中学受験の下書き

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【6/21最新版】中学受験 2022年入試変更点まとめ

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最近、2022年の中学入試変更点が出てきていますので、まとめてご紹介します。

2022中学入試の変更点

筑波大付属中、報告書点に英語を追加

2022年度より、報告書点に英語を加え、36点満点から42点満点に変更となる。2021年度より、音楽、図画工作、家庭の学力検査と体育の実技は行わないことになっており、2022年度入試も同様に行わない。

報告書点は、6年12月末の9教科の評定で42点満点。

国語・算数・社会・理科は各3点

音楽・図画工作・体育・家庭・英語は各3点x2倍。

詳細は、後日ホームページに掲載する「令和4年度生徒募集要項」を参照のこと。

お知らせ令和4年度(2022年度)入学試験変更に関するお知らせ(2021年4月20日) | 筑波大学附属中学校

[コメント]教育課程変更に伴う英語の追加だが、評点が心配かも?

共立女子、午前入試の理社配点と2/3午後の特色入試を変更

2/1午前入試、2/2午前入試

4科型の社会と理科の時間と配点を「各35分 各75点満点」から「各30分 各50点満点」に変更。国語・算数は各45分 100点満点のまま。

(2021年度入試は新型コロナウイルス感染症対策として『社会・理科』(50分 各50点満点)としていた。)

2/3午後入試

①2/3インタラクティブ入試(AM)を「2/3午後入試(英語4技能・算数)」に変更。

『英語4技能』(60分100点満点)→英語4技能を測る、『算数』(45分100点満点)

②2/3合科型入試(PM)を「2/3午後入試(合科型論述・算数)」に変更。『合科型論述』(60分100点満点)と『算数』(45分100点満点)

①と②の算数は同一問題。レベルと傾向と2/1,2/2入試と同レベル、同傾向とする。

②は「合科型論述」の試験時間を従来の50分から60分に変更。

 

面接(グループワーク)について

2022年度は、海外帰国生入試と2/3午後入試(合科型論述・算数)において、新型コロナウイルス感染予防の観点から、面接(グループワーク)は行いません。

2022年度入試について|入試情報・説明会|共立女子中学高等学校

 

[コメント]全体的に入試をスッキリわかりやすくした印象。2021年コロナ対策で、理社の配点と時間を短くしたがその方針を今後も引き継ぐ模様。

フェリス、22年度も面接中止、代替で筆記の人物考査

今春2021年入試で面接を中止しましたが、2022年度入試の募集要項で、来春2022年入試でも面接を行わないこと、10分程度の筆記による人物考査を実施と明記。

学校HP「2022年度入試では、新型コロナウイルス感染症拡大により、面接を中止とし、10分程度の筆記による人物考査を実施します。」

[コメント]募集要項を出すタイミングでの情報公開。今後も面接中止や簡略化などに踏み切る学校が出てくるものと推測されます。

https://www.ferris.ed.jp/admission/data.html

湘南白百合が算数1教科に加え、国語1教科入試を実施

2月1日午後に算数1教科入試に加えて、国語1教科入試を実施することを決定した。とSAPIX HPに記載があります。1日午後入試は算数または国語のどちらか1教科を選んで受験できるようになるとのこと。

[コメント]2020年度から始まった算数1教科入試。2022年度から国語1教科を追加。山脇なども国語1教科を実施しており今後女子校に広がるか?

https://www.sapientica.com/juken-bbs/detail.php?seq=1513

 

 

青山学院横浜英和が午後入試を4→2科目に変更

2/2午後、2/3午後入試を4科目から国語・算数の2科目に変更。

受験生への負担軽減と迅速な入試結果の発表を目的としています。

詳細は7月中旬以降に完成予定の次年度の募集要項を参照とのこと。

なお、2/1午前は4科目のままです。

 

2022年度入試科目変更のおしらせ | 青山学院横浜英和中学高等学校

[コメント]午後入試の科目減で受験者数が増えそう

 

日大藤沢中、2/2午後入試新設、高得点科目を2倍に

来春令和4年より2/2午後入試を新設。
[新設]2/2 午後入試
2科目入試(国語・算数)高得点科目×2倍 計300点満点

 

[変更なし]2/1・2/4 午前入試
4科目入試(国語・算数・社会・理科)計320点満点

令和4年度 中学校入試日程追加 | 入試情報 | 日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校

[コメント]高得点科目を2倍するという配点が面白い!

