こんにちは
2月1日の受験日まで100日を切りました。志望校の偏差値や倍率の動向が気になります。市進WEBで大手公開模試の志望動向から2020年入試の傾向データ分析のまとめがありました。
http://www.chu-jukennavi.net/page148.html
今回は男子校のデータを見ていきたいと思います。
(1)2020年中学受験のざっくりした動向
まず全般的なこととして
・首都圏の小6児童数
・大手塾の在籍小6人数
・大手塾の模試受験者数
いずれも増加しており、2020年中学受験は2019年より平均倍率は上がると予想されています。
中学受験率自体が上昇している背景ですが、以下のことがあります。
(2)9月模試から見る志望動向分析 男子校
市進「2020年入試予想第一弾 ~9月模試から見る志望動向分析~」より
9月の模試のデータで、学校名の後ろの数字は(前年9月模試志望者数)→(今年9月模試志望者数)。また()内は前年比(%)です。
まず進学校から見ていきます。
・開成 1447→1433(99%)
→最上位レベルでは増減は少なく、2020年入試は前年並みの傾向。
・麻布 1082→1131(105%)
→2019年入試で志願者数が4桁に達し、応募者数、偏差値が上昇傾向、2020年さらに増加傾向。
・武蔵 644→672(104%)
→2019年入試で増加。2020年も増加傾向。
・駒場東邦 619→653(105%)
→下げ止まりから上昇へ、2020年も増加傾向あり。
・海城 1回 543→614(113%)
2回 1065→1109(104%)
→2019年入試に続き、2020年も1回、2回とも増加予想。特に1回は大幅増加。
・早稲田 1回 721→782(108%)
2回 1008→1026(102%)
→半付属校。増加予想。特に1回目の応募者増加幅が大。
・芝 1回 558→485(87%)
→2019年入試でも減。2年連続減傾向あり。偏差値は変わらず。
・本郷 1回 486→463(95%)
2回 1141→1155(101%)
→2019年は大幅増。そこから変化はなし。2020は定員増加。
・巣鴨 I期 183→322(175%)
II期 323→472(146%)
→2019算数入試導入。東大合格者増もあり、各回で増加傾向。
・城北 1回 293→289(99%)
2回 566→689(122%)
→第2回の増加は2019年の揺り戻し。近年の平均並か。
・桐朋 1回 273→320(117%)
2回 633→647(102%)
→近年偏差値、人気が下降傾向だったが、下げ止まりから応募者微増傾向。2回は暁星の日程変更の影響が出るかも。
・攻玉社 1回 322→381(118%)
2回 489→479(98%)
→1回目は人気継続。 2回は暁星の日程変更も影響か。
・世田谷学園 1次 155→232(150%)
2次 349→433(124%)
→巣鴨同様、2019算数入試導入。進学実績の上昇もあり人気化。増加傾向。
続いて付属校を見ます。付属校人気は継続模様、青学の受験日変更にも注意。
・早大高等学院 568→603(106%)
→前年の反動、付属人気もあり増加。
・学習院 1回 307→403(131%)
2回 381→346(91%)
→半付属ではあるが、2月2日増加、3日影響ともに青学の試験日移動(2日→3日)も影響もありそう。
・立教池袋 1回 337→460(136%)
→付属人気にプラスして、青学影響も。
・明大中野 1回 829→914(110%)
→2019入試で倍率、偏差値ともに難化したが、上昇に引き続き上昇傾向。学習院同様、青学影響も。
志望者数の動向について書きましたが、全体的に倍率が増加傾向ですが倍率はあまり気にしないほうがいいです。直前に倍率が高そうだからと志望校を変えたいと考える人がいますがおすすめはしません。合格や不合格は倍率とは関係ない部分で決まると考えておいたほうがいいです。気にしすぎは損で、入りたい学校であるなら残った時間対策をするほうが有意義だと思います。気になってしまうのは仕方がないですが、子供の前での同様や嘆きはNGだと思います。
倍率が高くても子供の前では気にしない振る舞いと応援クリックをお願いします(笑)
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