中学受験の下書き

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中学入試レポート「どうなる2020年入試?」が公開されたので解説コメントしてみた。これで受験力を鍛えよう!

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首都圏模試が小6統一合判で配布した中学入試レポートを公開しました。


どうなる2020年入試。最新の人気動向から探る入試予測と併願校選びのポイント
https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry001845.php

今回はこの首都圏模試のレポートの解説、コメントなどを書いていきます。

URLの元のファイルも見るとよりわかりやすいと思います。

 

わたしのコメントは全て赤文字にします。それ以外はレポートの要約です。

 

首都圏模試は大規模に行われる模試の中で唯一、塾が開催していないものです。
どこの塾ともつながりがないので中立性が保たれていると言われています。
難関校よりも、中堅校、一般校が主なターゲットの模試になります。

 

(1)2020年入試は6年続きで受験者数増加へ向かう可能性大
 ・各学校の説明会に参加する人数が増加している。
 ・大学入試改革がより知られるようになり中学入試を検討する人を後押ししている。
 ・高校募集を停止、完全中高一貫教育への注目が高まっている。
 ・適性検査入試、英語入試、思考力入試などの新タイプ入試の増加。

 [コメント]予想通り、2020年は増加予想です。ただ人数の増加、倍率の増加は気になるところですが、これを気する必要はありません。倍率は気にしないこと。合否に影響はないと思うべし。

 

(2)最難関校へのチャレンジ傾向続き、大学付属校人気増加傾向
 ・2019年入試では最難関~準難関の多くの学校が志望者増加。
 ・午後入試、算数1科目入試などを併願に組み込む背景がある。
 ・早慶、MARCH付属の多くが志願者増加。
 ・受験生・保護者の多様な志向、教育・入試の大きな変化の節目が影響。

 [コメント]午後入試、入試科目の多様化をうまく取り入れて、併願校で合格を取り 第一希望は強気でというトレンド。大学付属人気は継続だが、早慶は頭打ちという予想もあります。学校ごとの動向を見ておく。

チャレンジは熱望校で。チャレンジ連発など無駄なことはしない。

 

(3)算数1教科入試、多様な得意科目選択入試が増加。
 ・2月2日が日曜の為、青山学院等入試日が移動。学校によっては科目数変更も。
 ・2019年に続き2020年も算数1教科入試実施校が暁星などさらに増加。
 ・得意科目選択方式型の入試も増加。
 ・宝仙の読書プレゼン入試、山脇学園の探究サイエンス入試等の多様な入試方式も。

 [コメント]入試科目や形式がありますが、ご自身の第1希望、第2希望を考えてください。4科目では?入試形式ばかり気にするのではなく基本は4科目ということを忘れずに。

 

(4)適性検査型、思考力型など新タイプ入試もさらに増加
 ・お茶の水大付、東京大学附は適性検査に変更
 ・適性検査にも似た総合型入試、思考力入試、プレゼンテーション入試
  プログラミング入試などの個性的な入試が増加

 [コメント]これも同様です。自分もっているスキルが生かせる受験というのもアリですが、基本的には行きたい学校を優先的に考えること。第1希望の学校は普通に4科目ではないですか?あと優先順位が下位希望の学校対策に時間を使わないこと。

 

2020年入試を勝ち抜く『併願作戦』を立てるヒント


(1)入試本番では少なくとも6校以上に出願、合格を得るまで「受けぬく」覚悟を決める
 [コメント]出願は合格した場合、不合格だった場合で、それ以降の出願校を変えるようにたくさんのパターンを用意しておくこと。また学校対策を行える時間は有限です。時間の割り振りも注意。

 

(2)(1)を実行するために、少なくとも10校以上は見学
 [コメント]これその通り、6年秋はあまり見学に行けません。それまでに可能な限り行くこと。 学校のレベル、共学別学など幅広く見ておくこと。10校もと思うかもしれませんが、説明会に行っておけばよかった、ということが本当に多くあります。


(3)親子でこれだけは譲れないという学校選択条件を絞り、それ以外では柔軟に受験校を選ぶ第2志望以下は親の責任で選び併願校に加える
 [コメント]できるだけ早い段階で1校確保するように。安心感が違う。1校取るとその後実力を発揮しやすい。

 

(4)併願校の難易度を上下幅広く選び、慎重かつ強気の組み合わせを考える
 [コメント]第1希望~抑えまで選ぶこと。無駄な受験はしないこと。ここで合格したら、Aに出願、不合格だったらBというに多くのパターンを考えておくこと。これは親の役目。

 

(5)どんな状態、コンディションでも、親子で「最後まで明るく」受験に挑むきもちで、
 [コメント]明るく受験を行うコンディション作りも親の役目。親は受験期間中は動じてはならない、明るく!親子一丸で最後まであきらめない!どんなに心配でも明るく元気づける、ということで、「母親は女優になれ!」とよく言われます。

 

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