ちょっと目先を変えた話題などを。中学受験の特徴としてその年の年号を使った問題や、計算問題の解答になったりします。で、どこの受験塾でもその年の年号がどのような数かという話は絶対するものです。
今回は算数でその年の西暦を使った問題についてです。
たとえば今年2020年の場合は2020=2x2x5x101を使って解く問題だったり、2020が含まれている問題のことです。
①2021は素数か?
→答、素数ではない43x47=2021
知らないと面倒です。45x45=2025なので、2021=45x45-2x2
になることに気づいた人は43x47が2021となることに早く気が付けるでしょう。そうでない場合は全部調べる必要がありますが、45x45=2025で2021より小さいので44以下の素数で割れるかを確認すればOKです。
下1ケタが1となる場合は1x1、3x7=21、9x9=81なので、下一桁が1,3,7,9を調べれば良いのですがほぼ全部が下1ケタ1,3,7,9ですね。
44以下の素数は
2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43
なので、これを総当たりで割っていくと43x47という答えが得られます。
実は2018~2026までの数で素数はない
最近~5年先までの年号を考えると実は素数となる年号はありません。
2019、2021、2023は素数っぽい雰囲気をだしていますが、
素数ではありません。
2017→素数
2018=2x1009
2019=673x3
2020=2x2x5x101
2021=43x47
2022=2x3x337
2023=7x17x17
2027→素数
100以下で、素数っぽいけど素数じゃないランキング
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年1月23日
1位 91(=7x13)
2位 51(=3x17)
3位 57(=3x19)
91は3の倍数でないので、間違えやすいぞ!
西暦問題2020の良問
西暦問題は西暦にこだわるあまり単に西暦をつかっただけという問題になることが多いのですが、2020年駒場東邦の問題はなかなか良い問題だと思います。循環小数問題として使うというところにセンスを感じます。誘導があって丁度良い難易度になっているところがまた良いです。
駒場東邦 算数 2020年[2]
解答は
https://www.inter-edu.com/files/nyushi/2020/komabatoho/komabatoho-mat-a.pdf
を参照願います。
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