中学受験の下書き

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【中学受験】失敗しない併願プランの立て方【本命校・安全校・チャレンジ校】

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併願校の考え方について


まず本命校を中心にチャレンジ校、実力相応校、安全校を10ぐらいピックアップしてみましょう。

春から夏前までは、偏差値の幅はケッコウ広めに取っておいたほうがいいですよ。秋以降は少し狭めてもいいかと思いますが、実力は日々変わってきます。上がることもあれば下がることもあります。

実は学校説明会に行ってませんでした、ということがないようにしましょう。

我が家の場合、持ち偏差値より17ぐらい下の学校の説明会やオープンスクールまで行ってます。そして受ける可能性まで考えました。

実際には、それより前に合格が頂けたので、受けることはありませんでしたが。そのぐらい慎重に考えてもいいと思います。

とかく子供はチャレンジ校、実力相応校しか見えてないことが多いですが、親はセーフティネットとして安全校も考えておくべきだと思います。

チャレンジ校、実力相応校、安全校は以下の通りです。いろんな考え方がありますが、合格見込みが全くない記念受験というのはあまりお勧めしません。2月1日2日3日(の午前中)ならなおさらです。貴重な枠を使ってしまいますので。

チャレンジ校→持ち偏差値+5。正直ちょっと厳しい、ハマれば勝負になる。

実力相応校→持ち偏差値ぐらい。ウカルか落ちるか全くわからん5分5分。

安全校→持ち偏差値ー5。合格可能性が高い学校、たぶんウカル。


例として、本命志望校が2月1日午前の実力相応校として併願プランを考えます。

==併願例==

①1月:【安全校】
→もしダメならもう1校!もあり。1月に行っても良いとところを取れると2月が楽になる。

②2月1日:【実力相応校・本命校】 → ここに焦点を合わせて。

③2月1日午後:【安全校】→ 体力的な負担を考え1科目入試もあり。1月校で行っても良いところが取れているなら、受けなくても可。

④2月2日:【実力相応校・第2希望】
→2日と3日で実力相応校2校、どちらかは合格をもぎ取れ。

⑤2月2日午後:【安全校】→ なしでも可。

⑥2月3日:【実力相応校・第3希望】→1日受験校の発表日、場合によっては受験終了。

⑦2月4日:【チャレンジ校】OR【安全校】→3日までに行っても良いところから合格を頂いているなら希望によりチャレンジ校を受ける、もしくは受験終了。
合格が取れていないなら安全校を受ける。

⑧2月5日:【チャレンジ校】OR【安全校】→ここまでに行っても良いところから合格を頂いているなら希望によりチャレンジ校を受ける、もしくは受験終了。
合格が取れていないなら安全校を受ける。最後まで粘ろう。開き直れ。
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全体的な注意
2月1日から5日まで、特に最初の3日は今まで味わったことない緊張感と、気持ちの波が大きくなります。これは親子ともにです。子供はまだ12歳、気持ちの切り替えも苦手です。悪い流れがあれば断ち切り、いい方向に向かわせることが必要になります。2月1日を落とすとそれ以降は、持ち偏差値が5落ちるという人がいますが、まんざらウソでもないぐらいです。気持ちと合格への流れを作ることが大事です。
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2月1日午前にチャレンジ校を受ける場合併願作戦は安全志向で。
2月1日試験、2日発表で残念だった場合、気持ちとして3日以降の試験に引きずりやすい。実力を発揮できないままズルズルいってしまう可能性がある。2月1日午前残念でも、1日午後や2日に合格が取れていると気持ちとして持ち直せ、後半戦実力を発揮しやすい。-
本命校が2月2日か3日の場合
この場合でも2月1日のいわゆる受験週間の最初の「入り方」は超重要。
安全校、安全校寄りの実力相応校を受けるのが望ましい。
そこで勢いが付けば2日3日の本命で実力を発揮しやすいといえます。大事なのは本命校の受験日にいかに気持ちを持っていくかです。

 
例はごく標準的なもので、人によってはより安全に、人によってはよりチャレンジという人もいると思います。

家族内でもなんどか話し合って、プランは親も子も納得いく形にするほうが家族一枚岩となって受験に望むことができます。