・首都圏全体の状況について
まず一都三県の中学入試の受験者数動向が以下のページに出ています。
一都三県の中学受験者数は2019年よりも3%近く増加することが予想されています。
中学受験率自体が上昇している背景ですが、以下のことがあります。
①教育意識の変化、公立中学教育への不安、先取やよりよい教育の希望。
②2020年以降の大学入試制度の不透明感→大学受験回避願望。
③首都圏私立大学定員の厳格化→私立大学の難易度が上昇。
④算数1科目や英語を選択科目として加えるなど受験科目選択の多様化。
⑤柔軟な思考能力を測る適性検査入試の増加。
塾などの説明会で言われていると思いますが意識はしておきましょう。
・都内共学校の出願状況(2020/01/14現在)
市進WEBで現在の状況を見ることができます。
http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho20/tokyo/tokyo_sk20200114.pdf
学校ごとの詳細、受験コースごとの増減など詳細状況はこちらをご参照願います。
・各学校ごとの状況
現時点でデータが出ている範囲で学校ごとの状況を見ていきます。
前回のレビューに比べると、いくつかの学校の集計が始まっています。
なおレビュー内のプラス、マイナスは「前年同日比での比較」となります。
以下、学校別の情報です。
頴明館:すべてのコースで大幅プラス。
開智日本橋:すべてのコースでマイナス。
国学院久我山:ほとんどのコースで前年同日比プラス。
慶應中等部:出願は本日1/14で締め切り。集計情報なし。
工学院大附:すべてのコースでマイナス。
淑徳巣鴨:ほぼすべてのコースで大幅プラス。
順天:男子はプラスマイナスまちまち。女子は大幅プラス。
駒込:全コースでプラス。
成蹊:全コースでマイナス。
青稜:コースごとにプラスマイナスまちまち。
多摩大聖ヶ丘:コースごとにプラスマイナスまちまち。
中大附:プラス方向。
帝京大:男子マイナス、女子プラス。
東京成徳大:コースごとにプラスマイナスまちまち。
東京電機大:男子マイナス、女子プラス。
東京農大一:男子マイナス、女子プラス。
東洋大京北:男子マイナス、女子プラス。
ドルトン東京:全コース大幅プラス。
日大一:男女ともにマイナス。
日大三:男子プラス、女子マイナス。
八王子学園八王子:マイナスコース多し。
法政大学:全コースマイナス。
宝仙:ほぼ全コースマイナス。
三田国際:全コース大幅プラス。
武蔵野大:プラスコース多し。
明治学院:ほぼ全コースマイナス。
明中八王子:全コース大幅マイナス。
明大明治:男子マイナス、女子プラス。
目黒日大:ほぼ全コースでプラス。
・四谷大塚偏差値2月→11月の偏差値推移
以下の男子編、女子編それぞれに共学校のデータも入っています。
・まとめ、さいごに
いくつかの学校の集計が追加されている。好調な学校は、頴明館、淑徳巣鴨、駒込、国学院久我山、ドルトン、三田国際、中大附、目黒日大がプラス傾向。
今後出願情報のアップデートにともないレビューしていく予定です。
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