 

 

星美学園がサレジアン国際学園になり共学化

2022年の目玉変更の一つ、赤羽にある星美学園中学校高等学校が共学化し、校名を「サレジアン国際学園」に変更します。なお世田谷区にある目黒星美学園中学高等学校は一年遅れて2023年に共学化し、「サレジアン国際学園世田谷」に校名変更されます。

赤羽のサレジアン国際学園の2022年度入試募集要項がすでに出ています。中学校は本科クラスとインターナショナルクラスの2クラス制です。

サレジアン国際学園中学校高等学校

本科クラス

テーマを決めて探究活動を行う「個人研究」、英語授業週8時間、理数教育にも注力

インターナショナルクラス

習熟度別の授業展開(Standard/Advanced)。Advanced Groupは英数理社は授業を英語で実施、英語授業週10時間

募集要項と入試日

中学校 募集要項|サレジアン国際学園中学校高等学校

 

 

入試日は

①2月1日 午前 本科30名、インターナショナル15名 2科、4科

②2月1日 午後 本科25名、インターナショナル10名 自由選択入試

③2月2日 午後 本科30名、インターナショナル15名 2科、4科

④2月3日 午後 本科10名、インターナショナル10名(スカラシップ)

⑤2月4日 午後 本科5名 21世紀型入試

入試科目は 

①③④

・本科・インターナショナルStandard 2科(国算) or 4科(国算理社)

・インターナショナルAdvanced 2科(英語・英語エッセイ)   

②自由選択入試 国算理社から2科目選択

⑤21世紀型入試 適性検査(思考力問題)

学校説明会

学校説明会が行われますので、興味のある方は参加してみましょう。

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校説明会を開催します|新着情報|サレジアン国際学園中学校高等学校

[コメント]星美学園が2022年、目黒星美が2023年と2年連続して校名変更と共学化。2021年度の広尾学園小石川のような台風の目となるか?

千代田国際中学校が共学校として開校

武蔵野大学附属千代田高等学院(旧千代田女学園高等学校)が2022年から中学校募集を再開。校名は「千代田国際中学」となる予定。

教育はグローバル化を念頭においたものになる予定。

注目すべきは立地のよさ、周りが女子高だらけの中、共学校ができるので注目される。

JR市ヶ谷駅とJR四谷駅から7~8分、地下鉄の半蔵門駅、麹町駅から約5分。女子学院のななめ隣。通学圏はかなり大きい。

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千代田国際中学校(予定)ホームページ

[コメント]HPはできているものの入試やカリキュラムの具体的情報はあまりない。オープンスクールを実施中なので気になる方は確認を。

桐蔭中等教育学校

2022年の入試日程予定が学校HPに公開されていますが、細かくいろいろかわっています。https://www.sapientica.com/pdf/famous/1616656932_210325.pdf

・定員の割り振りの変更

 2月1日午前 男30女20→男35女25、 2月5日男子定員が20→15に変更。

・日程の変更

 AL(アクティブラーニング)入試が2月5日午後に変更、算数選抜が2月1日午後から2月2日午後に変更。2月3日4科目入試が5日に移動。

・科目の追加、変更

 2月3日の2科目入試で英語・算数が選択可能に。2月5日に国語・算数の2科目入試が選択可能に。

 

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[コメント]かつての名門というイメージだったが、近年、積極的に改革をしていこうという流れがあり、入試も日程や定員などを細かく調整してきている。

早稲田実業中等部が募集定員減

早稲田実業中等部は、きめ細かい教育の実現などを目指し、クラス人数の変更などを行います。具体的には、男子が85名→70名と15名定員が減ります、女子は変わりません。

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2022年度の中等部募集人数:約110名(男子約70名、女子約40名)帰国生徒若干名

<ご参考>2021年度の募集人数:約125名(男子約85名、女子約40名)帰国生徒3名以内。

詳細はこちら

早稲田実業学校 中等部・高等部が募集定員を削減、その影響は?【中学受験/高校受験】 - 中学受験の下書き

[コメント]定員減少は男子のみで、男女の人数比や合格最低点の男女差を意識しての変更といえよう。定員自体を減らすというのはあまり聞かないが先駆けとなるか。

千葉市立稲毛中高が稲毛国際中等教育学校へ移行

2022年4月より千葉市立稲毛高等学校・附属中学校が6年間の中高一貫教育を行う千葉市立稲毛国際中等教育学校へ移行します。これに伴い2025年春より高校募集を停止します。定員が80名→160名に変更。

都立立川国際中等教育学校に附属小学校が開校

公立の附属小学校は全国で初。附属小ができることにより、6年後には中学入学(中等教育学校)の枠が減ると予想されます。 

流通経済大学付属柏中(2023年度予定)

2023年度に開校予定なので、2022年度ではありませんが、一応上げておきます。

流通経済大学の付属校として、流通経済大学付属柏高等学校がありますが、一層の教育の充実を図るために、流通経済大学付属中学校を開校するとのこと。千葉県に申請しており、2021年3月に承認済。

流通経済大学付属柏高等学校/2023年4月、中高一貫をめざす「流通経済大学付属柏中学校(設置認可申請中)」開設に向けての準備を進めています

 

高校募集の停止

いくつかの学校で2022年より高校募集の停止を行います。

東京都立両国高校 2022年に高校募集を停止、完全中高一貫校へ移行

東京都立大泉高校 2022年に高校募集を停止、完全中高一貫校へ移行

豊島岡女子学園 2022年に高校募集を停止、完全中高一貫校へ移行

都立白鷗高校 年度未定だが高校募集停止を決めている

 

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