小学校の通知表の成績は中学受験の偏差値と関係あるんでしょうか?
中学受験の内容は小学校で学ぶ内容からはかけ離れすぎているので、関係ないようにも思えますがどうでしょうか。今回はウチの子どもの小学校の通知表がありましたので、公開というかご紹介いたします。
どうでも良い話ですが、インパクトのために「偏差値70の小学校通知表を公開!」と書きましたが、ウソではないですがなんか恥ずかしいですね。
小学校の成績と中学受験偏差値の相関性あるのか?問題
よく中学受験マンガで出てくるシーン
小学生と保護者が、中学受験塾のテストを受けて、レベル差に圧倒されるシーンが「あるある」です。母親の「小学校では100点しかとったことないのに」的なコメントも常套句。実際にどのぐらい多いのかはわかりませんが、「小学校では100点しかとったことないのに」というのはあるセリフなんだろうなと。
小学校でやっている内容と中学受験の内容に大きな差があるのは事実だと思います。
ウチの子どものスペック
実際どんな子どもの通知表かによって見方も変わってくるのでスペックを公開します。
・何年か前に中学受験を行い、現在、中高一貫校に通う女子。
・小学校は公立小。都内中学受験率25%~30%ほどの小学校。
・小学校はそこそこ。
・中学受験時の成績→6年時四谷大塚合不合の平均偏差値はざっくり70弱ほど。(65を下回ったことは多分ない)
⇧こんな感じ。
都内小学校の通知表「あゆみ」
こんなブログをやっている私ですが、実は子どもの通知表をほとんどみたことないです。10秒ぐらいみて「これってどうなの??」といった感想だったと思います。順位とかがあるわけではないからよくわからなかったというのが正直なところ。そこまで良くはなかったような気がします。
この通知表「あゆみ」も今回初めてちゃんと見ました。
ちなみにですね、今は理科と社会が「生活」という科目になっています。
通知表「あゆみ」の仕組み
・各科目(主要4科目、図工、音楽、体育、家庭科)が各4~5の観点にわかれており、その各観点について「よくできた」「できた」「がんばろう」の3段階で評価されます。
・基本的には絶対評価。「よくできた」が〇割とか決まってはおらず、子どもの習熟度合などで総合的に判断される、つまり全員「よくできた」となる可能性もある。
・小学校の先生のサイトとかを見ると原則絶対評価だが、一部相対評価の面もあるとのこと。そのサイトによると「がんばろう」がつくことは少なく2%程度。
通知表「あゆみ」の見方
「あゆみ」の見方というプリントがありましたので貼り付けておきます。
ウチの子の6年2学期の通知表
今回6年の2学期の通知表にしました、だいたいどの学期でも似たり寄ったりです。
ちょっと生々しかったので観点の部分にぼかしをいれてみました(笑)
各科目の評価項目を見てみると
国語で「文章の主題や要旨をつかみ、正確に読み取ることができる。」
→これ普通(できた)の評価がついてるんですが、中学受験生が普通じゃダメなんじゃね?
全体的に抽象的な評価項目が多く、先生の主観がでそうな感じにみえます。
ウチの子の成績は?
で、改めてみても感想は微妙…、やっぱり「これってどうなん??」と言いたくなってきます。というより
これってイマイチなんじゃね??
8教科で33の項目があり、よくできた22個、できた11個、がんばろう0個。
・主要科目、国語、算数、理科、社会の4科目17項目で「よくできた」14個、「できた」3個、悪くはないけど…
・副教科、体育、図工、家庭、音楽の4科目16項目で「よくできた」8個、「できた」8個、よくできた、できた、が同数。
受験科目じゃないからなのかなぁ。体育は苦手だけど…
主要教科はいいにしても副教科は壊滅的なような…
公立小で、この小学校は、授業中にどっかいっちゃう子どもや騒ぎたてる子どももいるぐらいだだから、学校に行って座ってれば「がんばろう」が付くことはまず考えられない。それにしても普通評価の「できた」が副教科でちょっと多いかなぁ…。主要教科も特に良いわけでもないし。
実際、小学校生活どうだったかを妻に確認
・小学校の成績はもともとこのぐらい、ぶっちゃけていうと良くない。(知ってはいたが)体育は「がんばろう」レベルで苦手。
・先生との相性、好き嫌いで評価が違うことは多々ある。
・小学校のテストの成績も特に良いというわけではない。難易度の低い小学校のテストでも80点を切ることはないが、毎回100点かというとそうでもなかったり。
・ウチの子は、クラス内の立ち位置やなんとなくのイメージも「特に賢い子」ではない。普通よりはできる程度の立ち位置。
・評価が主観で決まりやすいので、先生・父母間の評価・評判がいい子、人格者が通知表もいいのかもしれない。
・小学校の通知表の成績と中学受験の偏差値はあまり関係ない。スポーツでいえば種目が違う。使う筋肉が違う。野球とサッカーぐらい違う(この例えが適当かはナゾw)
わが家の結論
・ウチの子の場合は、中学受験の偏差値は割と取れていたが、小学校の成績はわりと普通であまり相関性はないような。科目ごとの差は少しある。
・当然ながら小学校の成績もよく、中学受験の偏差値も高い子もいる。
・科目も違うし、評価ポイント、求められるものも違う。スポーツでいえば種目が違う。
・評価項目が抽象的なので、なんとなく先生やみんなの意識でいいイメージを持たれていると評価も良くなるのではなかろうか??評価が難しい。
・都立中高一貫校のように、小学校の通知表が点数化され、受検結果に影響するような学校はウチの場合は厳しい。
・公立中学校に行ったとしたら内申点には大きな不安が残っていた(体育、音楽は無理ゲーでは?)
今回のまとめ
・小学校の成績は私立中学受験では参考程度で考えておいて良いと思う。もし通知表の成績が良いなら良いで大いに結構!
・極端な話、中学受験に全振りして、小学校の成績を気にしないのもアリでは、もちろん出席や最低限のことはした上での話だけれども。
・都立一貫は小学校の通知表が点数化されるので、通知表の評価を是非あげるようにしましょう。やり方はあるかと。
・同じ子どもでも評価軸によって違う評価、違う成績になります。向いている評価もあれば、向かない評価も。子供に適した評価軸で考えてあげたらいいのではないでしょうか?
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