2月1日の東京・神奈川の入試まで1週間となりました。
今回は1月25日付の東京都内出願状況をレビューします。
東京都私立中学(共学)の出願状況
最新1/25のものを市進Webで見ることができます。
各校の詳細データはこちらをご覧ください。
中学入試速報 2021|出願・倍率・補欠繰上|市進中学受験情報ナビ
都内私立中学の出願状況ざっくりまとめ
・男女御三家、早慶付属など最難関レベルは桜蔭を除き出願数はマイナス。チャレンジが減少し安全志向か。
・校名変更、共学化の広尾小石川が定員90に対して1700弱の出願。共学化の芝浦工大附も多くの出願を集める。
・付属校、早慶の付属は減少している学校が多いがそれ以外はまちまち。
慶應普通部↓ 、早稲田↓、早実↓、早大学院↓、青学→、明明→、明中↑、
明中八↑、中大附↓、法政↑、成蹊→、成城学園↑
・男子校では、駒東、高輪、女子校では:鷗友、大妻多摩、共学では、駒込、安田学園、宝仙などが増加。
・御三家の併願校、渋渋などは順調、海城、豊島岡も前年並み。
・日大付属系の学校はどこも大幅出願増加。
都内男子校
麻布:出願締切隅。前年比-13%(20年1016→21年881) 実質倍率も低下見込み。
足立学園:締切まで5-7日。前年同日比はプラスマイナスまちまち。
海城:締切日。前年同日比は第1回は+1%、第2回は0%と前年とほぼ同じ倍率。
開成:出願締切済。前年比-2%(20年1266→21年1243)マイナスではあるが前年とほぼ同じ入試になりそう。
学習院:第1回、第2回とも前年同日比+7%,+4%。去年に引き続き出願を増やしそう
暁星:第1回、第2回とも前年同日比で-9%,-22%と出遅れ気味。
攻玉社:第1回、第2回、特選いずれもマイナス前年同日比-16%,-12%,-49%。穴場か。
佼成学園:前年同日比はコースによりまちまち。
駒場東邦:出願締切まで1日。前年同日比+8%、既に昨年の出願数越え。
芝:近年人気面では低迷(20年最終は-12%)していたが底打ち感。前年同日比データは第1回、第2回で-3%,-10%。
城北:近年人気化、20年出願数を延ばしたが21年も安定した人気。前年同日比では、第1回、2回、3回が、+4%,-1%,+34%。
巣鴨:近年人気化していたが、反動でマイナスか。前年同日比は-14%から-9%。
成城:第1回,2回,3回ともに前年同日比-14%,-16%,-22%。現時点でマイナス。
世田谷学園:毎年巣鴨と似た動き。近年の人気化から反動のマイナス、現時点で前年同日比-19%から-41%。
高輪:20年同様、強い。前年同日比+14%-+29%。高輪ゲートウェイ効果
東京都市大付属:前年同日比ではほぼ全ての入試日がマイナス。様子見感。午後入試の枠が大きいので今後どう出願数が推移するか不透明。
桐朋:出願締切済。前年比は第1回は+0%、第2回は-4%と安定。
獨協:2月1日に午後入試を新設。定員20に対して既に483の出願。それ以外の入試日も前年同日比で+19%から+31%のプラス。人気化。
日大豊山:前年同日比で+49から+60%と人気化。各種指標で人気化が言われていたがそれを証明した形に。激戦予想。今年は日大系は概ね人気化。
本郷:前年同日比は第1回~3回で+15%,-9%,+13%,高校募集を停止したことで20年は定員増で倍率が下がっていた。
武蔵:出願締切済。前年比-3%(20年601→21年584)。男子御三家は3校とも前年割れ。
明大中野:前年同日比+11%,+33%と人気化。
明法:前年比同日比でプラス。
立教池袋:第1回は前年同日比で-5%。
早稲田:出願締切済。第1回、2回で前年比-8%,-8%。出願数は798,1278。
早大学院:出願締切済。前年比-3%のマイナス。
都内女子校
跡見:前年同日比では、2/1、2/1午後,2/2午前はプラス、他日程はマイナス。
江戸川女子:2/2AMに英語特化型入試を新設。全体的に出願で足は鈍く前年同日比で-63%`から-23%。
