中学受験の下書き

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最近の傾向から考える志望校選び。受験校の『七五三』

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最近の傾向から考える志望校選びについて、あれやこれや言っていきたいと思います。

過去の志望校選びについての記事はこちら。 

 

(1)最近の入試の傾向 
・入試の多様化
 複数回入試、午後入試、また科目の柔軟化、適性検査の導入など。
 入試全体の多様化が進んでいます。午後入試においては1教科入試もですが、2教科入試などの少ない科目の学校が増えている印象です。英語でも入試可能な学校も増えています。


・WEB出願
 WEB出願が一般化し、直前で志望校を変更できる、試験の前日まで出願可能というのが一般化しつつある。直前での変更が可能になったことにより、合否を見て合格ならA校、不合格ならB校などの出願を考える。

 

・説明会などを通じて絞り込み

 以前より対象校が増えるはずです、全体的に視野を広く志望校を考える。あくまでも軸となる本命校、併願校を分けて考えること。

 

(2)平均の出願校数
1人につき、5~7校。同一校であっても受験日、午前・午後が異なる場合は別にカウントした場合。

・受験校の『七五三』
 7校出願、5校受験、3校合格とか言われることがあります、出願校が思ったより多いかもしれません。ある程度偏差値も幅を持たせたほうがいいと思います。

 

(3)入試試験回数区分
2019年入試首都圏入試、複数回入試の導入割合。

入試回数  学校数   実施率
1回     25     8.6%
2回     32    11.0%
3回     44    15.1%
4回以上  191    65.4%

※首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)
※帰国生対象入試は除く
※集計対象は292校

大半の学校で4回以上の入試を実施している。

では1回しか入試を行わない学校はどのぐらいあるのでしょうか?

 上の表からはたったの約8-9%程度の25校しかありません。暁星などは2020年から2回になりますし。2020年1回しか入試を行わない学校を調査したところ、20校見つかりました。いくつか調べ切れてないのかなぁ。

 

2020年1回しか入試を行わない私立中学校まとめ
都内男女御三家を筆頭に、名門校、伝統校ぞろいです。首都圏全私立292校中20校

御三家、早慶附属、キリスト教系でほぼ全部ですね。

東京都内
男子校:開成、麻布、武蔵、慶應普通部、駒場東邦、早大学院
女子校:桜蔭、女子学院、雙葉、白百合、立教女学院
共学校:早実、慶應中等部、慶應湘南、青山学院、創価

神奈川
浅野、栄光、フェリス、横浜雙葉

 

(4)日程別試験実施状況

次のデータは2月1日~5日のどの日に何校入試を行ったかというデータです。

試験実施日    2019校数  2019実施率
1月中        59校     18.1%
2月1日午前    216校     66.3%
2月2日午前    156校     47.9%
2月3日午前    102校     31.3%
2月4日午前     95校     29.1%
2月5日午前     42校     12.9%

2月1日午後    142校     43.6%
2月2日午後    115校     35.3%
2月3日午後     37校     11.3%
2月4日午後     25校      7.7%
2月5日午後      5校      1.5%

※首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)
※帰国生対象入試は除く
※集計対象は326校(公立含む・東京入試実施校含まず)

①2月1日は最も合格しやすい日
 2月1日は全体の66.3%の学校が入試を行います。よく言われることですが、
 2月1日は倍率の観点から最も合格しやすい日と言えます。

②2月2日までに最低1校合格を取ること
 2月1日~5日までの入試日があるといっても、
 午前入試のうち61%、午後入試ではなんと79%が2日までに終了してしまいます。2月2日までには合格を1つ取っておかないとメンタルでも厳しく、倍率上も苦しくなります。後の日程になるほど偏差値も上昇します。

  

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