5月20日はサピックス6年のマンスリー確認テストでした。受験された方、お疲れさまでした。22時より受験ドクターの速報解説もありますので、そのレビューも行います。
<2021/05/20 22:00>受験ドクター速報解説更新
<2021/05/20 23:20>コベツバ様算数解説
<2021/05/20 23:55>全体的に更新
<2021/05/24 15:00>結果平均点を追記
今回のマンスリーざっくりまとめ
・4月マンスリーと比較して全体的に少し難しめか、受験ドクター予想は高すぎ。
・難しいとのコメントが集中したのが国語、続いて社会・理科。算数は人により点数に差→対策できたかによる。アンケートでの平均点予想は259~269点
・範囲のあるテストは今後減ってきます。日頃の授業を中心に範囲のあるテストは対策を確実にやっておくこと。(受験ドクター)
サピックス6年 5月マンスリー確認テスト
平均点結果
4科目合計270.6点
アンケート集計サイトのご紹介
父と息子の2022年中学受験日記: 6年5月マンスリーテスト自己採点アンケート
4月マンスリーテストとの比較になります。
平均点予想259点〜269点 とのこと、統計情報なので受験ドクターより信頼できそう。
SNS動向
国語が難しかったとのコメントが多い、やはり物語文、記述が鬼門か。理科・社会も多い。算数は人によってできた、できなかったがバラバラ、対策できたかどうかによって取れた点数が変わってきた感じ。
受験ドクター速報解説
Youtubeでの速報解説が本日 22:00より行われました。www.youtube.com
『どの教科も重要単元が入ってきています、しっかりした復習が必要です。範囲のしぼったテストは今後減ってきます。』
国語解説
全体的に結構むずかしくなったなという印象です。パッと見易しそうだが難しい。難度はあがってきている。
漢字:そこまで難しくはない。「拝借」拝→謙譲の意味を持つ。広げた学習で知識に幅をつける。確執、虚勢を張る、傲慢、媚びる→子どもになじみがないものは難しい。お~する→謙譲の表現。
論説文:趣味と研究、西洋人(イギリス人)にとっては趣味は研究、仕事以外のところに価値を見出す。日本人の人生における楽しみ方。対比、西洋↔日本。筆者がどちらの立場にたっているか→西洋。
接続語:難しくなった。「もちろん」譲歩。さりげない接続語で難しい→「そして」添加、順接。問3目的の対義語→手段。問4指示語の内容、問5抜き出し、最近多い。開成が出したから?、形、内容を予測して探す。問6書き出しが決まっている→難しくない、大ヒントとなる。問7定義文問題。研究とはこういう行為であると本文にあるので言い換えているものを選ぶ。問7,問8を間違っている場合は本文を読めていない。問9正誤問題は基本的に時間がかかる設問だが、今回は読めれば選びやすい良問。国語力を問うストレートな問題、全問正解を目指す。
物語文:父と子の葛藤は難しい、いい問題。家族円満な家庭が多いから?物語は大団円でないといけない?と思うからか?小学生には難しい、読みがガタついてしまう。自分の考えで読んでしまいがち。問2きっかけをつかむ。問3 記述:「簡潔に」書くのが難しい、無駄を書かない。抽象化、厳しい記述。問5解釈問題。問6できてほしい問題。父が夢中になって話している→自分の考えにとらわれてしゃべっている。問7悔しくない、自分の感情を父親にのっとられている。難問。問8「全体をふまえて」→波線をつけること。心情変化問題。最初~、途中で~とかわる。問9これも難度が高い。
一つ一つ難度の高い問題が多く、平均点は高くはならない。希望は90点。
平均点予想:80~85点,90点ならいいセンいっているのでは?
社会解説
前回より簡単だったが、近代史[2]が難しい。[3]憲法な習ったばかりだったので解きやすい。全体を通して年号をしっかり押さえられているかが問われている問題が多かった。
[1](1)(2)全問取りたい。問題が多かったので年号で詰まると後の問題に影響が出る。昭和戦後史 外交と首相、年号の組み合わせ、頻出。
[2]難度が高い。(1)ラックスマン、ラスクマンではない。船の国籍は押さえておく。(4)年号の定着によって差がつく。修好通商条約の覚え方「アオイフロ」。4万キロ→赤道を1周したときの長さ。
[3]公民、憲法。(2)日本国憲法:最高法規。衆議院、参議院両議院の三分の二。国民投票、で過半数。で天皇が公布。3つの手続き。(3)代表者を選んで政治を行う→間接民主制。国際紛争→漢字に注意。
夏休み前までに年号を固める、公民、国会・内閣・裁判所が出てくる。憲法の点数が取れていない場合は優先度 を高めて学習する。
平均点予想:60点~65点
(いくらなんでもちょっと高すぎでは…?)
理科解説
5つの単元がまんべんなくでている。テキストにあり一つ一つ難しくはない内容、分量が多いのがネック。30分で解き切るのは厳しい。幸い、計算問題のばねと天秤が一つにまとめられており最後の大問5になっていたことから、知識系の地層、生物などの前半の得点が全体を左右したのではないか。
地学:天体、正座板、実際に使ってやってみる。後半、日食月食。観測するとどうなるのか。南中高度、地面の温度、気温のグラフは頻出。見えるところにより時間がかわる。来週日本でも月食が見える。押さえてほしいところが多いので復習は必須。
地層:知識は落とせない問題。示相化石、示準化石は押さえておく。正断層、逆断層の違い。後半のボーリング問題は難しそうだが、やるべきことが決まっているので手順をルール化しておく。夏休みには確実にできているように。
生物:人体。血液に関するところ、肝臓の働き。酸素の多い血管、二酸化の多い血管。満腹、空腹のときにどうなるかを押さえる。心臓の部屋のつくり、基本的な問題が多い。全問正解か1ミスで終えるように。
力学:てことばね・天秤。間違えたら解きなおすこと。棒に重さがない場合、つり合いにばねを絡めた応用問題。重心の位置、棒の重さは押さえておくこと。考え込んでしまうと時間が過ぎてしまう、解法をすぐに思い出せるようにしておく。皿の重さは関係ない。
全体的に量が多く少しでもつまると時間がなくなる、知識が正確に入っているか、計算問題の解き方が身についているかがポイント。
平均点予想:50~55点
算数解説
例年5月のマンスリーは範囲が限られ典型問題が多く出る。今回も特に[1]-[4]前半は解きやすい。[5]以降もひねりはあるが見たことある問題が多い。
[1]0.845 →7/8ではない、0.875。
[3]典型題、(5)テキスト収録。できていない場合は、学習スケジュールを見直す。
[4]補助線を引かない解法がとれると速い。
[5]既約分数。誘導の流れが見たことないタイプと戸惑ったかも。
[6]計算の処理でどううまくできたかでわかれる。ズレをどう処理するか。
表を書くなど視認性をよくしておく。
[7]底面積 600,100,200→6,1,2で計算しても良いのでは。
全体的に典型題、テキスト通りの問題が多く、対策ができていれば取れたのでは、SSがはいるまでは平常のテキストをマスターすることが大事。それをはかるにはよいテストだったのでは。
平均点予想:90~95点
4科目合計
平均点予想: 286点~298点
『た、高い!』
中学受験コベツバ算数解説
サピックス6年生 5月マンスリー確認テスト・平均点・動画解説・難易度分析(21年5月20日実施)
『全体感としてはレベルAが7割、残りがレベルBという比較的易し目の構成』
A問題(基本レベル):108点
B問題(やや応用) : 42点
C問題(応用・発展): 0点