中学受験の下書き

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早稲アカNN志望校別オープン模試と科目別の心構え

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5/23に早稲田アカデミー第2回NN志望校別オープン模試があります。オープン模試の心構えや科目別の対策などを記事にしました。

NN志望校別オープン模試科目別心構え 

NN志望校別オープン模試難易度

試験範囲は今まで習ったところですが、難易度は高いはずです。サピックスオープンや合不合は標準問題が中心です。しかしNNオープンは「なにこれ?聞いたことがない」問題や「クセが強すぎる」問題、典型問題ではないどころか、正答率0%の超難問も入っています。もう「なんでもあり」です。

まず慌てないことです。今まで勉強した中に解けるカギはあるはずです。あきらめずに問題に食らいつきましょう。

 

受験する上での心構え

当然、学校ごとにNNオープンの傾向は違いますが、本番に近いという観点でざっくり科目ごとの取り組み方を考えます。

全体的に言えることはは①難易度が高いので取れるから解く②時間配分。③問題の見て目の難しさにたじろがずに落ち着く、あたりでしょうか。

国語

4科目で最も大事な科目や差がつきやすい科目は算数ですが、戦略面での差が出やすい科目は国語です。時間が足りないことが多い→解く順番や効率的な処理ができるかで点数が変わる科目だからです。

また国語は試験の最初の科目になっていることが多いはずです。最初の科目はそのデキによって後の科目に精神的な影響を及ぼすことも多いので気を付けたいところです。

 

NNオープン模試ではいつもの試験より長文が長くなり、記述問題が増えると思います。時間が足りなくなる人が続出するので、時間配分に気を付けること。問題は易→難の順にならんでいるとは限らない。まず解ける問題から。

大事なことが3つあります。

・論説文、物語文はどちらから解くかを決めておく。得意な方、悩まない方、点数が取れる方から解くほうが良いとされています。ただ神経質になる必要はありません。普通に前から解いていくのでもよいでしょう。

・始め!の合図の直後にやることは受験番号と名前を書いた後、解き始める前に「解答用紙」を見ることです。3秒で良いです。解答用紙の「景色」を確認しましょう。大事なのは記述の問題数と記述の長さです。以下の解答用紙なら、記述4題。合計で180文字。60文字x2題、40文字x1題。この記述の量が、自分の予想通りか、多いか、少ないかを確認します。試験全体の記述の量を把握することで時間の配分を意識することができます。

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・本文を読み始める前に本文の量も確認する習慣をつけましょう。正確な量はわからないので、予想より多いか、多くないかぐらいでいいです。細かく見る必要はありません。

 ・当然ながら本文が長く、記述の量が多いと時間不足が予想されます。ペース配分に気を付けましょう。事前に試験時間60分で論説文25分、物語25分、知識5分、予備5分とか目安を決めておいてもよいです。

たとえば上の解答用紙で試験時間が60分ならまぁ普通、これが50分なら厳しそうだと心構えができます。

問題文を読むときは1度で頭に入れるような読み方をしましょう、2度、3度と読むと確実に時間がなくなります。少し遅くても1度で読むほうが良いです。

毎回時間がなくなるという人は普段の演習のときに本文を読むのにかかった時間、設問を解くにのかかった時間をメモしておくこと。続けていくと少しずつ速度上がります。

 

算数

どこの学校でも難易度は高いはずです。特に男子校。手が付けられない問題も出てくるでしょう。捨て問があってもかまいません。難易度次第ですが半分取るのも難しいと思います。捨て問題を決めて、取れる問題を確実に。記述式で過程を書かせる問題は、式や考え方を書いておくと部分点がもらえる可能性があります。難しい大問でも枝問の(1)は案外簡単だったり、力技でとけたりします。枝問の(1)だけでも解いておくと大崩れしにくくなります。

算数は基本的に学校ごとに出る分野が異なります。1行問題、平面図形、立体図形、速さと時間、どの分野が出やすいかのかは事前に頭に入れておきましょう。

時間がなくなることも多い科目ですが、最低限の見直しはするべきです。

理科

見たことがない形式や切り口の問題が出る可能性があります。そのような問題でも、今まで学んだ知識を総動員して突破口を見つけましょう。 典型問題があったら確実に得点源に。捨て問を作って良い。実力以上を狙うより、実力を出し切るのを意識しよう。漢字で書く言葉は注意して。

最近は知識としては知らなくても、リード文に書いてあることや実験結果から答えが導き出される問題も多くあります。リード文の内容が問題を解くカギになっていることも多いので気を付けて。

社会

典型問題が多い等、学校ごとの傾向によりますが、問題が多そうだと思ったら時間配分にも注意すること。記述問題で時間が足りないということがないように。典型問題は確実に。全く知らない内容が出る可能性も。時事問題が出る場合は、まだ学習できていないかもしれない。まず「これ時事問題だな」と気づくところから。

記述問題の割合も最近は増えています。自分の意見を書かせるタイプの問題(例えば「教育無償化は必要か?」等)は時間がかかるので、国語同様最初に解答用紙を見て記述の個数を確認しておくと良い。漢字での回答は誤字に気を付けて。

事前に作戦を立てても

事前に作戦を立てても、試験が始まった瞬間、すっかり作戦を忘れてしまうということがよくあります。自分のプラン通りにできなかったとしてもこの時期は仕方がありません。普段の演習のときからいろいろ試してみると良いです。

NNオープン模試、合格判定模試の復習

NNオープン模試ももちろん復習してください。ただ正答率が低い問題は復習しなくて良いです。間違った問題で正答率が高いものから順に復習していき、まずは7割ぐらいをカバーできるまで復習すればよいと思います。全部復習する必要はありません。(←これ大事)

 算数では捨て問の感覚も身につけて欲しいところです。正答率の低い問題は捨て問としてよい問題といえます。全部に手を出して時間が足りなくならないようにしましょう。日頃から難易度の高めの問題をやるときには捨て問を意識して取り組む必要があります。

 

次のオープン模試に向けて

 基本的には日頃の校舎の授業とNN前期を取っている人はその復習を中心にしましょう。NNオープン模試のために過去問を解くとかはあまりおすすめできません。過去問は貴重な問題なので秋以降に解きましょう。

 

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