今日4/11は第1回合不合判定テストでした。受験された方、お疲れ様でした。
受験ドクターの平均点予想、当日配布資料などをレビューしたいと思います。
去年の第1回はコロナ禍で自宅受験だったため精度がイマイチだったと言われました。今年は会場受験ということもあり緊張感をもって受験できたのではないかと思います。
<2021/04/11 19:30>仮発行、受験ドクターの平均点予想については20時からのライブ配信に同期して更新予定→更新済
<2021/04/12 11:30>全体的に更新予定。
<2021/04/14 20:00>平均点データを更新
合不合判定テストについて
基礎から応用まで幅広い問題が出る。受験者層も四谷大塚や早稲アカでは必須のテストであり、一般校から最難関校までの志望者が受験する。受験者数、母集団とレベルの多様性から精度も高いといわれる。受験する人数も一番多く、受験者数約20000人。
第1回合不合判定テスト平均点結果
今年は結果が出るのが水曜日となり今までより1日早くなっています。
男子:
算数 77.7
国語 78.8
理科 42.9
社会 46.9
4科 248.0
女子:
算数 68.7
国語 84.2
理科 38.0
社会 42.3
4科 235.0
SNSの反応通り理社の点が伸びず、特に理科は男子が42.9女子が38.0と難易度が高かった。受験ドクター予想は国算はまずまず、理社は標準的との予想からは差が出る結果 となった。
今回の合不合判定テストのSNS反応
第1回ということもあり、難易度に関するSNS反応は少ないです。理科、社会が難しめだったとのコメントがちらほら。国、算は割と標準的な難易度か。
今回の合不合、社会は公民も一部範囲に含まれています。(サピ、首都模試は入らない)
本日配布された資料
今日の合不合判定テストで「参加者配布資料」が配られているはずです、しっかりよんでおいてください。重要な情報が入っています。
【ポイント】
・2021年入試総括
-受験者数は2015年以降毎年増加
-東大合格者ベスト10 推薦型選抜合格者校
・2022年入試志望校選定
-スケジュール
-目標校設定ポイント
・2022年入試TOPICS
-早実定員減、星美学園共学化等
受験ドクターの速報解説
本日20時より、受験ドクターの速報ライブ解説があります。→終了済。
国語の解説・平均点予想
作問が良かった、四谷らしい標準的な良問。きちんと実力が出るテスト。
物語文:新幹線の開発。罪の意識を背負いながら開発に情熱を注ぐ。問1.木崎の純粋な熱意を見ての胸の炎。炎のきっかけ、本文の描写を押さえる。問2.語彙「曲りなりにも」文脈判断できたのでは。問3.程度のあらわす副詞。淡々と→冷静に・感情をまじえずに.問4.定義文問題「こみあげるもの」とは、軍用機を自分で作ったことを思い出した→過去に軍用機を設計したことで、大勢の人の死に加担した悔い 問5.三点リーダー、無言問題。無言になった理由→心の中にわだかまりがある→役立たずという思い、自己嫌悪、劣等感→負い目・引け目がある。問6.無言問題、押し黙った理由。もっともらしいものを選ばない。本文に書かれているところから選ぶ。問7.抜き出し→内容の見当。自信を失っている→「ほこりやアイデンティティ」。アイデンティティ:自分が自分たる確たる根拠、自分を見失うと対極にある。入試でよくでる。問9.夢物語のような高速列車→戦いを生み出さない~希望のりもの。
論説文:狩猟民族、農耕民族。解き易い問題。難しいのは「疎外」→枠から外す。
問2.接続語、理屈で入れる。問3.「を」の前は体言。問6.記述は難しい。「目的への疎外」が抽象概念で子どもにはわかりにくい。問7.そのまま「我田引水」問8.本文に書かれている。
記述とマトリックスを入れるのも難しかった。
ここは正答率が低いはず。それ以外は標準的。取れるところで取ること。
