中学受験の下書き

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中学受験・都内【共学校】出願状況(1/20)レビュー~共学人気に男女差。付属人気は一服感~やや後退か。

共学人気に男女差。女子は継続、男子は一服か。女子プラス、男子マイナス傾向が強い。

継続して追っている都内共学校の出願状況(1/20)レビューです。

数が多い都内共学校の傾向が見えてきています。

・首都圏全体の中学受験状況について

9・10・11月大手模試受験者数から見る、2020年中学入試の受験者数動向|エデュナビ by inter-edu

一都三県の中学受験者数は2019年よりも3%近く増加することが予想されています。

中学受験率自体が上昇している背景ですが、以下のことがあります。

①教育意識の変化、公立中学教育への不安、先取やよりよい教育の希望。
②2020年以降の大学入試制度の不透明感→大学受験回避願望。
③首都圏私立大学定員の厳格化→私立大学の難易度が上昇。
④算数1科目や英語を選択科目として加えるなど受験科目選択の多様化。
⑤柔軟な思考能力を測る適性検査入試の増加。
塾などの説明会で言われていると思いますが意識はしておきましょう。

 

・都内共学校の出願状況(2020/01/18最新版)

市進WEBで現在の状況を見ることができます。

http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho20/tokyo/tokyo_sk20200118.pdf

 

・出願状況の傾向

 今回の共学校のデータを見てみると前年同日比で、男子マイナス、女子プラスとなっている学校が多い。これは共学人気に男女差が出てきており、女子は共学人気が継続しているものの、男子は一服してきているといえよう。別データの男子校では全体的にプラスが多かったのも男子の別学人気が復活してきている面があると思われる。

 また上位大学附属が軒並みマイナスになっている。早実、明中八王子、法政。(中央附はプラス)、男子校の明中もマイナスだったことからすると、大学付属の人気はピークを過ぎている可能性もある。ちなみに明大明治では男子の定員を減らし、女子を増やしている。

 出願期間はまだ残されている学校が多く、今後の動向次第で傾向は変わってくると思われる。

・共学校、各学校ごとの状況

 

なおレビュー内のプラス、マイナスは「前年同日比での比較」となります。

 

青山学院:入試日が3日に変更。男子は前年と変わらず、女子はマイナス。
頴明館:全日程で大幅なプラス。
桜美林:ほぼ全ての日程で前年比マイナス。
開智日本橋:前年比マイナス。
かえつ有明:前年比プラスが目立つ。
工学院大附:プラスマイナスまちまち。
国学院久我山:マイナス日程もあるがプラスが優勢。
駒込:プラスマイナスまちまち。
渋渋:男子がマイナス、女子はかわらずか。
淑徳:全日程プラス。
淑徳巣鴨:プラスマイナスまちまち。
順天:男子かわらず、女子プラス。
玉川学園:全日程プラス。
青稜:日程ごとにプラスマイナスまちまち。
多摩大聖ヶ丘:日程ごとにプラスマイナスまちまち。
中大附:プラス方向。
帝京大:全体的にプラス。
東京成徳大:全日程マイナス。
東京電機大:マイナス日程が多い。
都市大等々力:プラスマイナスまちまち。
東京農大一:プラスマイナスまちまち。
東洋大京北:男子マイナス、女子プラス。
ドルトン東京:全日程プラス。
日大一:男子マイナス、女子プラス。
日大二:全日程プラス
日大三:プラス傾向。
八王子学園:プラスマイナスまちまち
広尾学園:マイナス多し。
文化学園大杉並:プラス多し。
法政大学:全日程マイナス。
宝仙:ほぼ全日程マイナス。
三田国際:全日程大幅プラス。
武蔵野大:プラス日程多し。
明治学院:マイナス日程多し。
明中八王子:全日程大幅マイナス。
明大明治:男子マイナス、女子プラス。定員の男女比に変更あり。
目黒日大:ほぼ全コースでプラス。
早実:男女ともマイナス。出願締切済。

 

・四谷大塚偏差値2月→11月の偏差値推移

以下の男子編、女子編それぞれに共学校のデータも入っています。

 

・まとめ、さいごに

大幅に出願が増えている学校は頴明館、かえつ有明、淑徳、ドルトン東京、三田国際。

共学人気に男女差が出始めており、女子は人気継続、男子は一服の傾向がある。また大学付属人気も男子では一服感がでており前年比でマイナスになっている学校が多い。

全体的に出願期間がまだ残っている学校が多いので今後の動向を見守りたい。

 

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