4月10日はサピックス6年のマンスリー確認テストでした。受験された方、お疲れさまでした。
小学校は6年に上がったばかりですが、受験生としては6年のカリキュラムに入り2カ月たち後9カ月で埼玉入試、10カ月で東京神奈川入試となります。
22時より受験ドクターの速報解説もありますので、そのレビューも行います。
<2021/04/11 04:00>受験ドクター速報ライブ解説更新、コベツバの算数解説を更新。
今回のマンスリーざっくりまとめ
・算数が点数が取れなかったのコメントあり、極端な難問はなく上位層は取れたか
・国語は難易度低し、平均点もあがりそう、社会が難しかったとのコメントあり
・3月の復習テストと比較して、平均点は同じぐらいになりそう。
アンケート集計サイトのご紹介
父と息子の2022年中学受験日記: 6年4月マンスリーテスト自己採点アンケート
3月復習テストとの比較になります。
今回のマンスリーは3月復習テストと同じぐらいの平均点か推移か。
SNS動向
算数が難しかった、点数が伸びなかったとのコメントが多数あるが、一方で「できた」とのコメントもあり、極端な難問がなく取れる人は取れる問題だったといえそう。国語については割と点数が確保できている模様、つまり簡単だった。社会は難しかったとのコメントもあり。算数のデキが全体のデキに直結しそうである。
社会で漢字を間違った、書けなかったというコメント多数。 与謝野晶子、犬養毅、太閤検地あたりか?
受験ドクター速報解説
Youtubeでの速報解説が本日 22:00より行われました。
学校でも6年、塾でも6年、新6年の「新」が取れた6年という感じですね。
国語解説
全体的にいえば比較的簡単な問題。
[1]漢字:少し難しいか。沿革:意味を押さえる。改→部首はのぶん、「貯蔵」預と間違えやすい。
[2]品詞:中学受験では基本出ない。小学生の範囲は区別できればOK。「な」を「だ」に置き換えられるか。「の」の識別→主格、連体修飾格、体言の置き換え、終助詞。れる、られる→小学生は受け身が苦手。眉唾の話→怪しい話。舌鼓→「うまい、うまい」と舌で鼓をうつ。気のおけない、気がおけない→気を使わなくて良い⇒親しい間柄、きびす(踵)をかえす→もと来た道に戻る。
漢字・語句は7割を目指す。
[3]動物の知能の話。論説文ではなく説明文。動物の知能は一律には測れない。問1接続語、理屈ののっとってあてはめること、これは簡単。問2.慣用句、空気を読む。非常に難しい問題に対し避けたいと思っている筆者に対して質問を引っ込めない。
問8.社会的能力の有無。社会的=集団。
子どもにとっつきやすい文章。細部でひっかかることはあるが、標準的な問題。
[4][3]よりさらに易しい。キーワード:特別な存在・必要とされる 問1うやうやしい→礼儀ただしい。うっとり→夢見心地、最近の子どもは使わない。問4.「黒田君」が主語になっているものを抜き出す。問5.2人に対する気持ちを拾っていけば回答できる。今回の記述は簡単。問6.知らなかったとしても消去法で選んでいけば簡単。
全体的に今回は簡単で90を超えるのでは。
平均点予想:91~92点
社会解説
[1]やや難しかったか[2]春休みにやった内容
[1]人物。与謝野晶子、犬養毅→漢字に注意。(3)戦争後の講和条約。(4)発布したときの総理大臣黒田清隆 (6)は細かい内容。第1次世界大戦のきっかけサラエボ事件、大戦景気で物価が上昇、賃金は上昇せず。資料集で大正時代の産業の様子を押さえる(7)白地図(8)大きく差がつく並び替え問題。今後も繰り返しでてくる、入試の定番。年号も押さえる。事件の名前を言い換えられるかどうか。盧溝橋事件。事件が何にむすびついているかを押さえる(12)写真。佐藤栄作、田中角栄、鳩山一郎、福田赳夫。年号と首相と条約。
[2]産業史の問題。(1)太閤検地(漢字に注意)(6)鎌倉時代の二重支配、(7)お金から時代を判別。和同開珎、富本銭はできたのでは。(8)改革、ききんがテーマ。享保の改革、田沼の政治、天保の改革(9)明治10年より3%→2.5%。
ところどころ細かい知識を問う問題
平均点予想:55~60点
理科解説
全体的にはテキスト通り、標準的な問題で解き易い。[1]季節の問題が細かい知識が必要。春の七草。秋の七草、マメ科の特徴:3種類違う形の葉がある。秋の七草の覚え方「お好きな服は?」お:オミナエシ、す:ススキ、き:ききょう、な:ナデシコ、ふ:フジバカマ、く:クズ、は:ハギ。クズとハギがマメ科。
夏の大三角、写真がいつもと上下が逆になっている。春の天気、三寒四温。
[2]電気回路、豆電球のつなぎ方。(4)(5)(6)電気抵抗の計算問題。電流と電気抵抗は反比例。(5)(6)電気抵抗は直列なら和になる。夏以降は電気抵抗の複雑な問題もとけるように。
[3]月。標準的なテーマ。後半は割と簡単。月の出満ち欠けは難しくない、回答時間も短くしたい。
[4]太陽について、南中時刻の計算→昼間の長さから季節を求める、時間から明石市から東か西を判断する。(3)昼間の長さを計算する、12時間より長い。表から日が進むと昼間の長さが短くなっている。夏至→秋分に向かっている季節。論理を考えて選択肢を選ぶ。
[5]燃焼、化学変化:銅を燃やした時は4:1(酸素)で結びつく。マグネシウムは3:2(酸素)。ステンレス皿の重さを考えること。
全体的に[1]は難しめだが、[2]以降は標準問題。
平均点予想:60点前後。
算数解説
ものすごく難しい問題があったわけではないが、[4]から難度が上がり[5][6][7]としっかり難しかった。テキストから少し捻った問題が多かった。
[2](3)十の位は5x4の20通り、そこから5番目。(7)水を入れる時間が3:1なら、水を出すの時間も3:1。処理の数が若干多い。引っ掛かりやすい問題だったのでは。
[3](2)相似比で行う方法と底辺比、高さ比から出す方法の2種類(3)三角すいの表面積を出す問題は、展開図が(奇跡的に)正方形になるこの形だけ。7x7=49
[4](1)10番目の奇数は19。19x19=361 (2)図形的にとらえるのがよい,1+3+5+→奇数の和は平方数になる。
[5]仕事算。表にするとわかりやすい
[6](1)11C3から三角形にならない5C3,6C3を引く
[7]ダイヤグラム、周期的に繰り返す。
全体として[4]以降に難易度が上がるが、手がつけられないほど難しくはない、そこそこの難問が並ぶ。自分の得意分野で得点すること。手が付けられる問題の種類を増やす。
平均点予想:70~75点
4科目合計
平均点予想:276~287点
中学受験コベツバ算数解説
【配信中】サピックス6年生 4月マンスリー確認テスト 動画解説・難易度分析
レベル感としてはAが76%と易しめ上位帯は高得点を取ることができる内容、とはいえ、6年前半で不安定な時期なので崩れることも多いそう。学習上の論点の抜け漏れ確認を。
A問題(基本レベル):114点
B問題(やや応用) : 36点
C問題(応用・発展): 0点