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(3/24更新 人数修正・国立追加)2022年東大合格者数ランキング☆開成41年連続首位/桜蔭理Ⅲ13人

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3月10日東京大学の合格発表が行われました。インターエデュなどから高校別の合格者ランキングを集計しました。

<2022/3/19>筑駒追加

<2022/3/24>開成、日比谷、麻布などの人数を修正、27位に都立国立を追加。

学校別東大合格者ランキング

概況

開成は前年1位をキープしたものの合格者数は減らしていた。特に理Ⅰのブレーキがあった。今年は復活193人と近年でも多い人数となった。理Ⅰだけで89人と圧倒的。2位は筑駒96人、灘92人、聖光が91人と続く、前年上昇で注目された西大和が79人と好調キープ特に現役人数61人は灘62人と並びつつある。桜蔭が理Ⅲ13人を叩き出し開成、灘を上回っている筑駒の数字がでていないがたぶん初の桜蔭理Ⅲトップが見えてきた状況。前年公立旋風を巻き起こした日比谷、横浜翠嵐は今年も好調、去年がコロナ特殊のフロックではとの声もあったが完全に打ち消した。

ランキング

学校名 合格数(現役数)[昨年比]

1位 開成193人(現役137人)[前年比+49人]

41年連続首位かつ190人超えの高水準。2位筑駒の倍。あえて難点をいうなら今まで2桁継続していた最難関学部理Ⅲが6人と開成にしては少ない。

2位 筑波大附属駒場96人(現役65人)[前年比+1人]

今年は前年とほぼ同じ96人。理Ⅲ6人は前年と同じ。人数は2位だが卒業生に占める東大合格率は最も多い。

3位 灘 92人(現役62人)[前年比-5人] 

人数は安定しており類ごとの傾向もかわっていない。理Ⅲ10は灘にしては若干少な目。

4位 聖光学院 91人(現役77人)[前年比+12人] 

2位灘とは1人の差。現役率が85%と高い。推薦2人合格。

5位 西大和学園 79人(現役61人)[前年比+3人] 

2021年大躍進し最終的に6位/76人だったがそこから3人増加。上位の常連校といえそう。関西トップの灘に迫りつつある。現役人数61人は灘の62人とほぼ同じ。共学トップ。

 

6位 桜蔭 77人(現役69人)[前年比+6人] 

前年比+6人と好調。女子校トップ、特筆すべきは①現役率90% ②理Ⅲ13人は灘、筑駒、開成をおさえて全国トップ。理Ⅲトップはたぶん初。

7位 渋谷教育学園幕張 74人(現役54人)[前年比+7人] 

前年比+7人、近年70人前後で安定している。

8位 日比谷65人(現役53人)[前年比+2人]

前年の51年ぶり悲願のベスト10入りをしたが、今年も好調。2021はコロナによる特殊要因とも言われたがフロックでないことを証明。今後はこの水準がベースとなりそう。今年は理Ⅲ合格者も。

9位 麻布64人(現役39人)[前年比-22人]

前年4位85人から24人の幅減も隔年傾向か。学校のレベルが上がる下がるという話でもなさそう。現役時不合格者が多い場合翌年浪人組として受験し合格者数が増えてるようだ。

10位 駒場東邦 60人(現役39人)[前年比+4人]

前年比+4人 理Ⅲ3人。

11位 栄光学園 58人(現役35人)[前年比+11人]

好調、前年比+11人。理Ⅲ3人+珍しい推薦医学部1人。

12位 海城 57人(現役46人)[前年比+10人]

好調、前年比+10人。2年連続推薦2人。推薦対応がしっかりしているのか。

13位 横浜翠嵐 52人(現役44人)[前年比+2人]

前年躍進したがフロックでないことを証明。今年はさらに2人増加。現役率も高い。来年以降はベスト10を狙う形か。神奈川3位。

14位 久留米大学附設 43人(現役34人)[前年比+7人]

前年比7人増加。九州トップ。理Ⅲ4人。地方のハンデを感じさせない結果。

15位 筑波大学附属 42人(現役28人) [前年比+12人]

昨年から10人増。前年得意の推薦が0となっていたが今年は2。

16位 渋谷教育学園渋谷 38人(現役32人)[前年+5人]

毎年少しずつ増加中40人目前まで到達。推薦が3人と全国最多。

渋谷教育幕張+渋谷で今年も100人超え。

17位 ラサール 37人(現役25人) [前年比+4人]

九州2位。理Ⅲ3人。今年も埼玉トップで2位にWスコア、かつ最近では最多。名門の底力。既卒後押しでベスト10もターゲットに。現役が既卒を上回ったのは久しぶり?

 

18位 浅野 36人(現役28人)[前年比-12人]

前年比-12人で神奈川4位に後退。

19位 早稲田 29人(現役24人) [前年比-2人]

半付属。毎年30人前後が安定して合格。

20位 県立浦和 27人(現役17人) [前年比-19人]

埼玉1位だが大幅19人減。公立でも日比谷/横浜翠嵐は好調。何か要因があるのか?

21位 東京学芸大学附属 27人(現役13人) [前年比-3人]

少しずつ減少している印象。現役の少なさも気になる。受験生に入学確約書を出させるなども話題。上位層は横浜翠嵐に入学する傾向か。

22位 東京都立西 27人(現役16人) [前年比+7人]

東京都立では日比谷に続く2位。前年の公立躍進からさらに7人増加。20位圏内まで押し上げてきた。浦和など減少した公立もある中、7人増加はスゴイ。

23位 市川 23人(現役18人) [前年比+1人]

千葉2位。推薦も前年に続き2人合格しており手堅い、ノウハウあり?

24位 洗足学園 20人(現役18人) [前年比+10人]

女子学院が未集計だが現時点で女子校2位。前年から倍増。現率9割と文句なしの好成績。千葉2位。豊島岡14人を超えたのには驚き。

24位 都立小石川中等 20人(現役19人) [前年比+2人]

前年から2人増加。20人台へ。毎年のことながら高い現役率が特徴。卒業生が158人しかいないことを考えると現役での東大合格率はかなり高い。

24位 愛知県立岡崎 20人(現役17人) [前年比-11人]

前年比-11人。ただし現役だけみると-2人なので前年とそれほどかわらない。今年は数学が難しく地方公立に厳しいという話があるがその代表か?

現役率が高くなった。愛知県1位。

27位 広島学院 19人(現役12人) [前年比+9人]

前年比からおよそ倍。理Ⅲも2人。中国四国でトップ。

27位 武蔵 19人(現役14人) [前年比-9人]

前年比-9人。理Ⅰが前年の16人から6人と減っている。

27位 都立国立 19人(現役11人) [前年比±0人]

前年と同じながら30位以内にランクイン。都立では日比谷、西に続いて3位。東大19人、京大15人、一橋14人、東工大22人といわゆる東京一工のバランスよく分散している。