中学受験の下書き

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中学受験・過去問攻略「この時期よく聞く合格体験談」と「解きなおしに時間をかけてはいけない」

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この時期自宅での学習といえば過去問という方は多いのではないでしょうか?

過去問についてはいままで結構記事にしています。

おすすめが

最後にまとめてリンクにおいておきますのでそちらも見ていただけるとうれしいです。

 

で、過去問についてよく聞く話というかウワサがあります。

(1)以下のような、この時期によく聞く、過去問かくあるべき、という話や体験談

・「過去問は3回繰り返して満点を取るものだと塾の先生に言われた」という話を聞いた。
・過去問は20年分を10回繰り返して解いて合格したという体験談を読んだ。

 

似たような話いくらでもあります。基本的には過去問を集中的に繰り返し、身になるまで解くというものです。これ効果があるのでしょうか?

考え方にもよると思うのですが、同じ問題を3回繰り返し解いて満点を取ることや、20年分の過去問を10回繰り返し解くことが効率的かといえばそうはないかなと思います、かなり微妙。どれだけ時間がかかるんだろうとか思いますね。20年分10回というとそれだけで3か月はかかりそうですが…

 繰り返す場合は、時間をあける、前回、間違った問題を解くというのが効率的にすすめるコツです。

過去問は過去に出た問題であって、同じ問題は出ません。傾向をつかむことや、間違った問題を復習することは大事です。

ただ、受験問題は都度新しい問題が出ます、初見の問題に対応できる能力を付けておくこは非常に大事なことです。繰り返している間は初見の問題への能力は付かないですからね。復習と初見の問題のバランスを考えながら進める必要があります。

 

(2)過去問の解きなおしと復習について

 過去問の解きなおしはじっくりやるといくら時間があっても足りません。過去問をやったその日のうちに解きなおしが終わるのが基本です。
過去問を4科目3.5時間で解いた場合、解きなおしや復習は3時間以内(できれば2時間以内)で終わらせたいところです。解きなおしや復習を行う問題数に注意してください。

全問の解きなおし、全問復習は不要です。
合格者平均点に足りない得点分だけ復習と解きなおしをしましょう。

たえだ、過去問から時間をあけて間違った問題をもう一度やってみるのは、かなり効果があるのでおすすめです。

 

(3)捨て問

算数は特にですが、過去問をやるときに絶対はずせないのが、捨て問の見極めです。
これが合否を分けることもあります。(2)の解きなおしのときに、自分の捨て問の見極めが正しかったかを確認しましょう。捨て問題の数は妥当だったか、実は解ける問題を捨て問にしてはないか、などなど。受験期では捨て問題の見極めはとても大事です。

 

(4)最後に

過去問はいろんなアプローチがあり、人によっても正解は違うと思います。過去問は第一志望7年分、第2希望5年分、第3希望3年分とか言われることがありますが、それだけやろうとすると、時間のやりくりだったり解きなおし復習を効率化させるなどの工夫が必要となってきます。点数が気になるところですが、解きなおし復習までの1サイクルを速く回せるやり方にしたほうがよいと思います。

 

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