新学年のカリキュラムが始まって3か月たちました、6年は志望校を具体的に考える時期です。今回は志望校選びについて解説します。
志望校の候補を決める
絶対的な方法があるわけではないですが、今回は3つのカテゴリで候補を出していく方法を考えます。
(1)「本当に行きたい学校」→第一志望、中学受験のモチベーションの源
(2)「行ってもよいと思える学校」→第〇志望、この学校に入れたらまずは満足
(3)「気になる学校」→(2)から漏れた気になる学校、タイプが異なる学校等
順番に説明します。
「本当に行きたい!学校」
ここでは、本当に子供と親で「本当に行きたい!」と思える学校を選びましょう。親の希望だけでこの学校を選んではいけません。
・受験勉強を進める上でモチベーションになる学校。
・1校か2校ぐらい。決まってないならなしでOKです。
・偏差値的に狙えるのがいいですが、偏差値が足りなくても「本当に行きたい」と思えるならOK。
・子供が行きたいと思えない学校は、絶対入れてはいけません。なぜなら学校が子どものモチベーションにならないからです。
「行ってもいいと思える学校」
・3~6校ぐらい選ぶが、別に何校でもいい。
・第1希望ではなくても、この学校なら行っていい、この学校ならそれなりに満足と思える学校。
・子供が志望する学校でもいいし、親がいいなと思う学校も入れていい。
・「進学校で別学」「付属で共学」等、志望校の方向性がすでに決まっているならそのカテゴリを中心に選んでOK。
・子どもが絶対に行きたくない学校は入れない。
・このカテゴリに入る学校が何校あるかで受験の満足度を大きく変わる。
・学校を進学実績だけとか一面的に見ずに、多角的に見られるかがポイント。
選ぶ理由はそれぞれです。現段階だといろいろなタイプの学校があっていいと思います。偏差値的に余裕があり、魅力がある学校を1つ以上は入れたい。
学校選びの例
・大学の進学先が良い。
・将来的に行かせたい、行きたい大学の付属校だ。
・学校説明会、学園祭で好印象。
・なんとなくいい学校のイメージがある。
・その学校に行っている自分の子供のイメージが湧く。
・英語教育などのカリキュラムが魅力的だ。
「気になる学校」
5校ぐらい選ぶが、別に何校でもいい。
これは「行っていいと思える学校」に入らない学校となります。いろんなタイプの学校を入れておくと良いです。
選ぶ理由はそれぞれです。気になった学校は入れておきましょう。偏差値的に余裕のある学校を2つ以上は入れたい。
・行きたい学校、行ってもいい学校を受験する人でで併願する人が多い学校。
・塾の所属校舎で同じぐらいの成績を人が良く受ける学校だ。
・通えるし、進学実績も悪くなく、悪くない学校かな?ぐらいの印象。
・本来は「行ってもいいと思える学校」だが、通学時間が長い。
・子供は「共学しかいかない」と行っているが、親がひそかに行かせたい別学校だ。
・行きたい学校が別学&進学校なら、共学校や付属校もかならず1校選んでおく。
・子供は興味がないが、親が行かせたい学校
・親は反対だが、子供が興味がある学校
3つのカテゴリ「本当に行きたい学校」「行ってもいいと思える学校」「気になる学校」でどのぐらいピックアップできたでしょうか?3つのカテゴリで合計10校程度は選んで欲しいです。選んだ学校が志望校の候補となります。
ここから安全校、チャレンジ校、適性校に分けたりします。
もう志望校は決めているという方も、まずはいろんな学校を調べてみて、今後、学校説明会に参加することをお勧めします。
学校説明会
コロナ禍で、対面型の学校説明会が減っています。
学校のHPでにも学校説明会の動画があることも多いので、インターネット上から情報を集めましょう。コロナ禍でのオンライン授業についての説明も今年は多いと思います。学校説明会に参加する場合は最低限学校の
学校説明会は志望校ではない学校でも参加すること
先ほども書きましたが、進学校・付属校、別学校・共学校、伝統校・新興校と希望はあると思いますが、学校のピックアップの状態では幅広くカバーしておくのが良いです。
たとえば、付属校、共学校、伝統校が希望だとしても、進学校、別学校、新興校も学校説明会の段階ではまぜておきましょう。進学校ではこうなってるんだと発見がありますし、比較することで自分の志望校の良さを見つけることができます。
志望校は最終的には本人と保護者で決めること
今の時期はそこまで神経質になることはないですが、志望校の最終判断は、必ず本人と保護者で決める必要があります。併願校であっても同じです。塾の先生に相談しても良いですが、最終決定は本人と保護者でお願いします。
また、教育熱心な祖父、祖母が志望校に口を出してくることがありますが、あまりいいことではありません。笑顔で対応しつつも、決めるのは本人と保護者という認識を必ず持ってください。
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