の受付が始まりました。日程は2021年入試と若干異なるものの出願状況は上々のようです。
栄東の出願受開始、前年比プラス、注目のA日程1月10日or11日の選択状況は?
最新の12月4日時点での出願状況
12月3日現在で、合計で6181人、注目のA日程が3769人。
2021年はコロナの影響がありましたが、それでも全部で約10000人、A日程だけでも約6000人人の出願がありました。最終的にどのぐらいの出願数になるのかわかりませんが、2021年度からはプラス10%弱程度と予想します。
出願初日のA日程出願状況の前年比較
A日程の出願数は?
注目が集まる最初の入試のA日程(2021年は第1回)を前回と比較します。
2021年は1230+1452=2682人
2022年は2299+1221=3520人と31%プラスとなっております。
前年より出願受付日での出願が増えた理由
・受験日が1日増えた。(2021年は東大クラスの入試が1日だったがそれ以前と同じ2日に戻った。)
・単純に首都圏の中学受験生が増えた。
・2021年はコロナ受験元年で前受の埼玉受験を回避する人がいたが、2021年ほど受験回避する人がいない。
・栄東中高、栄北高は校庭を駐車場として開放する。駐車場の台数に限りがあり2021年は早く満車になったので初日に出願する人が増えた。
・2021年に初めて導入された2日間からの選択制で導入され、出願受付当初は様子見する人がいた?
A日程の1月10日と1月11日の選択状況は?
前回の2021年は1月10日と1月12日の選択制でした。当初学校側の予想は1月10日に受験生が集中するという予想を立てていましたが、予想に反して出願受付当初は1月12日のほうが多く、最後には1月10日と12日がほぼ同じ人数になりました。
去年は学校HPで「現在、多くの受験生が1/10(日)に集中することが予想されていまうが」と書いてありました。
2021年は出願受付時は後日程の1月12日のほうが多かったが、今年は先日程の1月10日のほうが圧倒的に多い。
2021年予想に反して1月12日が多かったのは、1月10日が日曜日に当たり大手塾の日曜特訓、志望校別特訓があったため多くの受験生が1月10日を避け12日に回ったのが原因と言われています。
2022年入試は1月10日は月曜日(祝日)ということで日曜日ではなかったので先日程の1月10日に集中しているのだと推測されます。先日程の1月10日は後日程の1月11日の1.9倍の出願となっています。
前受で受験する人が多いとはいえ、塾の講座日程が実際の中学入試の出願数に影響を及ぼしているのが面白いですね。
栄東A日程の出願状況。
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2021年12月3日
2日のうち1日を選択して受験する珍しい入試
前回2021年は1/10か1/12かの選択で、
学校側予想を裏切り1/12出願が多かった。
しかし昨日受付開始の2022年は1/10出願が極端に多い(12/1同日比較)
これは前回2021/1/10は日曜で大手塾の日曜特訓等があり、そちらを優先させ⇒ pic.twitter.com/A3sUAS2sky
前回の選択制入試で前日程(1/10)と後日程(1/12)の合否状況
1月10日と1月12日では問題が異なるので直接比較は難しいですが、1月12日のほうが受験者数が少ないのに合格者数が多くなっており、特に1年特待や東大クラスの成績上位合格者割合が高くなっています。
これは上にも書きましたが、1月12日は大手塾の日曜特訓スケジュールにより12日に回った優秀層の受験生が多かったためだと思われます。
2022年栄東と首都圏の受験生動向は?
まだ栄東も出願受付が始まったばかりですが、首都圏全体としてコロナ禍でのサポートの良さから中学受験をする人が増えているようです。栄東については受験日が増えているということもあり、2021年から10%弱の出願増を予想しています。