中学受験の下書き

中学受験ブログ。勉強法、過去問、志望校対策、併願校戦略、受験データ分析、模試平均点予想などを行っています。誤字脱字が多めです。

中学受験において勉強場所を変えて学習効率をあげる!【使ってみた感想】

中学受験において勉強場所を変えて学習効率をあげる話。

1月は中学受験でのラストスパートの時期です。
あなたの勉強場所はどのぐらいの種類あるでしょうか、自宅、塾の自習室、図書館?

以前小分けで書いたことがあったのですが、我が家が実際に試した勉強場所の感想、メリット・デメリットなどをまとめて説明いたします。

以下についての説明があります。
・自宅
・塾の自習室
・図書館
・公民館・会議室
・ファーストフード・ファミレス
・車の中
・ホテル・別荘に缶詰め
・カラオケボックス

 

・なぜ勉強場所を変えるのか

自宅、塾の自習室など、今勉強している場所で問題がなければ、全く問題ありません。
ただ何か問題がある場合は、それに応じて場所を変えることを検討してもいいかも、という話です。

 

・自宅だとテレビやゲームなど誘惑が多すぎて子供が集中しない。
・自宅は受験の空気を読まない家族(親父や兄弟)が勉強の邪魔をする。
・自習室に行っているが何をやっているのかよくわからない。
・家で親子で朝から晩までやっていると煮詰まってしまう
などなど。

今、過去問をやっている人も多いと思います。過去問は静かなところで時間をきっちり測り、緊張感をもってやる必要があります。そうでないと意味がありません。

 

・勉強場所の種類

実は勉強できる場所はたくさんあります。
自宅、塾の自習室、図書館、公民館・会議室、ファーストフード・ファミレス、車の中、ホテルに缶詰め等

それぞれの勉強場所の特徴を考えてみる。

 

(1)自宅

<メリット>
・基本的に安全
・テキスト、参考書、資料が全部揃っている
・料金がかからない

<デメリット>
・ゲーム、テレビ、漫画誘惑がいっぱい
・やる気に悪影響を及ぼす兄弟、親父がいたりする

自宅の場合はリビングでやるのがベストです。ただ兄弟がいたり、受験に関心のない親父がのんきの寝そべっていたりと勉強するのに適した場所ではないかも。家の状況にもよりますが、家族の協力を得て、リビングを受験生仕様にして、リビング学習が良いです。子供の部屋はできれば避けたほうがいいです。

あなたのお子さんが子供部屋で親に管理されなくてもちゃんとできるお子さんだったら良いと思いますよ。ウチはそうではなかったので。

過去問をやるときとか、静かな状況が必須なときは子供部屋等、静かなところでやって良いと思います。

また自宅でも部屋をかえて勉強してもいいかもしれません。

 

(2)塾の自習室

塾の自習室を使っているお子さんは多いのではないでしょうか?
受験直前や学校が休みのときには、自宅にいるより自習室にいる方が時間が長いのではという子もいるようです。そういうことを聞くと焦りますが親としては慎重に判断したいところ。
サピックスには自習室はありません。

<メリット>
・塾内なのでいろいろ安心
・講習後など移動距離時間がなく勉強できる
・塾次第だが先生が質問に答えてくれる場合も

<デメリット>
・自習室にいるだけで勉強した気分になる→これが最悪。
・塾の友達とだらだらしてしまう。一緒に遊んでしまう

塾の自習室は一長一短ですね。
一番悪いところは、塾の自習室にいるだけで成績が上がる、力がついていると親も子供も勘違いしているところです。当然ですが、自習室にいるだけでは力はつきません。
頑張って勉強しているように見えても、間違った方向でガシガシ進んでしまうことが多いんですよね。それを大人なり誰かが修正する必要があるのですが、親は自習室には入れませんしね。塾にいても先生が勉強を見ているわけではないので、うまく勉強を進められないことが多いです。

これも、子供の部屋で勉強すること同じで、子供が誰かに管理されなくても
学習の質と量を確保できるなら自習室での勉強全く問題ありません。
安全面とかでも心配いらない、授業の前後の時間を有効に使えますし。

ウチの子供は塾が好きだったこともあり自習室に行きたがりましたね。
塾のお友達と一緒に勉強する連帯感?みたいなのが良いようです。その気持ちはよくわかりますが、中身が伴っていたかというと微妙。

結局、塾の自習室を使ったのは、夏休みなどの季節講習のときに講習後、宿題をやるのに1時間、1時間半とか時間を区切って使う感じでした。宿題はやらなければいけませんから。

使うなら、暇そうな?塾の先生も巻き込んで質問できたりするといいですね。

また秋以降に本番形式で過去問をやるならいいと思います。過去問はだらだらやれませんし。

 

(3)図書館

<メリット>
・基本的に静か
・利用料金がかからない
・周囲に勉強している人が多い

<デメリット>
・周りに迷惑がかかるので、親が講義形式の教え方はできない
・席が取れない場合も
・家から遠い場合も


家以外の勉強場所として王道の図書館、基本的に料金がかからず、勉強に適した静かな環境が得られるので良い場所だと思います。周囲に勉強している人が多いのも良い点です。
親が教える場合や、親子で進み方の管理や、振り返りを一緒にしながらやる場合などは声を出す必要があるので不利ですね。
ウチも親子で図書館に行きましたが、教える、解き方のアドバイスなどがしにくいというのは感じます。一人でできる子供にはいい環境だと思います。
あと、静かなので過去問を解くにはいい環境です。過去問の終了時間にアラームを鳴らすのは避けたいところ。

