コロナウイルスによる小学校の休校が始まりました。
学校と塾という生活の大半を過ごしていた場所が休みとなり、時間を持て余している人が多いかもしれません。もちろん、家で塾のテキストや中学受験の勉強ができればいいのですが、いざやろうとすると進まない人が多いと思います。
1.コロナ休校、家じゃ勉強できない!
・塾じゃないと勉強できない
・テストも宿題もないと勉強できない
・入試まで時間があると思ってできない
・家にこもっていると親子喧嘩してしまう
これはあなたの家ことだけではありません。もはや「あるある」です。
2.目先をかえて『算数1教科入試問題にチャレンジ』
煮詰まるようなら目先を変えるのがいいです、目先をかえる勉強法を
何回かに分けて記事にしたいのですが、その第1弾。
『算数1教科入試問題にチャレンジ』
そのままですが、2020年実際の入試問題を解いてみるというものです。
まだ過去問には早い?
未学習分野がある?
自信がない?
そういう声が聞こえそうです、無理にとはいいません。
ただし模擬試験でなく、実際の入試問題に触れるというのは悪くないです。
テンションが上がる人もいると思います。
四谷大塚の偏差値で50後半ぐらいならチャレンジの価値ありです。
3.『普連土学園2020年算数1教科入試』を解こう
なぜ普連土学園なのか?というと
・基本1行問題でとっつきやすい。現時点でも解けるほどの難易度。合不合や組み分けテストより解きやすく、新6年でやっても全く問題ありません。
・受験本番形式で合格か不合格かはっきりした結果がでます。
・1教科で終わる、50分50問とわかりやすいのも良いです。1問1分なので時間は厳しいです。
・未学習分野、難問が少ない。
・実際の受験の合格最低点のデータから現時点での自分の立ち位置を知ることができる。
4.普連土学園算数1教科入試の四谷偏差値
ちなみに普連土学園算数1教科入試は2019年結果偏差値で以下の通り。
合格可能性80% 偏差値57
合格可能性50% 偏差値54
5.ところで普連土学園とはどんな学校
港区の女子校で『「誠実」「簡素」を教育理念とし、1学年3クラス130名という少人数教育により生徒一人ひとりを大切にするミッション系中学校。設立は1887年の伝統校』です。
以下の記事も参考になります。
==
大学合格実績が安定して好調だということだ。2019年度の実績では国公立大、および私立の早慶を含むMARCH以上の大学に計50人以上(学年の約4割)が進学している。中学受験の難易度としては中程度だが、高校卒業の「出口」では上位校にひけをとらない。
==
6.入試問題と解答用紙を準備しよう
普連土学園のHPに入試問題、解答用紙、解答があります。
2020年2月1日午後算数1教科入試問題
問題用紙 https://www.friends.ac.jp/examination/pdf_mondai/2020sansuQ1m.pdf
解答用紙 https://www.friends.ac.jp/examination/pdf_mondai/2020sansuK1m.pdf
解答はこちらです。問題を解き終わったら採点しましょう。
https://www.friends.ac.jp/examination/pdf_mondai/2020sansuA1m.pdf
なお、解答のみで解説はありません。
7.算数1教科入試のやり方
入試問題をやるときは実際の入試の環境に近づけてやりましょう。
・試験本番と同じようにやること。
→時間を秒単位できっちり測って静かな場所で実施すること、中断しない。
・採点は親がやること→子供はごまかします。
・机の上には時計と筆記用具のみ→本番と同じに
・時間をめいっぱい使うこと、時間前に採点に入ったりしないこと
→最後の最後まで粘る!
・合格発表をやること、2020年の合格最低点は72点です。
・普連土学園の算数1教科入試を受ける予定がある方は今過去問やらない方がいいかもしれないです。
8.入試結果データ
普連土学園(2020年2月実施)算数1教科入試結果データ
募集20人
志願者284人
受験者数261人
合格者数177人
合格者最低点 72点
https://www.yotsuyaotsuka.com/njc/school.php?school_id=00653
9.試験が終わったら
解いてみてどう感じたでしょうか。案外解くことができた?時間が全く足りなかった?難しくはない??入試問題の割にはクセがなく比較的取り組みやすい問題のレベルです。特に序盤は落とせない問題が続きますが、50問50分と時間がありません。時間で苦戦したかもしれません。偏差値Y55~60ぐらいの学校を志望する人は現時点で3-4割ぐらいといったところかもしれません。
現時点で合格最低点に届く人は上位者のみだとは思いますが、合格点である72点までの距離感がつかめると良いです。どこを正解すればよかったか、時間をどうつかうのがいいかなどなど。大事なのは距離感です、偏差値57の学校でも十分やれると自信がでてくるといいと思います。
以下のような感想はありませんか?
・ケアレスミスをしてしまった
・1つの問題に時間を取られてしまった
・落ち着いたら解ける問題だったが時間がなく自滅した
・時間の使い方を間違えた
・もう一度解いたら簡単に解けた
これらのことは来年2月の本番でも起きることです。まずはこういう感想を身をもって感じることが大切です。
学校WEBは解答だけで解説がないのが難点ですが、もし塾の先生などに聞けるのであれば質問して、復習もやりたいところです。
なお普連土学園のWEBには2019年度の問題用紙、解答用紙、解答と受験データ
もありますのでそちらもチャレンジしてみいいと思います。
https://www.friends.ac.jp/examination/past_exam.html
10.まとめ
・勉強で行き詰まったら目先を変える
・今回のオススメは普連土学園の算数1教科入試
・できるだけ実際の入試に近い環境で行う
・問題のレベル、自分のミスなど実際に感じることが大切
現時点で合格点に行く必要はないが、合格最低点までの距離感がわかると良い
・復習もやってみる
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塾の新年度。新しい方もそうでない方もよろしくお願いします。
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