中学受験の下書き

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サピックス新6年 2月マンスリー 受験ドクター平均点・難易度予想・SNS動向 

サピックスマンスリー

 2月13日は新6年(現5年)のマンスリー確認テストでした。受験された方、お疲れさまでした。

今月より6年のカリキュラムに入りますが、現6年の受験を見て、次は自分たちの番だと緊張感が出てきているかもしれません。

20時より受験ドクターの速報解説もありますので、そのレビューも行います。

<2021/02/13 21:15>全体的に更新済。

<2021/02/13 23:00>コベツバ情報を追加

ざっくりまとめ

・新6年最初のマンスリー。

・理科が物理分野が多く、難しめ。一方算数は解けて欲しい問題が中心。

・国語は難しかったとの感想が多いが、読めれば難しくない。基礎力の向上を。

アンケート集計サイトのご紹介

父と息子の2022年中学受験日記: 新6年2月マンスリーテスト自己採点アンケート

12月のマンスリーテストとの比較でのアンケートを募集しています。

 

SNS動向

全体的に情報が少ないですが、まず理科が物理分野が中心で難しく時間が足りなかったというコメントが多数。全体点数に影響が大きな算数は比較的取り組みやすいセット。一方、国語は記述を中心に難しめ。社会は歴史問題が中心で人による。
 

受験ドクター速報解説

Youtubeでの速報解説が本日 20:00より行われます。

新6年最初のテストでしたがいかがだったでしょうか?
 

国語解説

漢字:とても難しかった。漢字は読めて書けるのが基本。読み、書きだけが問だとしても読んで書けるようにしておく。骨子、善処、看破などは意味も合わせて確認しておくこと。

ズブの素人→お子様は使うか?

勉学は修める、好成績は収める。→イジワルな問題。勉強関係だから、「修」に飛びついたお子さんがいたのでは?

暗喩、隠喩は区別できるようにしておく。

論説文:筆者の主張をきちんと押さえると読みやすいはずだが、難しかったという反応が多かった。一般的に言われていることと違うことが原因。情報をきちんと書かれている通りに整理して読むことが大事。

問1接続語は1問も落とさないように。前と後ろの関係性から接続語を選ぶ。理屈で入れること、感覚で入れない。問2,3は選択肢がまぎらわしくない、簡単。迷わない。問6.最新式の掃除機「」を使っているときは意味をずらしている。難しかった。問7記述、筆者の主張。「自分の身体で感じる、心を動かす」を絶対書く。骨子がかけていれば7割、8割ぐらいの部分点がもらえる。

物語文:舞台が海外、フルートなじみがないことを除けば読みやすい。少年がフルートをやっていて、お金がないためフルートの買い替えができない、買い換えないとプロを目指せない、そのような少年の苦悩。

問1文中の語彙問題は文脈に沿う。問2時系列をおさえる、問2・問3は落とさないように。問6分岐点→分かれ道、フルートを趣味でやるのか、プロを目指すのか。高いフルートを買うか練習用で続けるか。問9.理不尽・不条理→入試必須の言葉。問10.きっかけは怒り。

今回の国語は実は読みやすい、解きにくいと感じた子は基礎力がありそうで実は足りないと思ったほうがいい。読書量が多く、心の経験値が高く読んでいたお子さんは今回のテストで落としやすい。確かな読解力を試すのにいい問題だった。基礎力がついていれば点数は取りやすい。 

平均点予想:80~85点。 

 