(4)研修室・会議室

親子で勉強しに行く場合は、市の施設の研修室や会議室、民間がやっているレンタル会議室を取ってやるほうがいいと思います。
〇〇市 研修室
〇〇市 会議室
などで検索できます。

多摩地区をざっと調べましたがだいたいどの市でも市の施設を借りることができるようです。基本的に部屋なので講義形式でホワイトボードを使っての説明ができます。まわりを気にする必要がないのがいいですね。

料金は場所によって全く違いますが、市がやっている場合は1時間300-500円ぐらい、民間がやっているレンタル会議室は1時間500~1200円ぐらいです。
施設によって料金や使用ルール(飲食可とか)が違いますので注意してください。
どちらも予約が必要です。午前中や午後にまとまった時間が取れるときに使うのがいいでしょう。
時間が区切られているので、やることを決めてその時間に終わらせるという学習パターンが良いと思います。

<メリット>
・部屋なので講義形式で教えることができる
・集中力を妨げるものが基本的にない
・まわりの目を気にしなくていい

<デメリット>
・多少なりともお金がかかる。
・予約しなければいけない、時間の変更がしにくい。
・施設が空いてなければ使えない、時間が予約の段階で区切られる。

(5)ファーストフード・ファミレス

外勉強の王道、ファーストフードやファミレスです。
これは好き嫌いが分かれます。
チャレンジしてみてダメなら別のものを考えたほうがいいですね。

どれだけ快適な空間になるかは周りのお客さん次第です。運なので自分でなんともできないです。周りがうるさいから別の店とかやっていると場所を探すだけで時間を使ってしまいます。
時間はどれだけ居てよいかは店にもよりそうですが、1時間30分を目安にするのが良いと思います。混んでいるときランチ時はさけてください。

ご参考。カフェで気兼ねなくネバれる限界時間と必要コスト、日経記事。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDJ1301M_U3A810C1000000/

過去問をやるには向かないですね。子供に教えるぐらいのしゃべり声はOKですね。

<メリット>
・施設の数(店の数)が圧倒的に多い。
・多少のしゃべり声もOK
・料金は飲食代のみ、逆にいうと飲食代はかかる
・ドリンクバーなどが使える

<デメリット>
・周りのお客さんがとんでもなくうるさいときがある。ファーストフードは音はうるさめ。→過去問をやるのには注意。
・ファーストフードとかだとテーブル、イスが勉強向きではないことも。
・人の出入りとかざわざわする。
・基本的に勉強する人を対象にしていないので、慣れるまでは勉強するのに気を遣う。

(6)車の中(電車の中)

これは車や電車に勉強しにいくのではなく、車や電車での移動中に勉強するということですね。基本的に書く勉強はできないので、1問1答で問題を読んだり、答えたり。あと覚えるものを録音して聞くとか。暗記もの中心ですね。

1問1答をエクセルで作り、それをエクセルの読み上げ機能で読み上げて、1問1答の音声データを作って聞いたりしました。

ただ子供は車の中では集中力がでません。電車だと親子ともども寝てしまったりという感じで効果は限定的でした。

<メリット>
・塾への行きかえり、試験会場までの行きかえり等移動中に勉強できる
・ドライブしながら、電車の中で気分転換になる

<デメリット>
・勉強できる内容が1問1答等限られる
・車酔いするので、車ではテキストを使えない。
・移動中にガシガシ勉強する感じにはならず効果が限定的


(7)個人合宿(ホテル、宿泊施設、別宅)

ブログなどで長期休みのときにホテルなどに親子で泊まり込み勉強するケースがあるようです。個人での合宿のようなものですね。
ウチもやったことあります。

<メリット>
・自宅と違って誘惑が少ない。
・朝から晩まで勉強することも可能。
・違う環境での勉強、非日常での勉強なのでイベント感がでる。

<デメリット>
・お金がかかる場合が多い。
・場所により行きかえりに時間がかかる。
・数日分の必要なテキスト、問題集を持っていく必要がある。
 →ウチは家のコピー機も車に積んで持って行ってました。
・非日常感でもダラダラしてしまうことも多い。

(8)番外編、カラオケボックス

個室が確保できるということで、カラオケボックスで勉強したことがありますが、全くできませんでした。全体的に音がうるさく、モニターとかが派手なのが原因かと。
個室とはいえ、周囲の環境が勉強に向かなさすぎです。

 

・さいごに

今回のシリーズであげた勉強場所のうちでいくつ使ったことがありますか?あまり多くはないのではないでしょうか?

気分をかえる、効率をあげるなど勉強場所をかえるにはさまざまな理由があります。
自宅だと過去問にいまいち集中できない、緊張感をもって取り組めないという子供は実際多いものです。
子供によっては、塾の自習室や研修室など集中しやすい場所でやると過去問の点があがることがあり、実際、研修室やレンタル会議室を確保して、過去問をやる人もいます。
子供により勉強に向く場所も変わってきます。複数の勉強場所を確保しておき、やるアイテム、時間帯に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。

 


参考になったいう方は応援クリックしていただけると嬉しいです。
 ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村