中学受験の下書き

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【中学受験】失敗しない塾選びのポイントと塾比較マトリックス

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中学受験する人のほとんどが専門の学習塾に行くかと思います。2月~4月は入塾者が多い季節なので、その塾選びについてのアドバイス的な記事です。すでに意中の塾が決まっている場合でも今一度考えてみるのがよいかと思います。 

塾選びのポイント

言われれば当然なのですが、
・塾選びは中学受験におけるタスクの中でかなり大事なものの一つですが、一番最初の中学受験ビギナーのときに決めなければいけないものです。
ココという塾が決まっていない場合は、半年ぐらいかけてじっくり選ぶのが良いと思います。

大手塾比較マトリックス

ご参考までに、大手塾の比較として、1ページにまとめております。

ただし人によって重視するものや相性がありますので、これだけでなく自分の目で見てみることが大切です。

以下に塾選びの大事なポイントや考え方を書きます。

通学のしやすさ

 大手塾はターミナル駅の近くには必ずあります。通学時間は短いにこしたことはありません。最寄りの駅にある塾をピックアップしましょう。電車を使わずに行けるならそちらのほうがいいです。電車を使う場合でも通学時間が短くなる塾を優先させましょう。 

志望校の合格実績

 最難関校を目指すのか、難関か中堅かによって塾によって得意不得意があります。塾の実績を見て判断の判断が一般的です。御三家ならサピックス、広いレンジに対応している日能研、四谷等。校舎に何人の生徒がいて、合格実績、進学実績がどの程度などかは聞けば教えてくれます。大事なのは塾としての合格人数よりもその校舎での合格人数です。校舎からの合格人数は校舎に問い合わせれば教えてくれます。
 

塾の方針、教え方の特徴

 塾の方針、教え方の特徴というのがあります。サピックスは『ドライ』、早稲アカは『熱血』、日能研は『考えさせる』などですね。もちろん先生個人や校舎ごとに違う面が多々あるのでイメージの話です。丁寧に教えてくれるところがいいのか、スピード感を持って教えてくるほうがいいのか、各塾でざっくりした方針がありますのでそれとお子様の相性を考えます。  

 

体験授業を受けた感想

 塾によっては体験授業を受けることが可能です。その校舎で自分が入る教室の授業をそのまま1週間受けさせてくれるところやテストの後に解説的なものもあります。早稲アカ、四谷は1週間体験できました。サピは体験授業はありませんでした。そういえば他では無料の入塾テストもサピックスは有料だったりします。合格実績からくる自信のあらわれかなと思います。 

塾費用

 サピ早稲アカは高め、続いて四谷大塚。日能研は安め。高いところに行けば合格できるわけではありませんが、費用面も気になるところです。よく言われていることですが、私立中学に行くと費用的にはかなりかかりますので、塾の費用にいちいち文句を言うべきでないという人もいます。どれだけ気にするかは人によりますね。塾によっては、倍近く違うケースもあるかと思います。

子供の性格

 自分で勉強を進められるタイプか、性格がおっとりしているかなども塾選びに影響します。サピックスは自分で勉強が進められるか、親ががっつりサポートできるか、子供が天才かのどれかを満たしている必要があるかと思います。早稲アカは熱血な面もあります。四谷は中庸な感じですかね。
 

拘束時間、お弁当の有無、自習室の有無

   塾ごとに拘束時間は若干違います。例えばサピックスは短め。早稲アカ、日能研は長めです。お弁当の有無は共働きのご家庭では気になるところでしょう。大手でいえば、サピックスはお弁当不要、四谷、早稲アカ、日能研はお弁当が必要になります。自習室が利用可能かも確認しましょう。大手は自習室有のところが多いですがサピックスはないですね。

大手塾、難関校合格者が多ければいいという話ではない

各塾で特徴があります、大手だったり、難関校合格者が多ければ良い塾というわけではありません。特に成績が下位~標準の場合、大手塾だとただ机の座っているだけということにもなりかねません。中小の塾のほうが小回りが利き、子供と先生の距離が近く丁寧に教えてくれることが比較的多いです。

複数の塾にコンタクトを取る

塾の差といっても最初は全くイメージできないかもしれないです。テストや入塾説明会、入塾相談などを通して複数の塾に話を聞くと良いと思います。いくつかの塾に話を聞くと徐々にその差がわかってきます。ある程度自分の中で塾の印象がわかってきた上で入塾する塾を決めると良いと思います。

保護者自身の評価軸を持つ

ブログやママ友の評判だけでなく、保護者方自身の評価軸を持ち主体的に塾を選ぶことが大事です。人が良いといったから良いではなく、塾と話をしていくうちに「ここにおねがいしよう」と思えることが大切です。

塾選びに主体性がないと「こんなはずではなかった」「なんかイメージと違う」といった事態になりやすいです。

結婚相手を選ぶことと同じ

ブログや書籍に書いてある「塾選びが大切」ということを見てピンとこない場合は、結婚相手を選ぶことと同じだと考えればわかりやすいと思います。

スペックだけで選ぶとうまくいかないケースが多い→合格実績や周りの評判だけで決めるとうまくいかない

・何を重視するのか人によって違う→なぜ受験するのか、どこを重視するのかによって塾選びもかわってくる

・後からの変更も可能だがそれなりに大変→結婚相手を変えるほどではないですが、塾を変える(転塾)もそれなりに大変です。中にはスパッと変える人もいます。

 

塾選びは塾の特徴、お子さんの特徴、ご家庭の考え方など複数の面から自主性をもって選ぶことが大切で、これは塾選びの先にある「志望校を選び」でも同じことが言えます。