桜蔭:締切済。出願数は575で20年の555から+5%。事前のマイナス予想を裏切る形に。近年補欠合格10-15名。
鷗友:人気に拍車。前年同日比で第1回が+21%,第2回が+21%。激戦必至。吉祥女子が2/4入試取りやめで流入の可能性。
大妻:前年同日比で全日程プラス。特に第3回、4回の増加幅が大きい。
大妻多摩:前年同日比ではプラス日程が多い。他指標でもプラスとなっており人気化。
大妻中野:2/1,2/2午後入試の定員増。前年同日比は入試日により増減ばらばら。
学習院女子:出願は1/25迄。前年同日比で第1回が-1%,第2回が-11%とマイナス。A日程は前年並。
神田女学園:前年同日比でプラス、マイナスばらばら。
吉祥女子:前年同日比で2/1,2/2で+3%,+0%。21年より2/4を中止にした分、2/1,2の定員増。
共立女子:20年に出願数増加だったが、21年前年同日比で全入試日がマイナス。
恵泉:前年同日比で2/1PM,2/2AM,2/3PM入試がそれぞれ-11%,-18%,-20%。20年に大幅に出願を伸ばし+33%から+57%、その反動。
光塩:前年同日比で2/1,2/2,2/4で-20%,+3%,+6%。
昇華:20年入試で出願数を伸ばしたが、21年も勢いがある状況、前年同日比で+11%から+34%。人気化。
香蘭:19年に立教への推薦枠と2/2PM入試を導入により人気化していたが、21年は前日同日比で第1回-21%,第2回-20%とマイナス見込み。
実践女子:前年同日比で+45%から+107%の大幅プラス。
品川女子:前年同日比で2/1が+18%、算数一科、2/2,2/4は-10%,-21%,-28%前後。
十文字:2/6に特別入試が新設。前年同日比は入試日によりプラスマイナスまちまち。
頌栄:前年同日比で第1回は-4%,第2回は+50%。
昭和女子大:20年人気化。21年は前年同日比でマイナスの日程が多い。グローバル留学コースの出願増加が意外。敷地内のテンプル大学に強みか。
女子学院:出願終了。19年20年の出願794,798に対して21年は723。-5%。桜蔭微増、女子学院微減。
女子聖学院:前年同日比でマイナスの入試日が多い。
女子美大付:第1回,2回,3回で+23%,+11%,+20%。
白百合:前年同日比は-13%、出願締切が1/25。
玉川聖学院:前年同日比は2/1AM,PM, 2/2,2/3PMともにプラス
田園調布:前年同日比は-37%から-15%のマイナス。
東京純心:前年同日比+8から+53%のプラス。
東京女学館:前年同日比では全体的にマイナス。
桐朋女子:前年同日比データは若干マイナス。
東洋英和:出願締切済。前年比でAが-14%、Bが+1%。
豊島岡:前年同日比は第1回~第3回で、+2%,-7%,-7%とほぼ変わらず。安定した人気。
中村:全日程で前年同日比プラス。
日大豊山女子:ほぼ全日程で前年同日比プラス、男子同様人気化している。2年連続で出願大幅増、激戦模様。
富士見:全日程で前年同日比プラス。20年導入の算数1科の伸び顕著でけん引する形に。
雙葉:出願締切済、前年比-8%の385。
普連土:全日程、前年同日比若干プラス。近年出願数は安定しており例年通りか。
三輪田:2/1PMマイナスだがそれ以外の日程はプラス。
目黒星美:全日程、前年同日比マイナス。
山脇:全日程、前年同日比プラス。各種指標で人気化していたがそれを裏付ける形に。激戦模様。
立教女子:出願締切済。前年比-3%。出願数は347。
和洋九段:前年同日比のデータはないが20年よりも総じて上回りそう。
都内共学校
青山学院:前年同日比で男子-15%,女子+5%。21年は日程が2/2に戻る。女子は例年通り倍率が高くなりそう
頴明館:第2回の男子を除き前年同日比でマイナス。20年好調だった分揺り戻し。
桜美林:2/1,2総合学力評価に伸び。他日程は現時点で前年同日比マイナス。
