中学受験の下書き

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2021年中学受験の受験者数(志願者数)ランキング!【共学校編】

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2021年1~2月に行われた中学受験の学校別受験者数(志願者数)ランキングを紹介します。そこから多くの出願があった学校の特徴やら背景やらを考えたいと思います。 

2021年首都圏版受験者数(志願者数)ランキング【共学校編】

受験者数(志願者数)が多い学校の特徴

今は昔とは違い複数回受験を行うのが当たり前です、私立で1回受験だけの学校は10数校のみです。

複数回の受験日を設定している。午後入試にも積極的な学校が多い。2021年は面接が中止になった学校も多く午後入試が受けやすかった面もあります。1科目入試など入試のパターンが多い学校も志願者数が増えます。

グローバル教育など今の時代に即した教育カリキュラムがある

グローバルコースやサイエンスコースなどが入学後いくつかのコースに分かれ特徴のある教育を行う学校は人気が高まる傾向があります。

埼玉・千葉校は前受校として志願者数が多くなりがち

2021年は埼玉は1割程度、千葉は減で1割~2割程度志願者が減りましたが、それでも1月に入試が都内からの受験者も多く、受験生が集まる傾向があります。

2021年受験者数(志願者数)推移(共学校)

埼玉校・千葉校は全体的に志願者数が減っている学校が多い、特に千葉は10%以上減の学校が目立つ、東京校は学校による面接試験が無くなった学校が多く午後入試が受けやすくなり増加した学校もある。

 

2021年受験者数(志願者数)ランキング【共学校編】

1位.栄東 (約10300人)

前年から10%ほど減少したが、今年も余裕のトップ、1万人超え、2位の倍以上の志願者を集めた。毎年6000人を超える第1回入試を1月10日と12日に分けて実施するなど新しい方式の入試が注目された。コロナ対策の情報をいち早く公開し、受験時にもパーティション設置や駐車場の開放などコロナ感染対策を積極的に行った学校というイメージを持ちました。受験者が多い要因としては以下、

①難関大、東大の2コース、特待クラス、算数1教科入試と入試レベル・科目に幅がある、またスライド合格もある。

②入試での自分の得点、受験者平均点、合格点、合格順位が明示されるので模擬試験的な使い方ができる

③25000円で2回受験可能、+5000円で3回受験可能。

【中学受験2022】日本一の受験者数『栄東中学校』詳しすぎる入試解説と対策 - 中学受験の下書き

 

2位開智(約4300人)

志願者数は2020年の20%減。コースの再編成が要因か。といっても5年連続2位の前受としての人気校。

①入試日程が多い、1月10日午前、11日午前・午後13日午前14日午前、11日午後は算数特待入試もある。

②さいたま新都心会場や大宮会場も選択できる。

③学校の立地から通塾率が低く、学校の面倒見も評価されている。進学実績も良い。難易度が上がっている栄東の受け皿的な人気も。

3位広尾学園小石川(約3800人)

村田女子高が広尾学園小石川に校名変更し共学化、それに伴い中学募集を再開しました。実質的に新しい学校といえますが、最初の2021年入試で人気爆発!東京都ナンバー1の志願者を集め、首都圏でも栄東、開智に続いてNo.3までになる人気化。その要因としては…

①立地が文京区で立地が良くアクセスもJR巣鴨駅、駒込駅、都営三田線千石駅、南北線駒込駅と使える駅が多い。

②広尾学園の系列校として広尾学園の教育をそのまま行うと明言しており、広尾学園教育の人気や広尾学園との併願などで受験生が集中した。

③入試日程が多い。共学化や校名変更の情報が早めに出てきて受験生にも周知された。

2021年誕生する「広尾学園小石川中学校・高校」。校名が「都立小石川」に似ている。「あやかりたい」気持ちが出すぎている事情

【中学受験】話題先行のあの学校がどうやら本気であることが判明!近年台風の目の可能性【三種の神器】 

4位広尾学園(3500人)

4位は本家広尾学園、午後入試を中心に広く人気を集めている。志願者数を減らす学校が多い中2020年とほぼ変わらない人数。本科、医進、グローバルサイエンスの3コース制で、帰国生からも人気がある学校。女子校からの校名変更・共学化で高い人気があるため、後進のお手本になっている学校。

5位東邦大東邦(3500人)

千葉御三家の一つ、前年比約400人減で4位から5位へ後退。入試日は千葉特有の推薦を入れて3回と多くないが、1月の前受け校として特に人気が高い。理系に強く、東邦大への推薦枠があり、東邦大医学部や薬学部に進学する人もいる。

6位大宮開成(約3300人)前年比15%ほど減。近年難化が続き敬遠された。

7位星野学園(約3100人)30%ほど増加。栄東の日程変更も影響ありか。

8位市川(約3000人)千葉御三家、千葉御三家はいずれも10%ほど減少。

9位専修大松戸(約3000人)千葉校の中では減り幅が少なく安定的な人気。

10位開智日本橋(約3000人)全体的に減の学校が多い中、8%ほど増加。

 

11位埼玉栄(約3000人)

12位三田国際学園(約2800人)

13位山手学院(約2600人)

14位青稜(約2500人)

15位都市大等々力(約2500人)

16位かえつ有明(約2500人)

17位昭和学院秀英(約2500人)

18位国学院久我山(約2400人)

19位獨協埼玉(約2400人)

20位渋谷教育幕張(約2400人)

21位安田学園(約2400人)

22位芝浦工大柏(約2300人)

23位日本大学(約2200人)

24位東京農大第一(約2200人)

25位麗澤(約2200人)

26位江戸川取手(約2200人)

27位浦和実業(約2200人)

28位渋谷教育渋谷(約2100人)

29位法政第二(約2000人)

30位芝浦工大附(約2000人)2021年に共学化したことで志願者増

 

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