twitterの「スペース」機能が正式リリースされ3週間あまりが立ちました。中学受験界隈でも大流行しているスペースですが、問題も見えてきているようです。ざざっと中学受験界隈のスペース事情をおさらいします。
twitterのスペースとは
「スペース」はリアルタイムでユーザ同士の会話が楽しめる。クラブハウスのtwitter版
ともいえる。twitterは従来テキスト・画像ベースで、読む・見るものだったが、スペースは聞く、話すものとなっている。
中学受験界隈でも流行しており夜間を中心に数多くのスペースが立ち上がって各自がさまざまな使い方をしています。
スピーカーとリスナー
twitterの「スペース」はClubhouse同様の音声会話をベースとするSNSです。
ホスト(=主催者)が立ち上げた「スペース」には、
スピーカー(発言者):話ができる人、ホストから許可をもらう必要がある。ホストはスピーカーでもある、ホストを含めて最大11人。
リスナー:話を聞くだけの人、人数制限なし。スピーカー以外はすべてリスナー。
・文字ではなく音声になったことから、声のもつ真実味やニュアンス、深さ、力強さなど伝わるものが多くなり、従来やりにくかった深い話題、
受験関連でいえば、リアルママ友に相談しにくいことも相談しやすくなったり、経験値が高い人や講師側からの話も聞くチャンスもあります。
・スピーカーとして会話に参加しなくても「リスナー」としてラジオ感覚で聞くこともできます。
クラブハウスとの違い
・招待制ではない、twitterユーザなら特別な手続きなしに手軽に参加可能です。関係性を一から構築する必要がない。
・クラブハウスのような今開催されているルーム一覧のようなものがなく、自分のフォローしている人のスペースがわかるようになっている。
・6種類のリアクションスタンプを使って感想などを意思表示できる。クラブハウスは挙手のみ。
・リスナーを制限することができない、URLがあればだれでも入ることが可能。クローズドな会話には向かない。
中学受験界隈での評判
「ツイートだけではわからないキャラとか人となりが感じられた」「同じ立場の人と話ができたり、経験者に相談できたりしてよかった」「きくだけでも面白い」など概ね好意的に受け止められているようです。一方、深夜帯だと自分に有益ではないものでもダラダラやってしまう傾向があり、睡眠時間が削られたり、子ども・家族のサポートに影響が出そうとの話も。
評判の高い受験界隈のスペース
5月の中旬ぐらいまでは、パパママスペースが中心だったのですが、下旬になり満を持したい形で教える側のプロである塾講師・家庭教師の方々も参入。一気にハイクオリティなスペースも提供されています。
中学受験界隈では以下の条件を満たすスペースが評判が高いです。
・講師側の立場の人が1人または2人で
・事前に告知し、
・テーマを絞っている
もともと講師の方はトークスキルが高い方が多く、スピーカーとして準備して臨んでいることが多いのでレベルも高くなっているようです。
yokko勉強教える人 (@yokkoGT) | Twitter
うまちゃん🐍🦎🐍🐁🎶 (@Y_Umayahara) | Twitter
また講師側ではないですが、大喜利名人であり3姉妹のお父さんとして有名なこの方も人気で先日600人以上のリスナーを集めていました。→藤堂美佐子(仮名) (@psyduck2koduck) | Twitter
実際に使ってみて思ったこと
①スピーカーになるのに勇気がいる
「常連ばかりのスナックに初めて行くようなもので入るのに躊躇してしまう」というコメントを見たことがあります。
わかります。とくに固定メンバーで盛り上がっているとちょっと入りにくいですね。
私は時間がたつともっと入りにくくなるだろうなと思うので少し勇気を出してスピーカーになることにしました。
②ホストまたはMC的な人の力量に大きく影響する
一人語りの場合は当然その人のスキルに大きく影響してしまうのですが、複数で話をする場合ではホストやMC的なポジションの仕切りスキルに影響します。これがうまくいかないと、深夜帯だと同じ話題がずっとループしてしまうこともあります。
スペースでなくとも、時間が長い飲み会と同じです。
③指名すると案外話をしてもらえる。
これは意外だったのですが、自分がスピーカーのときに、リスナーで話をしてほしい人を指名すると案外話をしてもらえることが多いです。ありがたいです。
スピーカーとして立候補するほどではないが、ちょっと話をしてみようかなと思えるのかもしれません。
④トークが苦手
これは私個人の場合ですが、だらだら長く話をしてしまう傾向があるので、短く話して他の人に会話のパスを回した方がよさそうに思います。話下手というのは一朝一夕にどうにかなるものではないと思いますが、少しは改善したいものです。
⑤的外れな答えをしてしまう
私はスペースの会話で的外れな答えをしてしまうことが頻繁にあります。聞かれたことの答えになってないとか。後から気が付いて赤面です。
私の場合は実際の会話でもよくあることなのですが、スペースの場合は頻度がより上がってしまいます。
⑥女子は全体的な平均値が高いような…
講師側ではないパパママ側の話だと、ママのほうが話が上手なような気がします。性別で分けるのもアレですが、内容もまとまっている、話の流れに乗っていることが多いのと女子のほうが声が聞きやすいというのもあると思います。
ママ友トークで磨かれているのもあるかもしれません。
⑦入ってみるまでそのスペースが何の話をしているかわからない
そうですね、ホストと参加者でだいたいの予想はできたりもするのですが。
⑧リクエスト申請
リスナーのときに、話の流れが自分が話をしたい話題になったので、リクエスト申請しても承認されるときには話題が変わっている…ということが割と多いです。
⑨「ながら」聞きに向いている
ブログを書きながら、仕事をしながらリスナーとして、「ながら聞き」するのには向いていると思います。
➉リアクションスタンプを効果的に使うとよい。
感情表現や感想として、6種類が用意されています。
これを使って「〇〇な人、スタンプを押してもらえますか?」とリスナーに呼びかけることによって簡易アンケート的にも使うことができる。
⑪やたらスマホが熱くなる、バッテリーがすぐになくなってしまう。
「スペース、スマホが熱くなる!」
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2021年5月27日
はい!はい!はいはいはい!
あるある探検隊!あるある探検隊! pic.twitter.com/GfT5zwmJOu
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