twitterでは速報としてツイートしてますが、早稲田実業学校 中等部・高等部で2022年度以降、クラス数、クラスサイズ、学費などが変更になることが学校HP上で公開されています。受験を検討している人にとっては募集人員の変更が影響があるので、募集人員の変更点とその影響について、とその他の変更に分けて説明します。
早稲田実業学校中等部
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2021年3月10日
来年度の受験から男子の定員が15名減ります。
2021年度の募集人数
125名(男子85名,女子40名)帰国生徒 3名以内
⇩
2022年度の募集人数
約110名(男子約70名,女子約40名)帰国生徒 若干名
変更の理由は?
『本校では、初中高大連携教育の推進、探究型の学びへの転換及びこれまで以上のきめ細かい教育の実現等を目指し、教育のあり方の抜本的な見直しを行っています。』とのことです。
2022年度の募集人員の変更点
中等部
2021年度の募集人数
125名(男子85名,女子40名)帰国生徒 3名以内
⇩
2022年度の募集人数
約110名(男子約70名,女子約40名)帰国生徒 若干名
中等部は、女子の定員が男子と比較して少なく、女子の合格最低点が男子より高い学校となっていたが、今回の定員削減は男子のみを15人削減となった。このことにより、男女間の定員の差は少なくなり合格最低点の差も減少するものと思われる。
入試における影響は定員がかわらない女子はゼロ、男子は若干難化する可能性がありが、男子の場合は早稲田系付属が、早実だけでなく早大学院や早稲田があり偏差値帯も割と近いので受験者が分散され、早実の偏差値が急激に上がることはないように思われます。
高等部
2021年度の募集人数
180名 一般入試:120名(男子80名、女子40名)帰国生徒 10名以内
推薦入試:60名(スポーツ・文化分野50名、指定校10名)
⇩
2022年度の募集人数
約120名 一般入試:約80名(男子約50名、女子約30名)帰国生徒:若干名
推薦入試(スポーツ・文化分野):約40名 推薦入試(指定校):若干名
高等部の一般入試は40名の定員減、男子から30名、女子から10名の減。中等部同様に、女子の定員が少なく、合格最低点が高い状況です。今回の削減で定員差が少なるなるので、合格最低点の差も若干少なくなると思われます。
偏差値的な変化は少ないと思いますが、私立難関校で高校募集をやっているところ自体が少ないのでただでさえ少ない選択肢がますます狭まってきてるともいえます。特に女子は10名減るだけではありますが、豊島岡の高校募集停止もあり、なかなか厳しいように思います。
初等部定員の変更がないとすると108人
・変更前:初等部入学108、中等部入学125、高等部入学180
・変更後:初等部入学108、中等部入学110、高等部入学120
となり、定員上では、初等部入学、中等部入学、高等部入学がほぼ同じ人数になったことになります。(実際には途中で進路変更などで退学する生徒もいるので多少は変わってくるわけですが)
クラス数・クラスサイズの変更
- 教育のあり方の抜本的な見直しの一環として、クラスサイズ及びクラス数を調整する。
- 中等部は1クラス36名程度、6クラス編成とする。クラスサイズ、クラス数ともに2022年度入学者から変更する。
- 高等部は1クラス40名程度、8クラス編成とする。クラスサイズは2022年度~2025年度入学者の間で漸減する。クラス数は2022年度入学者から変更する。
年度ごとの1学年の人数、クラスサイズ、クラス数は以下の通りです(人数はいずれも初等部・中等部からの内部進学者を含みます)。
中等部
現行の1学年定員:225名(45名×5クラス)
2022年度以降入学者:216名程度(36名程度×6クラス)
→1クラス当たりの人数を9名減らして、クラス数を1クラス増やすということですね。 今までの1クラス45人というと今の時代にしては少し多めだったかもしれません。
高等部
現行の1学年定員:405名(45名×9クラス)
2022年度入学者:352名程度(44名程度×8クラス)
2023年度入学者:344名程度(43名程度×8クラス)
2024年度入学者:336名程度(42名程度×8クラス)
2025年度以降入学者:320名程度(40名程度×8クラス)
→高等部は1クラス45名を最終的に40名程度にするようです。現行の405名、1クラス45人はやはり少し多めかもしれないですね。
学費の変更
中等部
現行の初年度学費:1,128,000円
2022年度入学者:1,140,000円
2023年度入学者:1,200,000円
2024年度入学者:1,260,000円
2025年度以降入学者:1,320,000円
高等部
現行の初年度学費:1,128,000円
2022年度入学者:1,140,000円
2023年度入学者:1,140,000円
2024年度入学者:1,170,000円
2025年度以降入学者:1,200,000円
→1学年の人数を減らすので学費が上がるということになります。やむなしでしょうか。
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