5月20日はサピックス6年のマンスリー確認テストでした。受験された方、お疲れさまでした。22時より受験ドクターの速報解説もありますので、そのレビューも行います。
今回のマンスリーざっくりまとめ
・配点の大きな算数、そして国語が両方、易しめで5月マンスリーより4科目では平均点は上昇見込み。
・物理分野をはじめ問題数が多かった理科が難しめ、社会は前回並みか少し難しめ。
サピックス6年 6月マンスリー確認テスト
5月の平均点結果:4教科合計270.6点→6月はこれより上がる見込み。
5月の速報解説
【5/21更新】サピックス6年 5月マンスリー 受験ドクター平均点・難易度予想・SNS動向 - 中学受験の下書き
アンケート集計サイトのご紹介
父と息子の2022年中学受験日記: 6年6月マンスリーテスト自己採点アンケート
5月マンスリーテストとの比較になります。
SNS動向
理科が物理分野、計算が多くやや難しめ。社会は前回並み、少し難しいか。
一方、配点の大きい算数、国語は比較的取りやすく、国語全体として易しめ。
全体として5月より点数が上がっている人が多いように見受けられます。
受験ドクター速報解説
Youtubeでの速報解説が本日 22:00より予定されています。
国語解説
久しぶりにやさしかった、これといって難しい問題はなかった。平均点はあがりそう。
漢字は結構難しい、「無性に」読めて書けるように。解毒作用、書けるように。節穴→小学生には案外難しい。包帯→小学生はなかなか書けない。漢字は7割目指す。
アイデンティティ→自分が自分であること。難しい。マイノリティ、ジェラシー→妬み、嫉妬。カタカナ語を日本語に置き換える練習を。
四字熟語:「傍若無人」意味を考える。「玉石混交」「晴耕雨読」→意外とできる。「大器晩成」、四字熟語は出てきたときに覚える。
論説文: ゴリラと人間を対比したうえで人間の特徴を際立たせる。発展型の論説文。出だしの話題から大きな話題にかわっていく。問1.接続語。簡単だった、間違った人は前後の関係から判断できるように。問3.抜き出し問題。こういう内容が入るんだろうなと予想して「言い換え」を探す。自己主張→自分の体験や能力。興味→関心。問6.からだでルールを覚える→体験してルールを覚える。易しい。問7.指示語。正確にとらえるのが基本。大意がつかめれば点数となる問題。問8.記述に条件が入る場合は、条件を先に書く、ゴリラと人間の違いを先に書く。問9.輪郭、まわり区別する線。
問8,問9を除けば点が取れる問題。
物語文:素材文は普通の難度。かわった文章だが設問が素直で易しい。問1.語彙の問題は文脈判断。問3.脱文挿入。接続語、指示語、キーワード(=怖い)に注目。
全否定、全肯定は正答になりにくい。
全体的にこの時期にしては簡単。サピ偏差値50ぐらいの中堅校狙いなら100欲しい。
平均点予想:95~100点
社会解説
全てが公民。公民は入試に直結している部分が多く、対策できたかで差がつく問題。例年、選挙の仕組みの問題がよくでる→今回は基礎が中心。
基礎が固められていたか、対策できたかで大きく差がつく。
[1]国会・内閣・裁判所 入試の出題頻度が高い分野。法律ができるまでの流れ、多くの学校で出題される。数字、出席議員、総議員の使い分け、法律が再可決する場合の流れ。法律関連は出席議員の~。(3)比例代表の選出方式。(4)一票の格差の是正。衆議院の優越。憲法改正の発議。(5)国会の種類。省庁と時事問題の関連で出される。財政。5%、公共事業関連費、防衛費。三権分立の図を自分で書けるように。
[2]地方自治 東京都議会。注目度が上がってくる。(3)被選挙権の使い分け。国の政治、地方政治の差。直接請求権。解職請求。数字の使い分け、区別できているか。(6)地方自治体の財政。それぞれの都道府県にどのぐらいの人口がいるか。人口が多いほど地方税が多くなる。公民と地理との関連性。
平均点は漢字がどこまで書けたかにもよる。
平均点予想:50~55点
この時期はすぐに復習するのが大原則。大きな穴になっているなら、夏期講習のタイミングに 組み込む手もあり。
理科解説
今回は範囲、中和計算、星の動き、電熱線、滑車。準備段階で大変だと感じた人がおおかったのでは。電熱線で難問があったが、しっかり勉強できている人には無理がある問題というわけではなかった。差が付きやすい問題。
小問集合:読み込んでいないと難しいかなという設問があったので復習を。
[2]中和:基本から標準レベル。実験1の表がかわっている。(3)が出来ているかチェック。
[3]星の動き。すべて選べ。あいまいな選択肢を見直すこと。(3)太陽が南中してから南中するまでが1日。1周ではなく、361度自転しなければいけない。360度なら24時間よりわずかに短い。(5)が(7)の誘導になっている。
[4]電熱線。電熱線の長さに対して電流は、反比例、断面積に比例。(4)難しいので飛ばしてよいかも。
[5]滑車と輪軸:時間に追われた人もいたかも。標準的な問題。(1)重さのない滑車、どれも基礎。(2)重さがある滑車。最後の設問は落ち着けば難しくはない。重さが関係しているのは下の輪軸のみ。
全体的に上下の差が広がったのではないかというテスト。平均点でいえばサピックス生の力で57,8点
平均点予想:57~58点
算数解説
今回は吉岡先生ではなかった。「しっかりと」「しっかりと」が多発する説明。
典型的な問題が多かったが、計算の処理に苦戦した人が多かったかも。
[4]立体切断は男子校を中心によく出るので復習しておく。
[5]不定方程式。いもづる算。
[6]難しかった。(1)はしっかり取りたい。
[7]難易度が高かったとくに(3)、時間がかかる問題。
最後は難度が高いが、時間の処理次第。全体的には極端に難しくはなく、実力通りでる問題。しっかり復習をするように。
正答率にも気を付け50%以上のものは押さえておく。
平均点予想:80~85点
4科目合計
平均点予想:285~290点
中学受験コベツバ算数解説
サピックス6年生 6月マンスリー確認テスト・平均点・動画解説・難易度分析(21年6月22日実施)│中学受験コベツバ
『単元としては水グラフと点移動に力点を置いた内容になっており、両分野についての課題がある場合は丁寧に見直して欲しい』
A問題(基本レベル):101点
B問題(やや応用) : 49点
C問題(応用・発展): 0点