社会解説 

明治時代の歴史、差がつき易い、歴史の中でも実力を測るのに良い。歴史好きには解き易いが、歴史が苦手な子は苦戦する問題。

戦争について。日比谷焼討事件←漢字も注意。ポーツマス条約、下関条約の区別。入試で問われやすい。

選挙権の年齢、条件など。公民に繋がる部分なので今のうちに固める。

国家総動員法 1938年。第二次世界大戦ではない。

昭和後期。戦後の諸外国との国交回復、首相、年号、国の組み合わせで押さえる。

オイルショック。2019年大阪サミット。1975年オイルショックがきっかけとなってスタート。G7。

平成歴史。入試問題での出題は増えている。年号と合わせて押さえる。

昭和後期が難易度が高い、前半、明治から昭和はそこまで複雑ではない。漢字のデキによっては左右される。

平均点予想:60点。

 

 

 

理科解説

全6問。模試とは違い、4分野が均等にでていたわけではない。物理が多く取りにくかった。

小問集合、物理:電流と磁石、地学:太陽と月、物理:浮力、化学:中和反応、物理:鏡と光。物理系の問題が多く取りにくい。1問1問は身に着けて、実力をつけていくべき問題。

小問題集合:地下茎を食べているもの、冬の大三角、地層、気象、生物。生物・地学が多め。少し捻った問題。いよいよ受験生だというサピのメッセージ?。

電流と磁界:磁界の向き、電流の向きなど割と細かい知識。なんとなくの理解ではダメ。

地学:今回の理科では知識問題で比較的解き易いが、計算問題あり。計算問題が増えると平均点が下がる。日の出、日の入りの定義が太陽と月では違う。

浮力:苦手な人が多い分野だがコツが掴めると比較的簡単。浮力と重力が釣り合うと止まる。沈んでいる場合は浮力だけでは小さく支えられない。

中和反応:化学計算は過不足なく反応する瞬間を押さえることが大事。中和反応の問題の中でも解きにくい。基礎がわかっていないと解けない。解けなかった人は復習を。

光:方眼は使う。反射の作図、線対称を作る。作図の基本を押さえること。非常にいい問題。基本ができていないと厳しい。

全体的に物理が多い、計算が多い、計算が取りにくい、知識問題も日ごろ問われない問題が多い→平均点は高くならない。この問題で点が取れる子はかなり基本ができている。それを判別するにはいいテスト。受験生に、細かいことまでこだわって勉強してほいいというメッセージか。

 

平均点予想:50点下回るか

 

 

算数解説

範囲が広い、難問というより押さえて欲しい問題が数多く出ていた。準備して復習できていた人には解き易かった。できなかった人は復習しておくこと。

[1](4)逆比の発見。

[2](1)最小公倍数、最大公約数、連除法。互いに素。(2)倍数算、見直しをしたかがポイント。(3)食塩水、面積図、天秤図といった手法が使えているか。(4)売買損益。(5)速さの比を距離の比に置き換えられたか。(6)やりとりの流れ図をかけたか。

当たり前のように出来て欲しい問題。

[3](1)外角を使う(2)台形分割。(3)直角三角形の三辺比を押さえておく。(4)面積比と相似比。(5)円錐の展開図、公式を押さえる。

[4]場合の数。男子の選び方、女子の選び方は別々なので掛ける。(2)不定方程式

[5]ニュートン算、難易度の高い問題として出ることがある。‘難易度が上がっていく。解法を身に着ける。

[6]旅人算。速さと比。速さの比を時間の比に置き換えて短時間で解けるように。

[7]数の性質。N進法。今年浅野中で出題。2進と8進を組み合わせた問題で解きにくかったかも。(2)の①までは解けた?②は場合分けをしてやる必要があるので、正解率は一桁かも、前半の見直しでも良かった。

この問題はこの解法ということを理解できているか?と反応できるかという塾からのメッセージ。 

平均点予想:80~85点

 

 

4科目合計

270~280点。

 

 

中学受験コベツバ算数解説

【配信中】サピックス新6年生 2月マンスリー確認テスト 動画解説・難易度分析

Aが70%、Cが1問、残りがBという易しめの構成。AとBを復習しておくことが重要。

A問題(基本レベル):105点

B問題(やや応用) : 40点

C問題(応用・発展):  5点

 

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