中学受験の下書き

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「制服がなく、私服登校可能な学校」と「制服なしのメリット・デメリット」

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今回のテーマは学校生活や登校時の、制服か?私服か?、「制服」がない学校の特徴についてとか。これも結構深いというか、いろいろとある話。制服がある学校とない学校では雰囲気もかわりますし、学校のカラーを方向付ける要素ともいえます。

 

制服か私服か…それが問題だ

東大合格者ランキング常連校は私服の学校が…

筑波大附属駒場、 灘、 麻布などの東大合格者ラインキング上位校は制服がない学校です。基本的には制服がない学校は「名門校」が多いような印象がありますが、どうなんでしょうか?

制服がない学校一覧

中学校は制服があるが高校だと制服がない

いくつかの学校は中学は制服だが、高校だと制服がないという学校があります。一貫校であっても私服かどうかで中学生か高校生かを見分けることができます。

・浦和ルーテル学院

・桐朋

・立教新座

・都立小石川中等教育学校(「高校」にあたる後期課程は私服)

(追加)

・日本女子大附

中学校・高校の両方で制服がない

東京都私立

・麻布
・武蔵
・女子学院
・慶応義塾中等部
・恵泉女学園(華美でない清潔な服装に、校章をつけて通学)
・立教女学院
・国立音楽大学附属(「こくりつ」、ではなく、「くにたち」です。)
・明星学園
・和光
・自由学園女子部中等科(女子部のみ私服。ブラウスとスカートが基本)
・成城学園中学校(女子のみ私服。えり、そでのついたもの。学校設立経緯の違いから女子のみ私服とのこと。)
・玉川学園中学部(女子は規定があるが私服。えりがあるものとスカートが基本で結構細かく規定あり。)
 
東京都国立・公立
・筑波大学附属駒場
・東京学芸大学附属国際中等教育
・東京学芸大学附属小金井
・都立武蔵
 
東京都以外 
・公文国際学園中等部・・・横浜市の私立中学。共学校。
・川崎高等学校附属中学校・・・川崎市の市立一貫中学。共学校。
・横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校・・・横浜市の市立一貫中学。共学校。
・自由の森学園中学校・・・埼玉県飯能市の私立中学。共学校。
・大宮国際中等教育学校・・・さいたまの市立一貫校。共学校。
・千葉大学教育学部附属中学校・・・千葉市の国立中学。共学校。
他。 

 

 

中学受験での制服がない学校の特徴

中学受験での制服がない学校の特徴は以下の通り。
(1)伝統ある進学校や付属校、国立・都立・県立の一貫校、いわゆる名門校が多い。
(2)男子は制服があるが、女子は制服がない学校や、ある程度の型はあるがその中での私服が認めらている学校などもある。  
(3)標準服、制服もあり、式典などはそれを着て、普段は私服の学校などなど。
→結局、その標準服で普段の日も登校する、という人も。
 
全体的に、私服での登校が可能な学校は、比較的カジュアルな服装で登校する人が多いようです。一部の女子は、制服「風」の恰好、いわゆる「なんちゃって制服」で通う人も結構いたり。

 

制服なしのメリット・デメリット

<メリット>
・自分の好きな恰好ができる、ファッション好きだといろいろな服装が毎日楽しめる。個性を出せる。
・自主性を育て、多様性を尊重することできる。
 →スカート・パンツも自由に選べ、性的少数者にも配慮できる。
 ・暑がり寒がりなど個人に合わせたり、幅広い気温にも対応可能。夏などは汗をかきにくい服など機能性でも選べる。
気にしなければ、服代があまりいらない。
・成長期でも合ったサイズの服を着られる(制服だとすぐにサイズアウトする)
・街を出歩いても学校がばれない。(メリットか?)
・総じて制服に比べると洗濯しやすいことが多い
 
 
<デメリット>
・貧富の差が出る可能性。
着回しなどに気を遣う。 おしゃれではない人、興味がない人には結構苦痛。
・ある程度のおしゃれ度合、体裁を保とうとするとどうしても服代がかかる
・センスがないと制服以上にキツイ。
・学校全体の統一感というか、少なくとも見た目の統一感にはかける。
・儀式・式典のときには別にスーツを買う必要がある。
 
こんなところでしょうか、ファッション好きな人にはよさそうですが、服に悩んだりというデメリットもありそうです。 

アベマTVでの制服か私服か問題

 

まだまだあるぞ制服か私服か問題

「私服もOKで自主性を育む」という風潮

また一方、制服着用ルールを再考する学校も出てきています。月に何日か私服登校できる「カジュアルデー」を設ける学校もあるようです。記事内では、私服OKとする理由としては

・LGBTなどの性的少数者への配慮という側面も。

・個性や多様性を尊重する。自主性を育む。

といった狙いがあると書かれています。なるほど、性的少数者への配慮もあるのか。

「公立中学校、もう私服にしてほしい」に賛否両論!

「公立中学校、もう私服にしてほしい」に賛否両論!制服か、私服か、はたまたジャージか⁉ 中学校の制服問題にツイッターでさまざまな意見が | マイナビニュース

中学校は私服にしてほしいという保護者のツイートが1月に話題になってました。少々長いですがツイートを抜き出します。

こちらのツイートには賛否両論。

こちらは公立中学の制服の話ですが、中学制服一式4万弱。成長期だからすぐに小さくなる。うーん。そうなんだよねぇ。

個人的には中学校の制服ってもっと安く作れるんじゃないの?とか思ったりしますが。

 

 

制服不要派の意見は「値段が高い」「洗濯しづらい」「あっという間にサイズアウトする」

制服必要派は「私服の方が高くつく」「毎日同じものを着れない」「着る服に悩む」「服がたくさんいる」

式典で着る標準服がある上で私服OKの学校が最強か?

この標準服というのがクセモノで成長期なので着ないうちにサイズアウトしてしまう。コストパフォーマンスがびっくりするほど悪い。着ても年1回とか。結局、余計にお金もかかる。

一周まわって「なんちゃって制服」

私服登校可能な学校でもわりといるのが女子を中心とした「なんちゃって制服」派、いわゆる他校の制服だったり、制服っぽい服装での登校です。

いろいろ調べてみたところ、それ用のブランド(eastboyやCONOMi)があるらしく、HPをみましたが「もう完璧に制服やん!」という感じです。多分制服に比べるとかなり安いのだと思う。

なんちゃって制服派の人から言わせると、「制服が着られるのは中高生の時だけだからと」、確かにそうだなぁとは思います。あと男子の「なんちゃって制服」というのもあるようですが、市場としては小さいように思います。

 

 

さいごに

制服の有無はファッションに気を遣う人には大事なポイントになりそうです。女子の場合は制服の「かわいらしさ」が学校人気に反映される面もあり、無ければいい、あればいいという話でもないと思います。新設校は通信制を除いて基本制服がありますし。
制服の有無で学校の雰囲気もガラッと変わるものです。校風の一部と考え、学校側が生徒に何を求めているのかを意識し、志望校選びの一要素と考えてみるのがよさそうです。