開智日本橋:前年同日比ではプラス傾向。20年減少の反動か。19年並みか。
かえつ日本橋:主要な2科4科入試は前年同日比でプラス方向、20年からの伸び継続。特に女子の伸びが目立つ。
慶應中等部:出願締切済。出願数の発表なし。なお神奈川の慶應普通部はマイナス。
工学院大附:20年伸びたが、21年も続き前年同日比でほぼ大幅プラス。
国学院久我山:日程によるが前年同日比で-10%程度で推移。21年は定員の割振り変更有。
駒込:20年伸びたが、21年も前年同日比で全日程で大幅プラス。
芝浦工大附:21年より共学化、前年同日比で全日程+17-34%の伸び、特色入試も導入。男子と女子の出願比率はおよそ4:1。
渋谷渋谷:前年同日比で第1回プラス、第2回男+17%,女-10%、第3回もプラス。人気化。
淑徳:現時点で前年同時日でマイナス。20年に伸びたので揺り戻し傾向。
淑徳巣鴨:20年伸びたが21も前年同日比で大幅な伸び。高倍率予想。
順天:前年度日比では2/1,2,4午後入試でのマイナスが目立つ、女子は顕著。
成蹊:前年同日比で男子プラス、女子マイナス傾向。男女別定員。
成城学園:前年同日比で第1回はほぼ同じ。2回はプラス。
青稜:前年比同日比で2/1午後男子を除きプラス。午後入試定員変更有。
創価:1/21出願締切、現時点で出願数発表なし。
玉川学園:前年同日比でプラス日程が多い。
多摩大聖ヶ丘:前年同日比でプラスマイナスまちまち。午後入試が定員減。
多摩大目黒:前年同日比で進学クラスは前年並み。特待・特進はプラス。定員枠の変更有。
中大附:出願締切済。前年同日比でマイナス。第1回男-14%,女0%、第2回男-15%,女-11%
帝京大:前年同日比で全日程マイナス、-43%から-29%。
東京成徳大:前年同日比でプラスマイナスまちまち。
東京電機大:前年同日比で全日程大幅プラス。女子の伸びが著しい。定員枠の変更有。
東京都市大等々力:前年同日比でマイナスが目立つ。全体で定員が20増加。
東京農大一:前年同日比で男子の伸びが著しい。全体的に増加。
東洋大京北:前年同時比で全体的にマイナス。特に男子の減少が著しい。
ドルトン東京:前年同時比で日程によりプラスマイナスがあるが全体的に増加傾向。
日大一:前年同日比でほぼプラス、20年より人気継続。日大系中学は全体的にプラス。
日大二:前年同日比で全日程プラス(+3%~+25%)。20年に続いて増加見込み。
日大三:前年同日比でプラス、女子の増加が著しい。前年からの増加傾向を継続。
八王子学園八王子:前年同日比プラスマイナスまちまち。2/2午後を新設。枠変更有。
広尾学園:20年は高難度から減少。21年は前年同日比プラマイまちまちだが前年並みか。
広尾学園小石川:校名変更共学化で中入復活。既に出願1700弱。定員は90。ロケットスタート確定。辞退率はどのぐらいか?
文化大杉並:前年同日比の発表なし。
法政大学:前年同日比で第1回+11%、第2回+17%と堅調。
宝仙:ほぼ全ての日程で前年同日比大幅プラス、20年のマイナスを埋める形に。
三田国際:前年同日比で小幅マイナスが目立つも、比較的安定。
武蔵野大:前年同日比で全体的にマイナス。20年の揺り戻しか。
明治学院:前年同日比+8%~+32%と20年に引き続き堅調。
明中八王子:前年同日比で男子を中心に堅調。高倍率を維持見込み。
明大明治:前年同日比からは多少の凸凹はあるが前年並みに落ち着きそう。
目黒日大:前年同日比、男子で著しい伸び。全体的にも20年に続きプラス傾向。
目白研心:前年同日比データなし。
八雲学園:前年同日比で全体的にマイナス。
安田学園:前年同日比で全体的にプラス。20年に続いて堅調。定員枠の増加あり。
早実:出願締切済。男子-9%,女子-12%、前年に引き続きのマイナス。
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