[3][4]四字熟語、青天の霹靂→覚えておく。雑木林、門外漢→入試頻出。けなげ→上の者から下の者に対して使う。語感を意識する。
平均点予想:男子75点前後、女子80点
算数の解説・平均点予想
[2](6)四捨五入の範囲。1の位を四捨五入なので、25以上、35未満。
[5](2)角出しを学習してればできるが、してなければハードな問題。(3)(2)の内容を使う。
[6]小問集合。(1)4の倍数の性質を使う(2)食塩水を日頃どう解いているかによって変わってくる。面積図、てんびん。てんびんなら2回使えばいい。面積図なら3段の面積図になる。
[8]容器に水を入れておもりを沈める、底面積が与えられていない。
[9]図形の問題ではなく中身は数の性質。例を示した部分から規則性を見つける。
全体的に標準的な問題。4月で受験生としての仕上がりはまだまだ。
この時期どれだけ標準的な問題が解けたか。
平均点予想:男子75点~80点、女子65点
理科の解説・平均点予想
最初の合不合、オーソドックスな基礎的な知識問題+物理の計算問題、35分という時間では解ききれなかった方が多かったのでは。理科で点を取るには速く思い出せるようにしておくこと。計算を速くする必要がある。
[1]小問集合:裸子植物、熱の伝導の順番、光、季節風、沸騰石など、基礎的な内容
[2]地学:星の移動。北極星は2等星。カシオペア座の方向。日周運動1時間に15度反時計回り。問7は難しい。
[3]生物:光合成、エネルギーの増加。問1,問2 知識とグラフの見方の基本問題。問3 .光合成をしているときも呼吸はしている。問6問7応用の計算問題。復習をしっかり。
[4]化学:気体の性質。二酸化硫黄が若干マイナー。塩化水素、アンモニアは水によくとける。噴水実験は水にとけて気圧が下がるという理屈を押さえておく。問5.水に溶けると酸性になる。二酸化炭素にも漂白作用がある。水素、酸素、二酸化炭素、塩化水素、アンモニアは識別できるように。空気より重いか、水に溶けるか、溶けた場合何性になるか、臭いがあるかなどから判別する。気体の集め方にもつながる。計算問題がない分とりやすかった。
[5]物理、滑車・輪軸。動滑車だったので少し難しい。回答できなかった受験生も多かったのでは、復習しておくこと。35分の中では難しい。
最後の物理が難しいが内容は標準的。
平均点予想:50~55点
社会の解説・平均点予想
合計5問、地理・地理・歴史・歴史・公民。難しい細かいという問題は多くなく標準的な問題。
[1]自然災害にからめた地理。親潮、問4「正しくないもの」社会ではよく見るひっかけ。問8ジオパーク、有珠山、洞爺湖、昭和新山 問9豪雨の被害。震災から10年の節目、自然災害が問われる可能性あり。
[2]工業:戦後の日本の工業のまとめ。文章が良くまとまっている。加工貿易。為替・円高・円安は勘違いしやすい、どういう影響があるかを確認すること。
[3]古代を中心にした遺跡。白地図、都道府県の形と県庁所在地の場所が県の中のどこにあるか覚えておくこと。史書。何世紀か。
[4]人物を絡めての通史。鎌倉~江戸。
[5]公民。最近勉強した公民の基本的な事項で解き易かったのでは。過半数、三分の二など、数字にまつわるところは細かく聞かれるので押さえておくこと。知識が定着してない場合には取りずらかったかも。
第1回の合不合は昔やった地理を忘れていたり、最近の公民が定着していないことがあり点数が伸びにくい傾向。それでも標準的な平均点か。
平均点予想:50点台前半。
4科目の平均点予想
男子:252~262点、女子245~255点
第1回合不合判定テスト・採点・成績スケジュール
志望校登録期間:4月5日(月)正午から4月12日(月)午後11時まで
答案・解説授業動画:4月12日(月)正午以降公開(採点が終わった教科・答案から順次公開)
(注意!)一部本日4月11日に素点が出始めているようです。
※解説動画の閲覧は4月29日(木)正午まで
成績資料:4月14日(水)午後6時公開