四谷大塚が2019年7月7日に実施した「第2回合不合判定テスト」の偏差値一覧を公表しました。
これを2019年度入試結果偏差値(実際の入試結果)と比較すると偏差値が上昇、下降している学校がありました。その比較結果を見ていくとわかることがあります。(なお、一部の学校は割愛しています)
今回は男子編です。女子編は次回ですかね。
2019年入試結果偏差値→第2回合不合判定偏差値です。
赤は偏差値上昇、青は偏差値下降です。
〇1月前半
灘 73→72
栄東東大選抜1 65→66
大宮開成特待 54→55
青山浦和ルーテル 午後 43→45
青山浦和ルーテル 午前 44→45
〇1月後半
ラ・サール 63→61
〇2月1日 午前
世田谷学園 53→54
巣鴨 52→53
成城学園 49→51
〇2月1日 午後
巣鴨(算数選抜) 60→62
世田谷学園(算数選抜) 59→62
山手学園A 52→54
〇2月2日 午前
桐朋 60→61
明大中野 57→59
立教池袋 57→59
法政第二 56→57
巣鴨2 54→55
帝京大2 52→53
〇2月3日 午前
明大明治 60→59
立教新座 58→56
青山学院 58→57(2020年は試験日が2月2日→3日に変更)
学習院 56→55
成城2 52→53
成城学園2 49→50
〇2月4日
芝2 65→64
巣鴨 54→56
世田谷学園 53→54
高輪 52→53
成蹊 50→52
2月3日の上のほうが青、それ以外は赤ですね(笑)
偏差値の上下でのポイントは2つあります。
(1)大学進学実績が大躍進した学校の難易度上昇
これは、巣鴨、世田谷学園です。この2校は共通点が多く、2019年より午後入試で算数1科目入試を導入した学校でもあります。算数1科目入試が大幅が2上昇していますが、2月1日午前の4科目入試、2月4日の入試でも偏差値をあげています。両校とも、2019年の大学入試で東大合格者数を大幅に伸ばしています。
また、中学入学偏差値にくらべて大学合格実績が優れている『お買い得な学校』として名前があがる学校です。
(2)青山学院が2月2日から2月3日に試験日が変更されることによる影響
青山学院が2月2日→2月3日に試験日を変更しており、同じ試験日、偏差値帯となった明大明治、立教新座、学習院は青山学院に志望者が流れるためか、偏差値を落としています。
逆に青山学院が抜けた2月2日は大学附属校は大激戦が予想されます。
特に同じ偏差値帯で付属校である、明大中野、立教池袋、法政と偏差値が上昇しています。2月2日以外にも、偏差値が上がっている付属校が目立ち、近年の付属校の人気は継続しているといえそうです。一方、早慶附属中の偏差値は高偏差値のまま変わっておらず、頭打ち状態にあるといえます。
首都圏の学校では、一部偏差値を落としている学校があるものの、偏差値が上昇している学校数のほうが多く、近年の中学受験ブームは2019~2020年も継続しているといえます。
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