中学受験の下書き

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【中学受験】塾のない数日で弱点強化と持久力強化【勉強法】[更新版]

3日から1週間ぐらいの休みがある場合、時間の使い方がより重要になります。

塾から出た宿題を漫然とこなすだけでは時間の無駄です。どうしても塾の宿題というのは宿題を終わらせることが目的になってしまい、効果が十分でないことが多いです。

以下、こういうものをやったらいいというものを書いてますが、全部やる必要はないですし、まずやれません。ざっくり計画を立てて、最低ここまで、よくてここまでという風に幅をもって計画をたてて、1日単位で実行していくことが大事です。

 
 
(1)不得意科目、不得意分野を中心を集中的に

王道です。4科目、国算理社を得意な順にならべたときに算数が3番目か4番目にくる場合、つまり算数が得意科目と言えないときには算数を集中的にやるべきです。レベルにもよりますが、いつでも出るけど、いつでもあまり解けてないという分野があると思います。

算数でいえば、速さ、比などの必須項目、数の性質、平面図形、立体図形など入試頻出分野は不得意な人が多いのではないでしょうか。その分野を重点的に今塾または家で使っている問題集で強化してください。②にある復習と合わせてやると良いともいます。新規問題集をやりたくなりますが、できるなら新しく買わないほうがよく、手持ちのものをやるほうがよいです。
 
(2)今までやってきた勉強の復習を復習、模試の復習

日頃使っているテキスト、塾での演習問題、宿題等。間違った問題をピックアップして大問で30題ほどやってみてください。力がつきます、過去にやったものではあるもののやってみるとなかなかできません。
もう一回理解を深めて習得しましょう、理解することと自分のものに定着させる気持ちで進めてください。
過去の自分の解き方、間違い方を確認するのもいいです。

結局のところ、学力って間違った問題を正解できるようにする、これの繰り返しです。模試の復習もやれてないと思いますのでやっておいたほうがいいです。

大問1問あたり、15分として、1時間に4題、3時間で12題解くことが可能です。数日で30題ぐらいを完璧にすれば、不得意分野を底上げできるはずです。
100題やったら1段階上の実力と自信がつくと思います。夏前よりも1段階上がったという感覚は大事です。

また、漠然とできるだけやるという計画にせず、最低これだけ、できればこれだけと量を決めてやり始めてください。〇〇問題集の平面図形、基礎編全部の復習みたいにやる総量、ゴールを明確にすることが大事です。終わった達成感が得られるようにしたほうが集中力があがります。
 
(3)時事問題、新元号令和対応、社会の統計

 受験問題の作成は夏に行われるため、時事問題は夏までのものしかでないと言われています。また社会の農作目などの統計資料は夏前に更新されるので最新のものを準備して確認しましょう。

時事問題で狙われるポイント。
 
令和→由来の万葉集。暦算。248番目の元号。
平成天皇は上皇に。上皇で有名なのは後鳥羽上皇、後白河上皇。
新紙幣の3人。
千円→北里柴三郎。細菌学研究。
五千円→津田梅子。女子英学塾(現津田塾大)を創立
一万円→渋沢栄一。『資本主義の父』
 
(4)ちょっと違った切り口での勉強テスト

算数が得意で好きなら算数検定の問題とか、youtubeなどによくある面白い入試問題を特集した動画など
日頃はやらない切り口の勉強もいいです。楽しんでやれるものがいいです。
漢字のクロスワードとか、クイズ番組にでてくる漢字パズルとか。
大事なことは、やってて楽しいものがいいです。負担は軽いと思います。
後で書きますが、キツイ勉強とキツイ勉強の間に挟むとかがいいです。
 
(5)1日で長時間勉強する練習

これは1日勉強するということは大変です、慣れてないとまずできないです。
漫然とやってしまうと、ダラダラ2時間やって2時間休みとかになっちゃいます。
塾の講習では1日8時間とかできても休みの自学自習だと8時間できないというケースが多いです。

負荷の軽いものと重いもの、短い時間で区切れるものと、長い時間かかるものを組み合わせて、体力的、精神的な負担を軽くすると良いようです。子供の体力を見ながら1日の総勉強時間をコントロールしてください。

重い課題と軽い課題を組み合わせる。
国語読解文演習(重い)→算数パズル(軽い)→算数図形応用問題(重い)

たとえば1日で以下のようにすると。。
算数計算10分→朝ごはん→算数問題復習110分→理科暗記演習→ランチ→理科演習90分→休憩→算数入試問題120分→→クイズ系60分→社会演習90分→国語漢字知識60分

これで勉強時間は10時間です。各時間は決めた通りにはいかないと思いますのでやってみると13時間ぐらいかかるとおもいます。まずはざっくりやることを決めて順番にやりましょう。朝から晩まで勉強できるようにしましょう。

日頃は短時間集中が基本ですが、せかく時間が取れるのであれば、持久力を付けておいてもいいと思います。ここでの持久力が秋以降につながります。
 
(6)入試問題

適当な学校の入試問題を解きはじめてもいいです。志望校や志望校になる可能性があるもの、塾でやりそうな学校のものは避けてください。
 自分の志望校レベルの問題をやりたい方はやってみてもいいと思います。
現時点だと、なかなか点は取れないと思いますが、凹む必要はないですよ。
 偏差値としては10~20ぐらい下の学校でもいいと思います、ある程度解ける方がやっていて面白いので。

 合格最低点などの情報もあれば、現時点での合格までの距離感がわかります。 
 
(7)最後に
やったらよさそうなものを列挙しましたが、最初にも書きましたが、これらすべてやる必要はないです。最低ここまで、できればここまでという幅をもって計画をたてておき、1日単位で実行していくのがいいです。

 『やってもやっても終わらない、という感覚をもつのはよろしく、 朝決めた分は(端折りながらでも)終わったぞのほうが1日の勉強として充実します。
 
ダメ例としては、一つの項目で熱くなって、時間をかけてしまい、最低限のメニューをこなせずに、1日がおわってしまうことです。
できない→やる気がなくなる→集中力がなくなる→時間が過ぎても進まない、というループはよろしくないので、適当に見切りをつけて別の科目を始めましょう。とにかく最初に決めたメニューを潰していくことで充実感もアップします。

お子様一人でやる場合はかならず、進捗を細かくチェックしてください。答えをうつしているだけとかかもしれまえせん。子供単独でやらせるとロクなことにはなりません。親の管理がというかヘルプが必要になると思います。
 
時間が取れるときというのはいろんなことを試すことができるチャンスです。是非有効に活用しましょう。

くれぐれも塾からの指示や宿題がないと何をやっていいのかわからない、というようなことは避けましょう。